カテゴリ:職業としての日本語教師( 34 )

松田真希子先生

f0030155_12463274.jpg(8月5日午後・記)
一昨年の秋ごろだったか、アリス学園(金沢)の道上さんと話してて、北陸地区の日本語教師の勉強会をやってみないかという話になった。昨年2月、富山国際学院が幹事校になって「第1回北陸地区日本語学校日本語教師の集い」を開催。この7月30日(日)、射水市(いみずし)にある富山情報ビジネス専門学校を会場に第3回の集いが開催。第2回@アリス学園に続き松田真希子先生(金沢大学)を講師に午前中は講演・質疑応答。僕は昨年、おわら風の盆の後、石川県白山市での先生の講演を同僚の粕谷謙治さんと受講し、今回は先生とは3回目です。今回も先生におねだりして^^写真撮影+ブログ記事アップ、了解を得てます。
今回は事前に先生に質問もできて、僕も以下のような質問を提示しました。7月30日、北陸地区日本語学校3校からの参加者約30名の研修で、先生から質問へのご回答やアドバイスなどもいただけました。

松田真希子先生への質問(富山国際学院・奥村隆信)
企業の日本語研修も担当しており、ここでもベトナム人技能実習生が増えています。留学と技能実習とでは、自分の場合、「すぐ稼げる」後者を選ぶと思います。彼ら・彼女ら(技能実習生には女性はほとんどいないみたいですが)なりに、日本留学のメリットを考えて道を選んでいるのでしょうか。どちらを選ぶかは、学歴・職歴によるのでしょうか。他の要因はあるんでしょうか。EPAもベトナムでは人気があるのでしょうか。
私の知人に若いとき「ベ平連」でその後ベトナムのためにボランティア活動を熱心にしていた女性がいます。娘さんはベトナム人と結婚。でも今は彼女は「ベトナムに失望した」ということで活動をやめています。ドイモイ後、経済発展はよかったのでしょうが、ベトナムは某国と同じように拝金主義にまみれている、と彼女の弁です。ベトナムは今は社会主義の理想の国ではなくなったのでしょうか。
学習者は「一人ひとり」なのでしょうが、どうしてもベトナム語母語話者固有、特有、共通って考えてしまいます。そんな一つに、例えば彼ら・彼女らの「嘘―ジョーク」がどうも日本人と異なるような経験をしばしばします。誤解されるかもしれませんが、「平気で嘘をつく」って印象です。先生のご経験で、何かそういったご経験はおありでしょうか。ベトナム人学習者について理解しておいたほうがいいライフスタイル・価値観などは、あるでしょうか。
ベトナム人Good Learnersの共通の特徴として、楽天家タイプが多い、漢字(語彙)に強い、積極性がある、よく話す、目標を持っている、宿題をいやがらない、などがあるように思います。これらを反転させればBad Learnersでしょうか。Good Learnerになる(する)ための方法があればご教示ください。
本学院では卒業式の前日に学習発表会を行っています。各クラスが日本語を使ってパフォーマンス。今年3月、担当クラスでパワポを使い「ホーおじさん」をやりました。とてもよかったので、「ベトナム大使館へ送ろう」と学生に言ったところ断られました。政治的な心配をしたのかもしれません。日本人にとっても天皇とかはタブーな面、ありますもんね。ベトナム人にとって、共産党や政治や政府とかって、やはり触れにくい話題なのでしょうか。学生指導で、何か気をつけるべきところはあるでしょうか。
同僚に薦められて瀬古・藤澤「ベトナム人日本語学習者の特性」をネットで読みました。「なるほど」って箇所がいくつも。「教師への依存度が高く」「目標、計画を立てることの重要性は理解しているが、まだ行動には結びついていない」「アクティビティ中心の活動を好む」など(同論文より引用)。教師がコーディネーター役になるような授業が最近の流行のようですが、授業の進め方で何かおすすめの方法があればご教示ください。
「漢越語」はいわゆる非漢字圏学習者の中でベトナム人の有利なところだと思います。a)漢字導入時に「漢越語」のことはどの程度話しておけばいいでしょうか。漢字学習のモチベーションにしたい。b)英語ネイティブにとってカタカナ語がかえって理解しにくいってことがあります。「漢越語」もやり方次第では害になるような危険性はありますか。c)語彙の「ベトナムー日本語」の対応が難しすぎるのですが。わかりやすいルールはありませんか。
など

アップした写真、真ん中が松田真希子先生、その右は同僚の徳橋陽子さんです。僕が持っている本は松田先生のご本『ベトナム語母語話者のための日本語教育: ベトナム人の日本語学習における困難点改善のための提案

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by tiaokumura | 2017-07-30 12:46 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)

お花見、そして食事会、更に夜桜も

f0030155_1933332.jpg(4月9日午後・記)
アップした写真、左手前から時計回りで、Aさん(マレーシア)、Bさん(インドネシア)、Cさん(インドネシア)、僕(日本)、Dさん(インド)です。
この日、富山駅南口あいの風改札口で5時に待ち合わせ。4人、僕の到着前にもう既に来てたみたい。僕はこの3月まで富山県東部に日本語研修で通ってました。この4人はその時の受講生の面々。この日、僕の誘いで富山市内でのお花見に。富山駅から市電に乗り県庁前下車。松川べりをお花見散策。城址公園にも行って、屋台で焼き鳥購入も。高校時代の後輩のS君もこの日ここに。彼、県内で校長も務めたとか。すごい方。その後、富山CiCに寄る。富山市民国際交流協会(TCA)。日南田さんに4人を紹介。韓国の係員の方も同席。
TCAの後、サワディカフェに。ここ、僕は4回か5回目になるかなあ。
食べ物は
サテ5本盛り アボカド生春巻き 海老春雨サラダ 空芯菜と青菜炒め あみあみポテト ナシゴレン 鶏肉のフォー
飲み物は
イチゴラッシー ビンタン マンゴージュース タピオカのアイス苺ミルク パッソアオレンジ
僕はビンタン(BINTANG。インドネシアのビール。「星」)でした。

夕食の後、夜桜が見たいと言うことで、環水公園へ。富山駅南口から北口へ、さらに暫し歩く。公園、大勢の人で賑わってた、スタバ、超満員。桜の下で記念撮影。

この週の月曜日、富山県各地で入社式。北電・YKK・富山県庁など。4人も勤務先の入社式に参加。カルチャーショックもあったかも(笑)。富山国際学院の入学式は4月14日。未入国者もいるかも。

あすありと おもふこころの あだざくら よはにあらしの ふかぬものかは
帰宅時は雨だった。

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by tiaokumura | 2017-04-08 19:33 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)

謹賀新年@富山国際学院

f0030155_75750100.jpg

謹賀新年

新春を寿ぎ、皆様のご多幸とご発展をお祈り申し上げま

す。旧年中は格別のお引き立てにあずかり、誠にありが

とうございました。

 

2016年は、富山国際学院内部で6クラス、外部は

5企業・2高校・1組合など、内外合わせて100名

近い学習者に日本語教育が実施できました。

ここ3年ほどは学院スタッフの世代交代も進んでおり

ますが、学院の良き教育伝統を保持しつつ、新しい教

授法にも積極的に取り組んでいこうと思っております。

本年もよろしくご指導・ご鞭撻のほど、

お願い申し上げます。

2017年元旦

特定非営利活動法人 富山国際学院


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by tiaokumura | 2017-01-02 07:57 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)

第2回・北陸地区日本語学校日本語教師の集い

f0030155_15435928.jpg(12月4日午前・記)
北陸地区には、日本語教育振興協会加盟で3校、非加盟校で1校、日本語学校がある。いつだったか、金沢の日本語学校・アリス学園の道上さんと話してて、北陸地区の日本語学校の日本語教師が集まって勉強会をしようではないか、ということになった。今年2月、富山国際学院が幹事校になって1回目開催。北陸地区日本語学校日本語教師の集いの2回目が、アリス学園が幹事校になって11月26日(土)にアリス学園@金沢で開かれた。
当日のメニューは大きく2つ。
松田真希子先生「ベトナム人日本語学習者の言語特性上の学習課題」
ワークショップ「これからの日本語教師に求められる教師力」~インストラクショナルデザインの視点から~
松田真稀子先生(金沢大学)のレクチャーは僕はこれが2回目で、質問もたくさんできた。
アップップした写真、WSのメンバーと。右から南方さん、谷内田さん、喜多野さん、僕。バックはWSの成果物。グループ名の「樹心力」は主に僕が考えました(自慢~^^)。これ、「受信力」をひっかけてます。メンバーの「南方」さん、あなたも思ったでしょうが、そうなんです、南方熊楠の縁者。熊楠は分家で、彼は本家だとか(違ってたらごめんなさい)。この和歌山県の南方さん、なにか縁があってのアリス学園ご勤務でしょうね、きっと。
次回の集いは、富山情報ビジネス専門学校が幹事校になり、2017年7月下旬に開催予定。次回はLT会もいいかと思う。

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by tiaokumura | 2016-11-26 15:43 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)

富山国際学院で日本語教師をやってみませんか

(11月3日・追記
以下を含め、4か所で日本語教師@富山国際学院を募集していました。幸いなことに、5名応募されそのうち2名の方に富山国際学院で働いていただけることになりました。ありがたいことです。
今回、2016年11月3日をもってこの募集を終了します。ただし、下記条件に該当する方がいらっしゃったら、お会いしたく思っております。勤務の保証はできませんが、ご興味のある方は富山国際学院まで電話またはメールでお問合せください。
富山国際学院 学院長・奥村隆信


特定非営利活動法人・富山国際学院

1993年4月、北陸初の日本語学校として開校。定員60名の日本一小さい日本語学校。これまでに約40か国・地域出身の1200人に日本語教育。2016年度は、ベトナム・中国・ネパール・韓国・パキスタン・フィリピン・ベラルーシ・ドイツ・スウェーデン・カナダなど65名通学。他に学院外の4企業・1組合・2高校などで外部授業も実施。

所在地:
富山県庁近く。JR富山駅より徒歩約12分。
現在在職中の日本語教師

専任3名(学院長・副学院長・教務主任)、非常勤9名。20代~70代、女性10人・男性2人。非常勤の富山国際学院平均勤続年数は約8年。

学内使用教科書

『みんなの日本語』『大地』など


募集

日本語教師2名。週1コマ(45分×4。午前は9時~12時半、午後は1時~4時半)以上担当できる方。

条件

年齢・性別・学歴・国籍は不問。「日本語教育能力検定試験」合格、「日本語教師養成講座」修了、「大学学部」日本語教育主専攻のいずれかがあればベター。ない方でも日本語教育に熱意があれば採用可。

待遇

スターティングは45分=1600円(3か月間の試用期間中は1500円)。昇給あり。現在の非常勤講師の平均は45分=2000円。

交通費支給(車通勤の場合、距離1kmに付き20円)。教材教科書類は1割引きで購入可。各種研修参加費補助。担任手当あり。課外活動など授業以外出席時も手当支給。

(「103万円の壁」がある方はご相談ください)

採用まで

TELまたはメールでお問合せください(富山国際学院HPに電話番号・メールフォームがあります)。→試験(面接・模擬授業)→1週間以内に採否決定


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by tiaokumura | 2016-10-31 00:00 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)

LT会@オリセン

f0030155_12592435.jpg(10月29日午後・記)
東京は今年何回目になるかなあ、10月22日(土)・23日(日)と、9月の日光・東京以来の上京。前回は大奮発^^しての北陸新幹線利用じゃったけんど、今回はいつもの?夜行バス利用。10月21日(金)夜、出稼ぎ仕事(激爆)を午後9時前に終えて帰宅。自宅で入浴・夕食をあわただしく済ませ(車の運転があるので、晩酌はなし。とほほ)、富山国際学院へ車で出勤。学院でちょっとだけ仕事をして、学院から富山駅バスターミナルまで歩く。富山国際学院から富山駅までは約12分の歩きです。近いもんです。
富山駅前22:50発、東京行き・西武夜行バスに乗車。早朝池袋駅東口着。バスはこの後終点のバスタ新宿へ行く。地下鉄丸ノ内線で東京。さすが東京、街中や駅や地下鉄、けっこうな人の数。JR東京から東海道線に乗り茅ヶ崎へ。なぜ茅ヶ崎か。大学生時代以来の友人のA君に会うため。僕は末期癌だが、彼は10年程前に脳梗塞に。お互いに病気持ちの身、そんなに会えぬ。今回の上京を機に会いたいとA家にTELしたところ、A君は電話に出られぬようだったが、電話口に奥様で、奥様を通じて彼の返事「会おう」をもらった。
茅ヶ崎駅でA君ご夫妻がお出迎え。駅のスターバックスで午前8時ころまで約1時間、3人で歓談。御文章の「我や先、人や先」-どっちが先かも知れぬが、これが最後かもしれぬかと思うと、帰りに改札通って、ホームに降りる前に振り向き二人の僕を見送る姿に手を振ると、いささかウルウルに。じじい、ですね^^。
茅ヶ崎から品川、品川から代々木。ここで大失敗。今回の上京第1目的の「LT会」(日本語教師の勉強会)の会場への行き方、勘違いしてた。てっきりJR代々木から近いと思い込んでしまってて、JR代々木駅から歩いてしまった。ところが、とんでもなかった。歩く、歩く。ジジイの身にはけっこうな距離。対向するタクシーがあったので、手を振って停める。ありがたいことにUターンしてくれた。乗車、「オリンピックセンターへ」と頼んだ。午前9時半過ぎ、会場入り。ここでまた失敗があったが(恥)、それは省略。

10月22日(土)、第8回LT会@国立オリンピック記念青少年総合センター。LT会は僕は2回目の参加。今回は以下12組の発表。
① 「教えない」授業 -学び合いの実践報告-
② 課外活動の効果と改善点
③ 「見える」ことで「変わる」もの
④ 初中級レベルにおける速読トレーニング(の試み)
⑤  i+1 この考え方を応用して
⑥ ヒューマンライブラリーに行こう
⑦ I can → We can!
⑧ もう一歩、踏み込むことを目指して
⑨ 評価、どうしていますか?
⑩ 『クラスメイトと楽しく自発的に学ぶ漢字・語彙サロン』の実践経過報告
⑪ 美大進学クラスの取り組み
⑫ ベトナム学生募集から思うこと
前回は何回か質問もしたが、今回はおとなしく?拝聴のみ。隣に既知のYさん。開始前に「奥村先生ですね」と声をかけられ、どなたかと思ったらかつて富山国際学院で同僚のAさんだった。彼女、今は首都圏の日本語学校に勤務。あと、たまたま左のテーブルにいらした方が富山出身の方だった。
昼食、参宮橋近くの上海飯店でと思ったが、土曜日休みだった。近くの蕎麦屋でかけそば+ビール。
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by tiaokumura | 2016-10-22 12:59 | 職業としての日本語教師 | Comments(2)

LT会@高井戸に参加

f0030155_1303358.jpg(6月4日午前・記)
先月は17日(火)・28日(土)と、わずか10日間くらいの間に2回も上京した。しかもどちらも高速夜行バス利用。古希間近なジジイとは思えない^^行動力かも(嘘爆)。
5月28日(土)早朝、バスタ新宿着。山手線を1周半して時間をつぶす^^。早朝ながらさすがは東京、座席満員。車中、新聞読んだり本を読んだりした。多くの人がスマホいじってる。やっぱり。横須賀線・京浜東北線、ちょっと乗り間違えて、石川町には約束の8時にちょっと遅れて到着。この日の朝、沓水博厚さんと石川町・中華街口で8時に待ち合わせ。彼とは彼が金沢の日本語学校在職中に出会った。彼、今は、横浜にある日本語学校の要職。この日の朝食、彼と一緒に横浜中華街の「龍仙」でお粥+生ビール。ここ、中華街に2店あるみたい。今回は、1回目行ったのと違う店だった。
石川町から横浜、横浜から湘南なんとかって電車で渋谷。渋谷から高井戸。駅を出てちょっと迷ったが、この日のメイン、日本語教師勉強会会場の「高井戸区民センター」に入る。
5月GW明けだったか、富山国際学院同僚の粕谷さんから「管理職日本語教師の、相当深~いつぶやき。」ってブログ、教えてもらった。yoriって方のブログ。僕のブログと違って、そのブログは、アピール度の強い&なるほど感いっぱいなブログ。記事中に「LT会」を発見。会主宰者の及川信之先生(東京三立学院)にメールで参加希望を伝える。「LT」は「Lightning Talk」です。

2016年5月28日(土) 第7回LT会@高井戸区民センター 第1・2会議室
①生活指導者の気づき
②選択別クラスの学期単位での構成について~アニメ・マンガ研究クラスを事例として~
③私が社長です!-社員と学ぶ日本語―
④間違えると怖い、-(マイナス)のFB(フィードバック)
⑤レベルを超えてできること~はなそうDAY~
⑥日本語教師が流行歌に触れる時
⑦日本語教師であるということ-考え続ける教師であるために
⑧「一文読解」は読み解く力のトレーニング
⑨やる気をそっと後押し~継続的な振り返りの試み~
⑩読書の魅力を伝える読解授業
⑪1分間で話そう
⑫ソトに行こう!-あなたのヨコ糸を広げるためにー
⑬支援活動を授業にする~安全な生活を送るために~

13人・組の発表。「参加者名簿」には75名。所属を見ると首都圏以外は僕だけみたい。アウェー感もありますが(激爆)、図々しく3回も質問しました。②、授業中のスマホ扱いについて・著作権のこと。⑤、教師の立ち位置(コーディネーター・メンター)・フィードバックや評価。⑧、キーセンテンス・「評価」が入る文。
どの発表も熱い発表。僕もこのブログで自分の授業を公表してますが(カテゴリ「日本語教育」→「こんな授業・あんな授業」)、LT会、ずいぶん参考になる、授業実践の・遠慮ない発表でした。さっそく取り入れたいアイディア・スタンス、いくつもありました。

及川信之先生が作ってくださったLT会のHPはこちら
yoriさんのブログ「管理職日本語教師の、相当深~いつぶやき。」はこちら

第8回日本語教員LT会は10月22日(土)@国立オリンピック記念青少年総合センター。その頃の富山国際学院での勤務状況にもよるが、時間の都合がつけばぜひ参加したい。発表もできるといいんですけどね。
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by tiaokumura | 2016-05-28 13:00 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)

北陸地区日本語教師の集い

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(2月21日午後・記)
法務省告示校(語学留学ビザの申請が可能な機関、といったところか)が450くらいで、その内、一般財団法人日本語教育振興協会(「日振協」)に所属している「日本語学校」が350くらいといったところでしょうか、現状は。僕は正確な数は知らないのですが、かつてはほとんどの「日本語学校」が日振協に加盟していたのですが、昨今は日振協離れも進んでいる感じがします、僕なんかには。
北陸地区には「日本語学校」は4校。富山県3校、石川県1校。何年か前には福井県にもあったんですが、今はそこは募集停止中。北陸の日本語学校の日本語教師が集まってあれこれ話し合ったらという企画があって、僕の富山国際学院が幹事校になって、「第1回 北陸地区日本語学校日本語教師の集い」が昨日2月20日(土)、環日本海交流会館で行われました。学院で開ければよかったのですが、昨春移転してずいぶん狭くなって、集いが開けるスペースがない。
参加希望者は20名、インフルエンザなどで3人が当日不参加。当日のプログラムは幹事校のうちで、主に僕が考えました。第1回なんでけっこう悩んだ末、3つの柱を立てた。
非漢字圏出身者への漢字指導
ベトナム人留学生に対する進路指導と日本語教師としての在り方
北陸地区日本語学校日本語教師の明後日

それぞれは、僕のしゃしゃり出る幕でもないので、各担当者に任せました。
初めての試みなんでうまく行かなかったところもあったでしょうが、まずまずの成果は得られたのでは。「授業力」「教師力」って言いますが、個々の日本語教師のエンパワメントにはなったか。第2回の集いは金沢で夏ごろの予定。

アップした写真は懇親会会場のサワディカフェで。メンバーの所属先はアリス学園・富山情報ビジネス専門学校・富山国際学院です。
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by tiaokumura | 2016-02-20 18:38 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)

加藤重広先生:悩める日本語-正しい日本語は誰が決めるのか

f0030155_203141100.jpg(8月30日午後・記)
今では古希間近なジジイだが^^僕にも青春時代があった。「誰にも母がありました 誰にも母があります」ってサトウ・ハチローの名詩がありますが、青春も多くの人々にあるでしょうね。で、僕、1965年、東京オリンピックの翌年、青雲の志を抱いて大学進学で上京。大学卒業後は母校で国語教師って、思ってた。でも、田舎出の若者には大都会は誘惑が多すぎたのでしょうね。あれこれあって、友人の多くが卒業し社会人になる中で、8年であえなく除籍(激爆)。幸い、後にUターンしてそれなりに職を得たが、あのまま東京にいたら、どんな人生だったんでしょうね。
1994年3月、日本語学校・富山国際学院に非常勤講師として採用された。僕には「高卒」の学歴しかなかったのに、「日本語教育能力試験」ってのに合格してたのが、採用の一番の理由でしょうね。で、更にその後、当時の岸井みつよ学院長から、次の学院長をやってくれないかとのお話。引き受けることにしたが、「学歴」が心配に。学院長が高卒じゃマズいんじゃないかと思った。それが僕が約40年の年月を経て大学に行こうと思った要因の一つです。
前置きが長くなったが(汗)、僕、9年前に富山大学人文学部言語学コース3年次に編入学。大学選び、迷った。通信教育や地元の私立大学も考えたが、時間やお金の面で無理。富山大の入試は小論文・英語・面接だったか、なんとか合格できた。でも合格発表を見に行ったとき、ダメだったんでしょうね、掲示板の前の母娘の落ち込んだ様子に接して、自分なんかが合格してよかったんかいな、と罪悪感も。
大学生活2年間、師友に恵まれてなんとか卒業まで行けました。今はそうでもないでしょうが、あの頃は僕のようなシニアが正規の学生なんて、(とりわけ地方では)珍しかった。

加藤重広先生(北海道大学教授。言語学・日本語学。『その言い方が人を怒らせる』『日本人も悩む日本語』など)はかつて富山大学助教授。残念ながら僕が編入学する前に北海道大学に転任された。でも、ご転任後、富山大学で2回の集中講義や講演があり、僕は可能な限り、それらを受講した。当ブログにもそれらの様子を記事にしています。
今回は、東アジア研究プロジェクト・シリーズ1で
悩める日本語-正しい日本語は誰が決めるのか
8月25日(火)受講。リーフレットの要旨によれば
「正しい日本語」について社会の関心は高まっていますが、「正しい」という判定はだれが下すのでしょうか。意味や形が変われば、ことばの変化ではなく、誤用なのでしょうか。なぜ誤解や誤用につながる変化が生じるのか、について多角的に考えます。日本語の特性、日本語を使う人たちの傾向、日本語が用いられる共同体の状況など、新しい言語研究の成果を意識しながらお話します。
とのこと。レジュメは
「正しい日本語」という不安 世界知識とは? なぜ「正しさ」が必要? パトスをロゴスに偽装 まとめ
という構成でした。
アップした写真、講演終了後。加藤先生にはブログにアップ、ご了解を得ています。あとの2人は言語学コース同期、粕谷さん・高橋さんです。
写真撮ったあと、呉人惠教授に挨拶して、ショックも。加藤先生、今回、「集中講義」もあるとのこと。知らなかった~。事前に知ってたら、なんとか遣り繰りして受講したものを。とほほ
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by tiaokumura | 2015-08-25 20:31 | 職業としての日本語教師 | Comments(4)

最年少の教え子

f0030155_1440985.jpg富山国際学院の大切な行事の一つに「学習発表会」がある。これ、学院開校当時はなかった行事で(実は学院には「入学式」ってのもなくって、僕が何年か前から始めた^^)、あれは確かMさん(彼、今はASEANで日本語教師人生を送っているはず)あたりから「日本語学校なんだから、日本語を使ったパフォーマンス、各クラスで発表しあったらどうか」っていった提言があって始まったように記憶する。Mさんも僕も当時は非常勤講師。
15年ほど前の学習発表会のこと。今は学習発表会は、卒業生クラスが発表し1年生クラスは観客になっているが、あの当時は全クラスが出し物に取り組んだ。その年は僕はKさんとAクラス担当中で、ロシア民話「大きなかぶ」の劇化・演出を担当した。イヨネスコもかくや^^ってぇな台本(シュール?不条理?)を作り、韓国・ロシア・中国などの学生と準備。その時に、学院にはスウェーデン学生のヨルゲンさんが在籍中で、彼に白いシーツをまとわせ、「大きなかぶ」の役で友情出演(彼はA組じゃなかった)してもらった。僕は当時は非常勤講師だったので、ヨルゲンさんがなぜ富山国際学院の就学生(あの頃は、こういうビザだった。今は留学ビザ)だったのか不明だった。
Wikipediaで「スウェーデン」を見ると、「著名な出身者」として、スヴェーデンボリ、リンネ、ノーベル、ストリンドベリ、ヘディン、ハンマーショルド、グレタ・ガルボ、ベルイマン、バーグマン、ボルグ、ステンマルクなどが挙がっています、フジ子・ヘミングも。彼女、確か無国籍でしたが、父はスウェーデン人なのかも。最近ではロイヤル・ファミリーのエステル王女も話題に上ってますよね。

2015年の年が明けて間もなくだったか、スウェーデンから日本語メールが届いた。ヨルゲンさんの奥様からだった。ヨルゲンさん、日本人女性とご結婚だったんですね。で、ご夫妻のご長男の知明君日本語学習の相談メール。ご家族はこれまで何年間も夏休みを利用して来日・来富されている。そして、長男・次男は富山での居住地の小学校や幼稚園で受け入れてもらっていた。ところが今年、長男(7年生。日本風に言えば中学1年生でしょうね)、残念なことに富山市内の中学校で受け入れ先が見つからない。そこで富山国際学院で日本語が勉強できないかというご相談メールだった。
何回かメールのやりとりの後、知明君の日本語学習を富山国際学院で引き受けることにした。プライベートレッスンが1:55~3:35で3:45~4:30はE組に参加。僕は毎週火曜日のプライベートレッスンを担当することにした。教科書は、担当チーフのYさんと相談して、
国際交流基金・編著『まるごと 日本のことばと文化』
シリーズに。これ「りかい」と「かつどう」で構成されていて、CEFRのように日本語スタンダードに準拠している。これだったら、帰国後の日本語学習にリンクできると思った。「外国語としての日本語学習」、世界共通の習得基準、必要です。E組では
『みんなの日本語 初級1 第2版 漢字 英語版』
で漢字学習も。

アップした写真、昨日7月31日に教員室で。僕の指の先にはスウェ-デン。この地図にはこれまでの学院生の出身国・地域がマークされています。
奥村学習塾を主宰してた時は小学4年生から教えていたけど、日本語教師としてはこれまでは高校進学を目指した15歳くらいが教え子最年少だったかも。2002年9月生まれの知明君、僕の教え子最年少記録更新です。
知明君は21世紀人。スウェーデン語・英語・日本語など何か国語も使える地球人。1946年生まれ・日本語だけの自分、羨ましい限り。彼からマルメ(彼の住まいがある)や世界のこともいろいろ教えてもらった。

知明君、スウェーデンに帰国しても、日本語の勉強は続けてくださいね。
また会えるのを楽しみにしています。

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by tiaokumura | 2015-08-01 14:40 | 職業としての日本語教師 | Comments(0)