カテゴリ:美術( 157 )

『死ぬまでに見ておきたい日本の文化 春画傑作選』(宝島社)

f0030155_8373484.jpg(3月26日午前・記)
春画 傑作選
死ぬまでに見ておきたい日本の文化
2017年3月24日 第1刷発行
宝島社
980円+税

細川のお殿様・元総理大臣のおかげでしょうね、「春画展」、永青文庫であった。引き受け手がなかったそうです、同展。イギリスでできるんに、なんで本国ではあかんの、って、僕なんかは思いますが、タブーはタブーだったんでしょうね。永青文庫での春画展、もちろん行きました。その後、細見美術館(ここ、若冲のコレクションも)に巡回した折にも京都に行って観てきました。どちらの春画展もカップル・若い方々(ただし18歳未満は禁)も鑑賞。
本書、師宣・清長・春信・歌麿はもとより、鳥高斎栄昌、磯田湖龍斎など僕の知らない画家も。付属のDVDには名作約200点が収録。
春画の男根を見て、日本男児はこうだと思われると困る(激爆)。自分、ここんところご無沙汰ですが(大汗)、インポ・短小・包茎・早漏、の四冠王っす(大恥)。
宝島社、幻冬舎などと並んで、今一番の出版社でしょうね。ヤクザ関係のムック?も出しています。

[PR]
by tiaokumura | 2017-03-19 08:37 | 美術 | Comments(0)

2017年の美術展(後)

大エルミタージュ美術館展
3月18日~6月18日
森アーツセンターギャラリー(愛知県美術館、兵庫県立美術館に巡回)
大英自然史博物館展
3月18日~6月11日
国立科学博物館
ピカソとシャガール-愛と平和の賛歌-
3月18日~9月24日
ポーラ美術館
雪村-奇想の誕生-
3月28日~5月21日
東京藝術大学大学美術館
絵巻マニア列伝
3月29日~5月14日
サントリー美術館
池田理代子展
3月29日~4月10日
大阪高島屋(京都高島屋に巡回)
ゲゲゲの人生展
4月5日~19日
大丸ミュージアム梅田(大丸ミュージアム京都、大丸ミュージアム神戸に巡回)
池田学展
4月8日~7月9日
金沢21世紀美術館
ディズニー・アート展
4月8日~9月24日
日本科学未来館
快慶 日本人を魅了した仏のかたち
4月8日~6月4日
奈良国立博物館
海北友松
4月11日~5月21日
京都国立博物館
ブリューゲル「バベルの塔」展
4月18日~7月2日
東京都美術館
ジャコメッティ展
6月14日~9月4日
国立新美術館
レオナルド×ミケランジェロ展(仮称)
6月17日~9月24日
三菱一号館美術館
地獄絵ワンダーランド
7月15日~9月3日
三井記念美術館(龍谷大学龍谷ミュージアムに巡回)
源信 地獄・極楽への旅
7月15日~9月3日
奈良国立博物館
ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション
7月20日~10月9日
東京都美術館(神戸市立美術館に巡回)
生命と美の物語 LIFE-楽園を求めて
8月26日~
富山県美術館
萩尾望都 SF原画展
9月9日~11月5日
神戸ゆかりの美術館
ボストン美術館 浮世絵名品展 鈴木春信(仮称)
9月16日~10月23日
千葉市美術館(名古屋ボストン美術館に巡回)
生誕120年 東郷青児展
9月16日~11月12日
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
興福寺中堂金堂再建記念特別展 運慶
9月26日~11月26日
東京国立博物館
長沢芦雪展
10月6日~11月19日
愛知県美術館
北斎展
10月6日~11月19日
あべのハルカス美術館
カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち
10月17日~12月20日
パナソニック汐留ミュージアム
北斎とジャポニスム
10月21日~2018年1月28日
国立西洋美術館
ガラスの仮面展
12月1日~25日
美術館「えき」KYOTO

ぜひ観たいのは「ジャコメッティ展」です。でも、これだけのために上京するのはコスパ上でいかがなものなので^^、同展を機にいくつかの行動を予定。6月16日(金)、夜行バスで上京。朝は横浜で朝食、昼は中板橋「うおづや」で昼飲み?、夜は友人たちとどこぞでおいしいものを食べる(お酒ももちろん)。食べるのも楽しみですもんね、東京は。で、「ジャコメッティ展」の他に、「大エルミタージュ美術館展」「ブリューゲル「バベルの塔」展」「レオナルド×ミケランジェロ展(仮称)」が重なっている。「バベルの塔」は今年の目玉でしょうね。かなり混んでいそう。首都圏では他に、「マティスとルオー展-手紙が明かす二人の秘密-」「花森安治の仕事-デザインする手、編集者の眼」「ミュシャ展」「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」「生誕120年 東郷青児展」「カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」「北斎とジャポニスム」「運慶」あたり。いくつ観られるかなあ。
富山県立近代美術館が耐震性とかの問題でまもなく環水公園に移転、「富山県美術館」に改称。オープニングの「生命と美の物語 LIFE-楽園を求めて」、行くでしょうね。クリムト「黄金の騎士」(愛知県美術館蔵)が来るそうです。富山県内では水墨美術館・高志の国文学館も企画次第で行くでしょうね。
お隣石川県の21世紀美術館も行ってみたい。「池田学展」がいい。池田学は初めてです。
関西も1日、美術展巡りしたい。「クラナーハ展」「生誕300年 伊藤若冲展」「マティスとルオー展-手紙が明かす二人の秘密-」「海北友松」「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」「北斎展」あたりかなあ。うまい具合に1日3つくらいが重なる時を選びたい。いずこの土地もそうですが、当日の食事も楽しみ。9月に奈良2泊予定で、神社仏閣以外にいい展覧会があれば回りたい。秋篠寺の技芸天立像に約半世紀ぶりのご対面が一番の楽しみです、奈良旅行。
東海地区も何年か前から美術館にちらほら行っている。北陸新幹線ができて「しらさぎ」が金沢始発になって不便になった(以前は富山始発)。でも高速バスがあるので、名古屋行きは安いし便利です。「歌川広重 東海道五拾三次展」「大エルミタージュ美術館展」「ボストン美術館 浮世絵名品展 鈴木春信(仮称)」「長沢芦雪展」あたり、行ってみたい。こちらも一回1日しか日がとれないので、調整が難しい。名古屋出張が2回あるので、その辺でタイミングが合えばいいのですが。名古屋では「これはめっちゃおいしい」ってものにまだ出会ってないので、今年こそ出会いたい。「おいしいもの」にはもちろん出会ってます。

[PR]
by tiaokumura | 2017-01-08 10:35 | 美術 | Comments(0)

2017年の美術展(前)

無芸大食、これといった趣味もないジジイですが(恥)、美術展巡り、けっこう好きです。去年の若冲展の5時間待ちとかには参りましたが、今年もあちこち観に行きたいものです。以下の3誌紙などを参考に、2017年の美術展、ピックアップしてみました。たくさんあるので(と言っても僕が行けるのは多くて8つくらいでしょうが)2回に分けて掲載します。年の後半が少ないのは、まだ企画中段階があるからかも。3月(年度末)には新年度の企画展、もっと情報出てくるでしょうね。
参考誌紙
日経おとなのOFF 2017年絶対に見逃せない美術展(日経BP社 2016年12月6日発行 722円+税)
美術展ぴあ 2017年絶対!観るべき美術展&展覧会(ぴあ株式会社 2017年1月30日発行 880円+税)
朝日新聞 ASAHIイベント2017(2017年1月7日付)

生誕300年 伊藤若冲
~1月15日
京都国立博物館
北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション
~1月15日
すみだ北斎美術館
クラナーハ展
~1月15日
国立西洋美術館(国立国際美術館に巡回)
仙厓ワールド
~1月29日
永青文庫
世界遺産 ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画~
~2月19日
国立科学博物館
画と機 山本耀司 朝倉優佳
~3月12日
東京オペラシティアートギャラリー
シュルレアリスムとその展開
~4月9日
軽井沢ニューアートミュージアム
京都国立博物館生誕300年 伊藤若冲展 
後期~5月21日
相国寺承天閣美術館
片岡球子
1月4日~3月20日
北海道立近代美術館
「君の名は。」展
1月7日~2月19日
飛騨市美術館(松屋銀座に巡回)
岩佐又兵衛と源氏絵-〈古典〉への挑戦
1月8日~2月5日
出光美術館
DAVID BOWIE is
1月8日~4月9日
寺田倉庫G1ビル
マティスとルオー展-手紙が明かす二人の秘密-
1月14日~3月26日
パナソニック汐留ミュージアム(あべのハルカス美術館に巡回)
永青文庫 日本画の名品
1月14日~2月26日
名古屋市美術館
春日大社 千年の至宝
1月17日~3月12日
東京国立博物館
ピーターラビット展
2月11日~4月2日
グランフロント大阪 北館
花森安治の仕事-デザインする手、編集者の眼
2月11日~4月9日
世田谷美術館
草間彌生 わが永遠の魂
2月22日~5月22日
国立新美術館
これぞ暁斎! 世界が認めたその画力
2月23日~4月16日
Bunkamuraザ・ミュージアム
ミュシャ展
3月8日~6月5日
国立新美術館
歌川国芳 21世紀の絵画力
3月11日~5月7日
府中市美術館
興福寺特別公開2017
前期3月15日~6月18日 後期9月15日~11月19日
興福寺仮講堂
没後20年 星野道夫の旅 セレクション
3月15日~28日
パンジョホール
歌川広重 東海道五拾三次展
3月18日~5月14日
名古屋ボストン美術館
(続く)
[PR]
by tiaokumura | 2017-01-07 11:04 | 美術 | Comments(0)

大仙厓展

f0030155_15434334.jpg(10月30日午後・記)
10月23日(日)東京。今回お目当ての5つの展覧会の最後は大仙厓展。皆さんはどうでしょうか、僕が仙厓義梵(せんがい・ぎぼん1750-1837)を知ったのはごく近年です。

大仙厓展
東西の3大コレクションが一挙集結!
~11月13日
出光美術館

出光美術館は初めてじゃないはずですが、地下鉄で迷った。地下鉄降りてB出口を探せど、ない(汗)。Aばっか。ようやく「B3」、見っけ^^。
仙厓は臨済宗古月派になるようです。
本展、全6章+α。
第一章 仙厓略伝-作品でつづる生涯。『自戒』など。彼の自戒は「不尚豊侈 不問尊卑 不論座位 不談公事 不語人短」。
第二章 仙厓の画賛-道釈人物画で画風の変遷をたどる。
第三章 仙厓禅画の代表作、「指月布袋」「円相」「○△□」-禅の心、ここに集う。○△□は禅の修行過程を表すようです。「坐禅蛙画賛」には「坐禅して 人か佛に なるならハ」と。他に「釈迦尊図」など。
第四章 「厓画無法」の世界-この世の森羅万象を描く。「竹賛画」「蘭図賛」など。
第五章 筑前名所めぐり-友と訪ねた至福の旅をたどる。
第六章 愛しき人々に向けたメッセージ-仙厓の残した人生訓を味わう。「堪忍柳画賛」では「気に入らぬ風もあろうて柳かな」。「老人六歌仙画賛」では「皺がよる・・・頭はげる ひげ白くなる」「身に添うは・・・尿瓶孫の手」「聞きたがる 死にともながる 淋しがる 心は曲がる 欲深くなる」「くどくなる 気短くなる 愚痴になる」「またしても 同じ話に 子を褒める 達者自慢に 人は嫌がる」など。
仙厓遺愛の品々。
上記「3大コレクション」は出光美術館・福岡市美術館・九州大学文学部、です。出光佐三(いでみつ・さぞう1885-1981)は19歳の学生時代に仙厓を知ったそうです。出光美術館には約100件の仙厓コレクションあり。
仙厓の狂歌に
よかろうと思う家老は悪かろう もとの家老が やはりよかろう
うらめしや わがかくれ家は雪隠か 来る人ごとに 紙おいてゆく
後者は、売れっ子「画家」であることを嘆息している。
彼の辞世の言葉は「死にとうない」だそうです。こういうところも、仙厓人気の一因なんでしょうね。
[PR]
by tiaokumura | 2016-10-23 15:43 | 美術 | Comments(0)

禅 心をかたちに

f0030155_11482678.jpg(10月30日午後・記)
10月23日(日)、この日3つ目の展覧会。午前中で3つって無謀以外の何物でもないけんど^^。

禅 心をかたちに
The Art of ZEN From Mind to Form
本展では、臨済・黄檗両宗十五派の全面的な協力のもと、各本山や末寺、塔頭に伝わる高僧の肖像や墨蹟、仏像、絵画、工芸など多彩な名宝の数々を一堂に集め、我が国における禅僧たちの足跡や禅宗の教えが日本文化に対し果たしてきた役割を紹介します。禅の真髄に触れる貴重な機会となるでしょう。
東京国立博物館 平成館
~11月27日
(2016年4月・5月の京都国立博物館から巡回)

国宝が21点、重要文化財が104点(会場配布リストによる。数え間違ってたらご勘弁を^^)というすごい展覧会。圧倒される量。
アップした写真、会場外で。右は白隠慧鶴『達磨図』。展示は6期あって、観られなかった作品もあった。僕が行ったのは1期か。
第1章 禅宗の成立。蘭渓道隆『達磨図』、雪舟『慧可断臂図』(今期はなし)など。
第2章 臨済宗の導入と展開。建仁寺、東福寺、建長寺、円覚寺、南禅寺、法燈派、幻住派、大徳寺、妙心寺、国泰寺、天龍寺、永源寺、向嶽寺、相国寺、方広寺、佛通寺、一休宗純、萬福寺。
第3章 戦国武将と近世の高僧。白隠慧鶴『達磨図』はここ。「直指人心 見性成仏」。僊厓義梵『鶴亀図』もここ(今期なし)。
第4章 禅の仏たち。
第5章 禅文化の広がり。長谷川等伯『天授庵方丈障壁画のうち祖師図』「竹林猿喉図屏風』(今期なし)、河北友松『建仁寺本坊大方丈障壁画のうち竹林七賢図』、伊藤若冲『旧海宝寺障壁画のうち群鶏図』、狩野元信、雪舟『秋冬山水図』、狩野探幽『南禅寺小方丈障壁画のうち群虎図』など。「禅」のコンセプトで括ればこうなるんでしょうね。伝牧谿『龍虎図』2点(いずれも大徳寺蔵。内1点は今期なし)も。こういうの伝わってたんですね。
「一節切尺八(ひとよぎりしゃくはち)」の演奏、会場で聴けた(CDか)。一休宗純もかつて演奏者だったそうです。
[PR]
by tiaokumura | 2016-10-23 11:48 | 美術 | Comments(0)

デトロイト美術館展

f0030155_10524568.jpg(10月30日午前・記)
10月23日(日)@上野恩賜公園。この日、上野で3つの展覧会鑑賞。

デトロイト美術館展
大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち
モネ ルノワール ゴッホ セザンヌ マティス ピカソ
上野の森美術館
~1月21日

上野の森美術館って比較的新しい美術館でしょうね。僕の大学生時代にはなかったような気がするが。上述には名前があがってませんが、僕のお目当てはモディリアニです、本展。出展数が52(会場パンフによる)とコンパクトな展覧会。とは言え、かつての目利きが購入した名品も多いか。デトロイトって中学生の頃は自動車産業で名高かったような気がしますが、今はもちろん違うんでしょうね。一時、北海道の某市みたいな危機があったようですが、その後、切り抜けた?。
第1章 印象派。クールペ、ドガ、モネ、ルノワールなど。
第2章 ポスト印象派。セザンヌ、ゴーギャン『自画像』、ゴッホ、ルドン『心に浮かぶ蝶』など。モールス・ドニ『トゥールーズ速報』、時代を感じさせる。
第3章 20世紀のドイツ絵画。ナチスが「不健康」「退廃」とかで糾弾した作品群。カンディンスキー『白いフォルムのある習作』など。
第4章 20世紀のフランス絵画。マティス3点、ルオー『道化』、ピカソ6点。ピカソは1905~1960年の作品で変遷がたどれる。『肘掛け椅子の女』は富山県立近代美術館の似たタイトルの作品の後の作でしょうね。そしてモディリアニ(モディリアーニ)。『男の肖像』『女の肖像』『帽子をかぶった若い男性』の3点。
僕の行った日はダメでしたが、本展、月曜・火曜が撮影可能日。僕が2000年夏に行ったオルセー、ルーヴルが原則撮影可だったような記憶があるが、日本も美術館、撮影可能になりつつあるのでしょうか。あと、僕は美術館で鑑賞中にボールペンを使ってメモしてて、係員に鉛筆に強制的に変えさせられることが多いのですが、今回、何も注意されなかった。これも変わりつつあるのかも。
[PR]
by tiaokumura | 2016-10-23 10:52 | 美術 | Comments(0)

ゴッホとゴーギャン展

f0030155_10724100.jpg(10月30日午前・記)
今回の上京は、当初10月22日(土)だけで、その日にLT会(日本語教師の勉強会)参加、夜は岸井みつよさん(富山国際学院で僕の前任の学院長。今は東京住み)と食事会、の2つが予定だったが、事情があって1泊2日に。そうなると、空いた時間をどう過ごすかが思案のしどころ。幸い宿泊先は安くゲットできた(オリセンで)。で、ネットで展覧会・映画を調べたら、さすが東京ですね、展覧会5つ・映画1本、観たいのが出てきた。展覧会のうちの1つは前夜の六本木で。
10月23日(日)、山手線で東京→上野。日曜とあって大勢の人。この日ここで3つの展覧会と友人ブチュご夫妻と会食というスケジュール。

ゴッホとゴーギャン展
東京都美術館
~12月18日
(来年1月、愛知県美術館に巡回)

ゴッホとゴーギャンじゃ、ゴッホのほうが人気があるでしょうね。僕はもちろんゴッホも好きですが、ゴーギャンのほうが好きです。ちなみに苦手なのはルノワールとダリ。もう一つ「ちなみに」^^。日本じゃ「ゴッホ」ですが、これオランダ語読みか何かでしょうか。英語圏の人は「ゴウ」。「ヴァン ゴウ」って発音するみたい。これに引っ掛けて「番号(ばんごう)」って英語ジョーク作ったことあります。またまた「ちなみに」なんですが^^。今教えているクラス、ベトナム人がいて、ベトナムじゃ「ゴッホはどう発音するん?」って聞いたら「ゴウ」みたい。最初「ゴッホ」じゃ通じなかったので「耳を切った・・」ってジェスチャーで示したら、わかってくれた。
本展、全5章の構成。各章にゴッホあるいはゴーギャンの言葉も掲示。
第1章 近代絵画のパイオニア誕生。ゴーギャン『自画像』など。ミレー、コロン、ルソーも。ゴッホ「美の人生は30歳からようやく始まる。もっとも活動的な時期・・・」。
第2章 新しい絵画、新たな刺激と仲間との出会い。ゴッホ『パイプをくわえた自画像』『靴』『自画像』など。ゴッホ「この夏アニエールで風景を描いたとき 以前より豊かな色彩を見出した」「自画像30点近く ゴーギャンの手になるものはすべてやさしく 悲痛な、驚くべき性質を持っている」。
第3章 ポン=タヴェンのゴーギャン、アルルのファン・ゴッホ、そして共同生活へ。ゴッホ『グラスに行けた花咲くアーモンドの小枝』『レモンの籠と瓶』、ゴーギャン『ブドウの収穫、人間の悲惨』など。ゴッホ「まず、この地域は空気が澄んでいて、明るい色彩の効果のおかげで、日本のように美しき見えることを伝えたい」。ゴーギャン「そこにブルターニュ女性をの配した。実際にはないこと だがかまわない」。
第4章 共同生活後のファン・ゴッホとゴーギャン。ゴッホ『渓谷(レ・ペイレル)』など。ゴッホ「少量の絵具とカンヴァスが手元にあって えがく仕事ができれば このうえなく幸せだ」。ゴーギャン「われわれ哀れな芸術家はどうだろう? おいた我々はどこへ? 収穫はいつできるのだろう?」。
第5章 タヒチのゴーギャン。ゴーギャン『タヒチの3人』など。ゴーギャン「わたしの作品が人を驚かせ、当惑させるには、「意のままにならないわたしの中の野生」にほかならない だから、誰にも真似できないものなのです」。
こうして観てみると、ゴッホは数回も画風を変え、ゴーギャンはタヒチ以前とタヒチの2回、かなあと思う。ゴッホとゴーギャンの共同生活は1888年10月~12月。ゴッホは1890年死去。ゴーギャンは1901年に『肘掛け椅子のひまわり』を描いている。
[PR]
by tiaokumura | 2016-10-23 10:07 | 美術 | Comments(0)

鈴木其一 江戸琳派の旗手

f0030155_193977.jpg(10月29日午後・記)
今朝の新聞によると、辻惟雄さん、文化功労者に。今年は、文化勲章に船村徹、草間彌生、中野三敏、平岩弓枝、功労賞に小野喬、杉良太郎、小松和彦、津村節子と(敬称略)、知ってる方が多かった。
伊藤若冲、今や日本画家の人気ナンバーワンでしょうが、これ、辻の功績大でしょうね。20年ほど前、若冲を知ってる一般人ってほとんどおらんだでしょうね。この間NHK日曜日美術館を見ていたら、「若冲の次に、鈴木其一も来るかも」ってコメントも。どうなんでしょうね、其一ブーム、あるんでしょうかねぇ。
10月22日(土)。この夜は「六本木アートナイト2016」とかで、遅くまで美術館開館。糖朝でゆっくり夕食の後、鑑賞できた。鈴木其一(すずき・きいつ1796-1858)をこんなに観たのはもちろん初めてです。

鈴木其一 江戸琳派の旗手
サントリー美術館
~10月30日
(この後、姫路市立美術館・細見美術館に巡回)

期間中5期あって、展示替えも。僕は5期目の展示を観たことになる。
第1展示室。群鶴図屏風、夏秋渓流図屏風、風神雷神図襖、松に波濤図屏風など。
第2展示室。迦陵頻図絵馬など。
第3展示室。朝顔図屏風、四季花鳥図屏風、鶏に菊図、立雛図など。
『朝顔図屏風』(六双一曲。江戸時代後期。メトロポリタン美術館蔵)が一番人気でしょうか。これもそうですが、『群鶴図屏風』もデザイン性で時代を超えているのでしょうね。で、若冲に勝てるかと言うと・・・若冲の多様性(何を描かせてもすごい)には及ばないのかも。
酒井抱一との関係、画家として生きることの重さもちょっと思った。
[PR]
by tiaokumura | 2016-10-22 19:03 | 美術 | Comments(0)

藤城清治 光よろこびメルヘン展

f0030155_1212184.jpg

藤城清治

光よろこびメルヘン展

日本を代表する影絵作家、藤城清治氏(1924年東京生まれ)の独自の芸術世界を紹介する展覧会を開催します。この展覧会では、世界でも類を見ない影絵の手法によりファンタジーや童話の世界を描き出してきた藤城氏の作品を、影絵の劇場をイメージして工夫を凝らした展示構成により、物語性豊かにご紹介します。藤城氏は90歳を超えた今なお、ますます意欲的な創作活動を続けておられます。少女や動物、こびとなどがにぎやかに躍動する画面には、生きとし生けるものすべてへの愛があふれています。生きる喜びに彩られた光と影の総合芸術をご覧ください。

富山県立近代美術館

~11月13日

公式サイト こちら

9月25日()、開館間もなくの富山県立近代美術館に。けっこう混んでました。人気のある展覧会なんでしょうね、藤城清治(ふじしろ・せいじ1924-)。受付で聞いたら展覧会のリストがないとのお返事。僕は年に何回かあちこちの展覧会に行っていますが、富山県内以外はだいたい展示作品リスト(無料)がある。ここって県立だから税金使ってるはずなんで、こういうのがないのは学芸員(最近は「キュレーター」とか言うのかも。カタカナ職業名^^)の怠慢でしょうね。あるいは、作ってもそういうの利用する人、少ないから、無意味ってご判断か。入館料の1400円ってリスト不要な料金なんかなあ。

展覧会の構成、わかりにくい。藤城ワールドがそれだけ豊かだからでしょうが、編年体でもなさそうで・・・。迷路のような構成。たぶん、「戦争中の大学時代」「油絵から人形劇」「モノクロの影絵」「中央公論『西遊記」の影絵を連載』「モノクロからカラーへの影絵」「僕の分身 猫コーナー」「-ウイ・アー・ザ・ワールド物語-歌が世界を動かした!」「ぼくの初めての絵本 ぶどう酒びんのふしぎな旅」「プロジェクションマッピング」「宮沢賢治童話」「被災地を描く」などの展示構成コーナーみたい。水槽や鏡、アクリル板など「しかけ」の多い構成でもあります。

「富山を描く」もあり。「雨晴海岸からの立山連峰」「おわら風の盆」(石川さゆり「風の盆恋歌」の歌詞が添えられる)。どちらも2016年の作品。

「猪熊弦一郎先生 花森安治さん」で始まる献辞も。「花森さんからは 人生のよろこびと さびしさ そして、花森さんによって 影絵が生まれ 暮しの手帖に40年余り 連載し続けた」。「花森さんとの出会いがなければ、ぼくの影絵は生れなかったかも知れない」。蛇足ですが花森はNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」(10月1日放映終了)の「花山」のモデルです。
藤城は同級生が特攻隊員で散っている。親友・舟津一郎君、知覧特攻平和会館でその名を見出す。やがて作品「平和の世界へ」に藤城の思いが結実する。

「宮沢賢治賞」の賞状には栗原敦君の名もありました。


[PR]
by tiaokumura | 2016-09-25 12:12 | 美術 | Comments(0)

ポンピドゥ−・センター傑作展@東京都美術館

f0030155_1319714.jpg

(9月19日午前・記)

9月13日()東京。今回のお目当ての一つは美術展。これ、前日に行くも休みでこの日、1泊の山の上ホテルをチェックアウト後(荷物は5時ころまで置かせてもらった)、上野へ。

ポンピドゥー・センター傑作展

-ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで-

20世紀和の巨匠たち、ぞくぞく

20世紀に登場したさまざまな“イズム”など従来の枠組みにとらわれず、1年ごとに1作家の1作品を選びました。
展示室内でつながるアートのタイムラインは、フランス近現代美術のさまざまな局面を浮かび上がらせてゆきます。
東京都美術館

~9月22日

公式サイト こちら

ポンピドゥー美術館はもちろん知っていましたが、本展、「1906年から1977年までのタイムラインにそって、1年ごとに1作家の1作品を紹介」という、魅力ある展示(ただし「1945年」はない)。20世紀の美術家のほぼ全てを網羅かも。ユトリロやモディリアーニなどはなかったかも。写真・彫刻が多いのも特徴か。

1906年のデュフィからブラック、ヴラマンク、デュシャン、シャガール、マン・レイ、ル・コルビュジェ(世界遺産でまた話題になっていますが、本展では油彩カンヴァス作品「静物」1922年)ら。それから、藤田嗣治は「画家の肖像」(1928年)で、カミーユ・ボンボワ、ボナール、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ピカソ(「ミューズ」1935年)、カンディンスキー、ローランサン、マティス(アップした写真、パネル左にマティス「大きな赤い室内」1948年)、ビュフェなどと。そして一番観たかったアルベルト・ジャコメッテイ。1mくらいでしょうか、この後よりは大きい作品「ヴェネツィアの女Ⅴ」。1956年のブロンズ作品。本展では各作家の言葉も出ていて、ジャコメッティは

私は時に見えるとおりに一つの顔をかたちづくり、描き、ある時は、デッサンすることが自分には不可能だとよくわかっています。しかしそれこそが私の目指していることなのです。

です。

僕の生まれた年1946年はアンリ・ヴァランシの「ピンクの交響曲」(油彩・カンヴァス)でした。


[PR]
by tiaokumura | 2016-09-13 13:19 | 美術 | Comments(2)