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日本国憲法施行60周年
2005年だったと記憶するが、藤原智子監督『ベアテの贈り物 The Gift from Beate』が富山で上映されるという新聞記事を読んで見に行った。ベアテ・シロタ・ゴードン(Beate Sirota Gordon 1923~)さんについては、『ベアテの贈り物』製作の経緯も含めてウィキペディアに詳しい記述がありますので、ぜひご参照ください。
ベアテさんは、父レオの東京音楽学校(現在・東京芸術大学)ピアノ科教授就任に伴い5歳半で初来日。多感な少女時代を日本で過ごす。戦後再来日し、日本国憲法草案に携わり、彼女の志は第24条などに結実した。
改憲と言い創憲と言う。いずれにしても現行の憲法を変えようと言うことである。憲法「改正」の主な論拠は、「日本国憲法は占領軍の押し付けによる」「現行の憲法では日本の国際貢献は充分に立ち行かない」「現在の日本社会のひずみやゆがみは憲法の不十分さから来ている」のように思う。
祖父・父の遺志を継ぎ、安倍首相は憲法改正の突破口を開いた宰相として歴史に名を残そうとしているようだ。私のように憲法の恩恵を享受し「平和ボケ」人間は「守旧派」とでもいうことになるのだろうが、私は、日本国憲法に問題があるのではなく、「日本国憲法」の理念・理想が実現できていないことのほうに問題があるように思う。
おそらく10年以内に「新憲法」が誕生するのだろうが、戦後「私たち」が、どこの国も侵略せず、他国の何人(なんびと)たりとも殺(あや)めなかったことを、正当に評価し継承するものになるのだろうか。
by tiaokumura | 2007-05-03 21:56 | このブログのこと | Trackback | Comments(2)
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Commented by 哲ちゃん at 2007-05-07 14:38 x
3月下旬に,親しい編集者Oさんが亡くなった。満58歳。まだまだ若かった。さる出版社で80年代に実に独創的な高校数学教科書が創られたのだけれど,編集者のOさんの強い意志と粘りがあったからこそ,学習指導要領や文部省検定などという強力な(全くツマラナイ)手枷・足枷の中でも,あれだけの個性が発揮できたのだった。実物がもう出ていないので,話だけで申し訳ない。
ところで,そのOさんから,むかし,彼の高校時代の校長先生の話を聞いて感動したことがあります。——
その校長先生は,入学式でも卒業式でも,他のどんな式典でも,30秒間しかスピーチをされなかった。そして,卒業式では必ず「人生で迷うことがあったら,諸君,《日本国憲法》を読みなさい。卒業おめでとう」と結ばれたという。
5月3日にはいつも,このOさんの話を思い出す。
Commented by tiaokumura at 2007-05-08 21:29
哲ちゃん、コメント(久しぶり?)ありがとうございます。
Oさん、僕なんかまさに「馬齢」を重ねてるだけだなぁと反省。
校長先生のエピソード、確かに感動。ただ・・・・う~ん、僕が間違ってるんだろうけど、そのあまりの「短さ」が結果k的に「若者」たちに伝わってないってこともありそうな気がしますが・・・。つまり、その校長先生、僕たちのような世代までには「良い先生」と実感できるのだけど、逆にある程度の長さがないとそのありがたみが理解できない、って世代もありそうな気がするのです。間違ってるかもしれませんが。
日本語教育やってると、日本人同士なら言葉少なくてもツーカーなんだけど、学生にはそんなわけにはいかない、言葉を尽くして説明しなければ伝わらないーそんな経験よくするので上述のようにも思ったのかもしれません。
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