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僕が「資本主義経済のしくみ」を教えた^^日

センター試験1日目。共通1次でさえ経験のない世代なので、どんなものなのか正直あまりわからない。今年からリスニングテストが始まるそうで、例年以上に受験生も会場担当者も大変そうだ。翌日の朝刊に問題が出るので、英語や数学をちょっと覗いてみたりする。職業から行くと国語もやってみたほうがいいのだろうが、出典を見るだけ。なぜか?あんな超長文、僕には無理です。

大学進学を目指す学院生にとって「センター試験」のようなものが「日本留学試験」で、3年前から実施されている(年2回)。「日本語」はもちろん全員受けるが、「総合科目」という国立文系志望者向けの試験科目がある。高校の社会科みたいなもの。たまに必要に迫られて教えることがある。中で「資本主義経済のしくみ」を教えるのが難しい。いや、簡単なのかもしれないが、専門外の僕には難しい。
では、何をどう教えるか?「」と「市場価格」が「資本主義経済」の一番のキーワード(今風に言えば2大キャラ?)だと思う。この2つに絞りこんで教える。
「君が会社を作るとして、1000万円いるとするよね。10人の人から100万円ずつ集めても集められるけど、ちょっと大変だよね。でも、1万人から1000円ずつだと、ずっと簡単に集められる」などと説明。これで納得してくれれば簡単なものだが、いつぞやは資本金を「1億円」に設定して、説明途中でとっさに計算ができなかった自分。大恥
市場価格「ここに僕のハンカチがあるけどほしい人いる?いないよね。じゃぁ、これがキムタクのハンカチだったら?1万円出しても買うよね。僕のハンカチは100枚あってもゴミだけど、キムタクのハンカチは100枚で100万円。じゃぁ、キムタクのハンカチが1万枚あったら1億円になる?1万枚も売れないから1億円にはならないよね?」などと得意げに説明。需要・供給の関係わかってくれたかと思いきや、鋭い学生に切り返された、「キムタクファンは1万人以上いますよ」って。
教訓:生兵法は怪我のもと

寺本益英先生にいつかもっと上手な説明、教えてもらおうっと^^。
by tiaokumura | 2006-01-21 23:43 | 日本語教育 | Comments(0)


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