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鈴木忠志さん、ご挨拶@野外劇場・舞台

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(8月31日夜・記)
8月30日夜、『シラノ・ド・ベルジュラック』終演。花火の余韻の中、鈴木忠志さん(1939-。静岡県出身。早稲田大政経卒)のご挨拶。
今回鈴木さんのスピ-チは3回聴いた。各回5~10分か。1回目は『サド侯爵夫人(第2幕)』上演前に、三島のこと・西洋演劇のこと・新利賀山房のことなど。2回目は『シラノ~』上演前に、日本の西洋受容・日本人論・彼の演出ストラテジーなど。そして3回目が写真のスピーチ。
写真(ケータイカメラのせいか写りが悪いですが、実際はもっと明るかった)のスピーチで鈴木さんは、早稲田小劇場時代、利賀を拠点にした活動開始の頃、岩波ホール芸術監督・静岡県舞台芸術センター芸術総監督のこと、地方からの文化発信などを語られた。スピーチ中には、今は故人である勅使河原宏(1927-2001)、寺山修司(1935-83)、観世栄夫(1927-2007)、イサム・ノグチ(1904-88)らの名も。鈴木さんが今後の利賀での活動についての意思表示をされる度に、観客席からは掛け声・拍手。
『シラノ~』は、10月に中国である演劇祭のオープニングを飾るそうです。かの地で鈴木演出作品はどのような反響を呼ぶのでしょうか。興味深いところです。セリフ中の「ことば遊び」部分は理解されるの難しいでしょうね。

鈴木さんのご挨拶の後、舞台上で日本医師会会長(?)による鏡開き。劇団員が柄杓ですくった美酒を僕もほんの一口ですがいただきました。

僕の長年の夢であった「利賀」、今夏ようやく実現。「世界は日本だけではない 日本は東京だけではない この利賀村で世界を生きる」がSCOT Summer Season 2008のコンセプト。
来夏は、叶うことなら、『世界の果てからこんにちは』やスズキ・メソッド訓練風景が観たい。
そして、今回の鈴木さんの口からは一切出てこなかった名前なのだが、白石加代子(1941-)が観たい。「鈴木忠志+白石加代子」はもうこの世では観られないのだろうか。

10時半過ぎ、富山駅北口行きの加越能バスに乗り込む。12時半前、富山駅北口着。富山国際学院まで歩き、その後帰宅。
by tiaokumura | 2008-08-30 22:00 | 富山 | Comments(0)


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