Yes, Virginia, there is a Santa Claus.

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今ここで仮に欧米で出版された図書類を「洋書」と呼ぶなら、左の写真の
Norman Rockwell’s CHRISTMAS BOOK
は、僕が持っている洋書(辞書・画集も含む)の中で「宝物」の一つになるでしょうね。
Norman Rockwell(1894-1978)は妻がファンだった。何年間かはNorman Rockwellのカレンダーがわが家の定番だった。本書はかつて西武デパートが富山市総曲輪にあった時、そこの洋書フェアで買った。何年か前、塾が夜中雨漏り!してて(気がつかなかった)、この本にも水滴が落ち、ハードカヴァーの本のあちこちが反ってしまった。いつか機会があったら再購入したい(1977年、ABRAMS社刊)と思っていますが、きっと無理でしょう。
本書にはRockwellのイラスト120枚が、THE FIRST CHRISTMAS(NEW TESTMENT、W. Shakespeare、J. Miltonなど)、STORIES(O. Henry、C. Dickens、Sakiなど)、CAROLS(SILENT NIGHT、JOY TO THE WORLD!など)、POEMS(L. CarrollLなど)、CHIRISTMAS REMEMBERED(M. Twainなど)の5部構成の中に収められています。
学習塾をやっていた頃、この本の中からいくつかを教材にしました。中で最も塾生の食いつきがあったのが、
Yes, Virginia, there is a Santa Claus.
です。ご存知の方が多い話でしょうね。今から約110年前、アメリカ合衆国に住むヴァージニア(Virginia。当時8歳)がThe New York Sun紙に「サンタクロースって本当にいるんですか?Please tell me the truth; is there a Santa Claus?」と手紙を送った。(たぶん)困惑した新聞社上司に「お前、返事を書け」と命じられたのが、(たぶん)飲んだくれでうだつの上がらない編集長。で、彼、少女のために一生懸命返事を考えたのでしょうね。彼の書いた返事、これ以上ないっていう名文です。表現に過不足なく、少女の疑問に真正面から答えている。He(Santa Claus) exists as certainly as love and generosity and devotion existThe most real thing in the world are those that neither children nor men can see.って箇所は、単にキリスト教の枠を越えて、シュタイナーやサンテグジュペリや宮沢賢治や金子みすゞらに連なる「人間が信じるべき普遍真理」と言えるのではないでしょうか。私はクリスチャンじゃありませんが、クリスマスの季節になると、『Norman Rockwell’s CHRISTMAS BOOK』を開き、とりわけ「Yes, Virginia, there is a Santa Claus」(同書p.p.187-188)を何度も何度も読み返します。
著作権は切れていると思います(違ってたら削除します)。以下に編集長(Editor)の返事全文を掲げます。
世界不況が地上を暗く覆いつくしつつある2008年年末ですが、
皆様、よいクリスマスを!

Virginia, your little friends are wrong. They have been affected by the skepticism of skeptical age. They do not believe except they see. They think that nothing can be which is not comprehensible by their little minds. All minds, Virginia, whether they be men’s or children’s, are little. In this great universe of ours man is a mere insect, an ant, in hid Intellect, as compared with the boundless world about him, as measured by the intelligence capable of grasping the whole of truth and knowledge.
Yes, Virginia, there is a Santa Claus. He exists as certainly as love and generosity and devotion exist, and you know that they abound and give to your life its highest beauty and joy. Alas! how dreary would be the world if there were no Santa Claus! It would be as dreary as if there were no Virginias. There would be no childlike faith then, no poetry, no romance to make tolerable this existence. We should have no enjoyment, except in sense and slight. The eternal light with which childhood fills the world would be extinguished.
Not believe in Santa Claus! You might as well not believe in fairies! You might get your papa to hire men to watch in all the chimneys on Christmas Eve to catch Santa Claus, but even if they did not see Santa Claus coming down, what would that prove? Nobody see Santa Claus, but that is not sign that there is no Santa Claus. The most real thing in the world are those that neither children nor men can see.
No Santa Claus! Thank God, he lives, and he lives forever. A thousand years from now, Virginia, nay, ten times ten thousand years from now, he will continue to make glad the heart of childhood.
-The New York Sun, September 21, 1897
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by tiaokumura | 2008-12-22 18:24 | | Comments(6)
Commented by のぶ at 2008-12-23 08:12 x
 相変わらずお忙しい日々をお過ごしのようですね。留守電で何回か連絡をしていますが、来年の1月16日(金)にこちらへお出での節は、寺本先生と一緒に食事をしましょう。
Commented by 寺本益英 at 2008-12-24 00:53 x
 奥村先生、お元気でお過ごしですか。ずいぶん寒くなりましたね。関学は昨日で今年の授業が全部終わりましました。ほっとしました。来年1月16日、こちらへいらっしゃるのでしたら、野沢さんと3人で、是非お目にかかりたいと思います。楽しみにしています。
Commented by tiaokumura at 2008-12-24 20:10
のぶ様、たびたびご連絡いただきながら対応できず申し訳ありません。1月16日、ぜひ3人で食事しましょう。社会人クラスメートの方もご一緒でいそうならお会いしたいとも思っております。
前回は寺本先生にご馳走になっていますので、16日は二人でご馳走しましょう。慌しい日々を過ごしているので、当夜の話題の準備ができるかどうかわかりませんが、寺本先生にお聞きしたいこと、まとめておけたらと思っております。
出張は、大阪YMCA国際文化センターで10:30~16:30です。帰りは大阪発23:27きたぐににしようと思っています。
皆様、どうぞよいお年を!
Commented by tiaokumura at 2008-12-24 20:31
寺本先生、ご多忙中にもかかわらずコメントをいただきありがとうございます。
1月16日はよろしくお願いいたします。お会いできるのを楽しみにしております。またアホ^^な質問をするかと思いますが、いやがらんと(爆)教えてやってくださいませ。
16日の仕事は大阪YMCA国際文化センターというところ(地下鉄「肥後橋」下車)で16:30までです。5時半頃どこかで落ち合うのがいいのか、そのあたりは実弟に任せます。
私の何十倍もお忙しい先生ですが、どうぞ「睡眠」だけでもきちんとお取りになられますように。睡眠は「できる時に寝だめ」と思いがちですが、決して得策ではありません。今ご無理をなさいますと、50代以降に必ずやしっぺ返しが襲います(経験者曰くです^^)。体調を維持しコントロールできることも「教授」の義務だと思います。時には開き直って、切るべきところは切ってください。そのあたり、私が申し上げるまでもなく先生はおわかりでしょうが・・・。
生意気な言辞ご寛恕。
早いですが、どうぞ良いお年を!
Commented by のぶ at 2008-12-25 18:38 x
 コメントを見て独りで大いに喜んでいます。お会いできるのが大変楽しみです。
 予定は取り敢えず午後5時半に、JR大阪駅中央改札口前としておきましょう。
 来年は私達にとって良い年になる切っ掛けとなりそうですね。
Commented by tiaokumura at 2008-12-30 16:38
のぶ様、今日 本が届きました。どこで入手されたんですか。すごいですね。
それでお気遣いはとても嬉しいのですが、既に持っている1冊を大切に愛読しようと思っています。この本は、やがて英語を勉強するお孫さんに差し上げたらどうかと思います。そのほうが、この本にとっても幸せ。16日に持参します。
16日、とてもとても楽しみです。


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