藤本幸夫・富山大学名誉教授が、大韓民国政府から宝冠文化勲章を授与されました!

タイトルが長くなりましたが(汗)、さっき何気なく富山大学のHPにアクセスしたら、この記事が載ってました。記事から一部引用。

このたび、藤本幸夫 名誉教授が大韓民国の学術・文化に貢献したことが評価され、大韓民国政府から「宝冠文化勲章」を受賞しました。
授与式は、ハングルが作られたことを記念する祭日、ハングルの日(10月9日)にソウルの世界文化会館で行われ、韓国の韓悳洙総理から授与されました。


同記事の下には授賞式での藤本先生のお写真も載っていました。

藤本幸夫先生は、僕は直接授業を受ける機会を逸したのですが、昨年度(今年3月)あった「最終講義」が僕のような一般学生にも開放されていたので受講させていただきました。その際の記事はこのブログのここにあります。
先生は京都大学を1965年にご卒業→京大修士(言語学)→1973年京大博士修了だと思います。大阪大学助手、富山大学助教授を経て、富山大学人文学部人文学科教授。昨年退官され、現在は麗澤大学大学院言語教育研究科・教授。ご専門は、「朝鮮訓読の研究」「日本訓読と朝鮮訓読の比較研究」「朝鮮書誌学」
藤本先生のご研究で僕にとって興味深いのは、同じように「漢字」を受け入れながら日本と朝鮮はどこが同じでどこが異なったのか(特に字訓読み)、といったあたりで、先生の最終講義ではそのあたりを自分なりの取っ掛かりにして(それ以外・以上はボクなんかには無理ですもんね^^)拝聴しました。最終講義は小助川貞次先生の司会で始まりました。藤本先生がたんたんと関西弁で述べられる業績やお人柄について、僕のような素人も我を忘れて聞き惚れる内容でした。「彼の国の学者に負けないように努力し、彼の国の学者にも『なるほど』と思わせるような研究をしたい」といったご趣旨の弁、先生の語り口ととともに「学者の良心」を見るようで、強く深く印象に残りました。僕は後から2列目に座ってたのですが、僕の斜め後ろに藤本先生の奥様(確か染色家だったか)が和服姿でお座りになってました。夫の最終講義を妻が聞くーすばらしいですよね。
先生は、今はもう絶滅寸前の「名物教授」なんでしょうね。たまたま富山国際学院での同僚の柳川さんが藤本先生のお弟子さんで、藤本先生の「伝説」^^は柳川さんのブログにときどき紹介されています。

富山大学は、藤本先生の先任になるのでしょうか、梶井陟先生(かじい・のぼる。1927-1988)という、これまた素晴らしい先生がいらっしゃいました。僕自身は梶井先生のご高名を知るだけで、直接お目にかかる機会はありませんでした。梶井先生は、残念なことに1988年にご逝去。舘野アキラ『36人の日本人 韓国・朝鮮へのまなざし』(明石書店。2005年)には(僕はまだ買っていないのですが)、36人中の
吉田松陰・大井憲太郎・柏木義円・新渡戸稲造・山崎今朝弥・石橋湛山・石川啄木・石井漠・小熊秀雄・宇都宮徳馬・古山高麗雄・松井やより(敬称略)
といった、ボクでも知っているようなビッグネームの人々とともに梶井陟先生が紹介されています。(36人中には「反面教師」も入っています)
昨年度後学期に受講した和田とも美先生の授業は、崔承喜も採り上げられていて、とてもおもしろかった。藤本先生無きあと、和田先生にもがんばってもらいたいなぁと、僭越ながら思っております。

それにしてもNHK、「ハングル講座」なんて呼び方、逃げてるっちゃ言い過ぎなんでしょうけど、そろそろ「韓国語講座」なり「朝鮮語講座」なり「韓国朝鮮語講座」なりにしてもらいたい。
[PR]
by tiaokumura | 2007-10-17 20:52 | 僕は大学4年生 | Comments(2)
Commented by 心理学のでかいの at 2008-01-07 10:57 x
藤本先生は、僕が1年生の時に受けた朝鮮語Aの先生の一人でした。
縁があってか、先生の研究室の大掃除を手伝うことになり、その際いろいろな人生経験を教えてくださいました。
藤本先生は大きい先生だと思います。
韓流ブームのせいか、僕が朝鮮語を”ヨン様語”と言っていたことは秘密にしといてください。
Commented by tiaokumura at 2008-01-12 21:35
「心理学のでかいの」様^^、初コメ、サンクスっす。藤本先生、こないだの北日本新聞にも出てましたね。大掃除って、いやな先生のだと御免だけど(謎爆)、藤本先生のなら僕もしたかった。いい経験なさいましたね。
大学の掲示板で心理の「卒論発表会」(名称、ちがうかも)、見ました。ご準備しっかりね!
×××経験しないままそつぎょうしそうです(泣)。
リリヤさんの送別会しようと思ってます。時間があったら顔出しを。


<< 続・命名された親御さんのお気持... 命名された親御さんのお気持ちが... >>