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畑中純『1970年代記』

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畑中純
1970年代記
 「まんだら屋の良太」誕生まで

朝日新聞社
2007年4月30日・第1刷
1300円+税


たぶん朝日新聞の書評で知った本。
畑中純『まんだら屋の良太』は作者名・漫画名くらいしか知らなかったのだけど、この本の書評を読んで「『まんだら屋の良太』、読んでみたい」と思った。で、大学近くの本屋さん(1Fの陳列がちょっとユニークな本屋さん。コミックは2F)に行って聞いてみたが、なかった。どうやら絶版の模様。残念。
この本、自伝漫画ということになるのだろう。畑中純(1950-)は僕より学年で3コ下になる。ほぼ同時代を生きてきてるので、「そうそう、こんなことあったよなぁ」とか「あ、この映画、オレも観てる」「この歌はやってたころ、自分はこうだったなぁ」などと、まるで思い出起爆剤^^みたいにして、一晩で読んじゃいました(激爆)。随所に傍注がついてるので、あの当時のできごとについていちいち調べなくてもよいのも便利。
この本、2002年夏のつげ義春(1937-)との語らいから始まり、1970年代を順にたどる。何箇所かに彼が『ガロ』などに発表した作品が織り込まれ、巻末には『まんだら屋の良太』の1979年発表「聖職は性色?」編が収められている。
「あとがき」の最後に、このあと「1950年代記、60年代記、80年代記、90年代記と描き継いで」いくとの意思表明。50年代記・60年代記の2冊は買って読もうかと思っています。

ヒマもない身分じゃけんど、マンガ喫茶に通って『まんだら屋の良太』、既刊全冊読破しようかしらん(核爆)。
by tiaokumura | 2007-07-19 21:57 | | Comments(0)


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