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天竺温泉

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(8月31日午後・記)
旅慣れていないので、旅行では毎回必ず3つ以上失敗がある。今回の「利賀」ではいきなり大失敗。事前にネットで調べたところによると、八尾から利賀まで11時台・16時台にバスが各1本ずつある。で、8月30日、家を9時半頃出て、富山国際学院に車を置いてJR富山駅へ。高山線に乗り八尾10時半頃着。八尾駅の改札で駅員さんにバスのことを聞いたら、な・な~んと9時頃にバスは出てしまっていて次のバスは午後4時過ぎだというお返事。ネットでは11時台にあることになってたのに(泣)。調べ方が悪かったか(データ掲載が古いものだったみたい)。う~ん、学院生には「ネット情報、鵜呑みにしたらダメだよ」とかエラソーに言ってるのに、これじゃ「紺屋の白袴」ですね(恥)。
八尾駅前のタクシー乗り場。利賀までのタクシー料金を聞いたら「1万円くらい」とのこと。お財布の中身を調べると、なんとかあることはある。ハムレットみたいな心境2分^^くらいの後、清水の舞台から飛び降りるような気分でタクシーを頼む。ま、負け惜しみじゃありませんが、車中、運転手さんから「おわら風の盆」のことや八尾・利賀のことなどたくさん伺えたし、車から見る景色も堪能できたし、また利賀に着いてからもいいいことがいくつもあったので、タクシー代=授業料(僕には高すぎであることは間違いないけど)、ま、ペイできたか。

八尾→利賀、車で約30分。昼前に利賀芸術公園に着く。雨模様。時間が早すぎて、まだ観客っぽい人は数人。運がいいことに、鈴木忠志さんに会えた。
休憩室で地元のボランティアの方々とお話少々。僕の当初のつもりでは、この日早くに利賀入りし利賀の村を散策と思っていたのですが、僕の行こうと思ってた「瞑想の郷」などは、利賀芸術公演からでは徒歩で2時間くらいかかると言うことで断念。観光地図を見てたら、近くに温泉発見。利賀芸術公演から徒歩20分くらいとのことで、入浴しに行くことに。ボランティアスタッフの方が、入湯料600円が500円になる優待券をくださった。ラッキー♪

百瀬川を右に見て川沿いを歩く。やがて前方に「天竺温泉の郷」の看板、橋。橋を渡らず左に折れ坂道を登る。やがて右手に「天竺温泉」の建物いくつか視界に現れる。「天竺」ですもんね、すごい(爆)。かつては都人からは「天竺」だったんかもしれませんね、利賀は。
受付で利用方法など伺う。
写真には写ってませんが、右手に露天風呂があります。露天風呂から見る風景もすばらしい。借景ってことになるんでししょうね、山々木々。ボクは烏の行水男^^なんですが、屋内風呂と露天風呂と合わせて30分くらい入っていました。この間、僕以外に客は2人のみ。
風呂からあがって昼食。同施設内にレストランがある。ざるそば+岩魚塩焼き+生ビール
食後、休憩室(無料)で読売・日経。読売の辻井喬・堤清二回顧録「叙情と闘争」、先週に続き森有正。森がパリの教会でバッハのオルガン曲を演奏することなど。「僕にとって音楽は、ことにバッハの音楽は経験なんだ。その純粋さにおいて人生を定義する経験なんだ」、「一人ぐらいヨーロッパの思想を体で吸収した人間がいてもいいと思っています」と、森は堤に語る。

開演まで時間がまだたっぷりあるので、天竺温泉の休憩室で昼寝でもと思ったのだが、他の客のいびきがものすごい。たまりかねて^^3時頃に天竺温泉を後にする。
by tiaokumura | 2008-08-30 11:57 | 富山 | Comments(0)


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