今年もあと4週間弱になりましたねぇ。月日が経つのは実に早いもの。
2008年は、3月まで「日本語教師+塾教師+富山大学人文学部4年生」をやってて、4月からは人生初の「フルタイム日本語教師」をやるという、記念すべきイヤー(嘘爆)。で、年のせいか、毎日がどんどん過ぎていく感じ。いや、単にボクが「
ジジイ」になっただけかもしれない。ほら、よく言うでしょう、60代の1日と20代の1日とでは、年齢が3倍になった分だけ1日の密度が3分の1になる、とか。
そんな2008年、結局
ボランティアは2つで終わりそうです(恥)。ボクの数少ないボランティア活動の一つが5月10日の「
アジアの夢コンサート」。その時のことはこのブログにも投稿済み。ステージ係の「ぷちボラ」でバミリをしました。その時にも話題になってたのですが、
川渕映子さんたちの
ワシントンD.C.でのコンサート活動、12月3日の
北日本新聞に記事になっていました。
今川克代社会部記者の署名記事。今川さんは、あの時の川渕さんたちのお話に出てた方だと思う。
同記事から抜粋引用-
(略)
富山市のNGO「アジア子どもの夢」の代表、川渕映子さんら9人は米国・ワシントンで平和を願うコンサートを開き、ベトナムの障害児(ベトナム戦争時の枯葉剤の影響と見られる-奥村注)
への支援を募った。
(略)
コンサートは、イラク戦争を始めた米国で戦争、平和について考えてもらい、ベトナム支援の輪を広げようと1年半ほど前から準備。「ドリーム・プロジェクト」と名付けて賛同者を募り、米国のNGOの協力も得て、11月15日にワシントンの大学で開いた。
(略)
募金はベトナムの障害者に働く場を提供するミュージックレストラン兼マッサージハウスの建設資金と、米国で今後、継続的に募金を募るためのウェブサイトの立ち上げ費用に充てる。川渕さんらは「このコンサートを機に、米国でベトナムの障害者を支援する活動がさらに広がってほしい」と願いを込める。
記事中の写真、一番左が
川渕さん、その右が
谷中さん、さらに
WAYNOのメンバーと続きます。正面前列のお三方がどなたか私はよくわかりません(陳謝)。
私のように視野も活動も富山にとどまる者が申し上げるのもおこがましいのですが、こうして日本・ベトナム・アメリカと草の根(grass-roots)レベルでの連携が生まれた現場が新聞報道されるのは非常な喜び。
記事に若干の情報をプラス。
①記事中の「米国のNGO」になるのだと思うのですが、
Washington Peace Centerのサイトでは
Dream Bridge Project and Concert-November 15, 2008というイベント情報が掲載されています。近日中にその記事をこのブログに掲載しようと思っていますが、待ちきれない方は各自アクセスしてください。
②記事中に「
ベトナム人歌手」とあるのは
ハイチュウ(HaiTrieu)さんです。彼のブログは右にリンクしてある「
ハイチュウ 在日ベトナム人歌手 - 歌と出逢い」です。同ブログの11月23日・11月30日に、今回のコンサートのことが興味深い写真付きで出ています。
③
ハノイで通訳をしていただいた
ハォ(Hao)さんもベトナム戦争後の世代。このブログのご訪問者にもポスト・ベトナム戦争世代も何人かおられることと思います。
『広辞苑 第六版』の2533ページ最上段に「
ベトナム戦争」という追い込み項目があります。どうぞご参照を。その記述に一つだけ付け加えさせていただけるなら、ベトナム戦争中の日本では小田実・開高健(ご両人とも故人)らによる「
ベ平連」という市民活動がありました。