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ジャズる心(1)

小和田雅子さんキース・ジャレットが好きだと言うことを何かで知って、「へ~」と思ったり「こういう女性、皇室に入ったら苦労するだろうなぁ」などと思った。皇室がどのように国民に支持されるか・女性天皇が実現するかなど、ボクのようなワーキングプア^^には関係のないことだが、同じ人間として雅子さんが幸せであってほしいとは思う。「結婚せんほうが良かったのにぃ」と思うのは僕一人ではないんじゃないかなぁ。
で、1975年1月24日だったんですねぇ、キース・ジャレットケルン・コンサート朝日新聞の「今日のうんちく」って欄に先日載ってました。その記事によると、彼、前日は車による移動で24時間眠ってなかった。日本初の完全試合をやった藤本英雄(当時、巨人)も確かそんな状況下だったような気がする。神懸り、みたいなことって、そんな時に起こるもんなのかもしれない。トランス状態。「ケルン・コンサート」のテープは、確か研次(現在、下北沢「カフェ・カナン」店主)にもらった。毎年晩秋になるとなんとなく聴いているのだけど(演奏もケルンも、僕には「晩秋+玲瓏」のイメージ)、コンサート公演が1月下旬だったとは知らなかった(恥)。ま、それでどうってことはないんだけど。

10代の頃までにサッチモスウィングジャズは聞いてたのだろうけど、「ジャズ」はブチュとの出会いが大きかった。彼とはハイランドロッッヂ時代に出会った。帝京出身で、帝京は、その当時の僕には、赤羽線で某民族系学校との対立抗争^^のイメージが強かったのだけど(今は、とんねるずの出身校、野球・サッカー、ですよね)、ブチュは、そんな僕の帝京のイメージにはそぐわない男だった。酒もマージャンも僕より弱く(ってことはかなり弱いってことです^^)、僕もそうだが、人付き合いが苦手で生きるのが下手なタイプ。10歳ほど彼は年下になるかなぁ、一時期よく彼と遊び歩いた。彼には音楽・ファッション・ヒッピー・マンガなどについて教えてもらった。音楽では浅川マキ(石川県出身)・りりィ・中山らび・山崎ハコなど。ファッションではインド系、レイバン、JUN&ROPE、帽子など。ヒッピーでは国分寺の部族など。マンガは永島慎二・つげ義春・真崎守・ガロ系など。ブチュはジョン・レノンに似てた、今ではオッサンかもしれないが(爆)。ブチュは渋谷公園通りが似合い、僕は渋谷円山町が似合ってた(謎爆)。
今はジャズ喫茶ってどうなってるか知らないが、あの頃は新宿にビットインとかDIGとか有名な店があった。でも、ブチュとよく行ったのはそこではなく、西武池袋線沿線にあった「まりも」ってお店。(たぶん)30代の知的かつ美人ママがやってた。どこもそうだったと思うが名曲喫茶と同じでリクエストができて、たまたま知ったブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」をよくリクエストした。名前からもおわかりのように、彼女はフランス人。原題、COMME A LA RADIOです。フランスとジャズなんてミスマッチと思われるかもしれませんが、例えばヌーヴェル・バーグとジャズって相性いい。ゴダールのコラージュ技法や映画文法は、ジャズの即興性やセッションに通じるところがある。←って、ボクだけの妄説かも(自爆)。ま、それはともかく、ああいうジャズ喫茶でリクエストするには、他のお客さんの迷惑だった曲でしょうね。ダンモ(モダン・ジャズ)だクールだなんて場にはふさわしくない、ゼッタイ(核爆)。ジャズ喫茶って禅寺の修行の場みたいな雰囲気だった。今にして思うとアホっぽい気もしますが、ま、それなりにみんな「ピュア」だったんでしょうねぇ。「ラジオのように」のレコードジャケットのフォンテーヌがかぶってる帽子、似たのをブチュが持ってて、かっぱらったかもらったか忘れたのですが(爆)、今は僕所有です。こないだの上山田温泉旅行で、実に約30年ぶりにかぶって行きました。勢いで言語学実験室にもかぶって行ったら^^、魔法使いのおじいさん、とか言われたけど(自爆)。

今はもう「ジャズ」なんて昔の勢いないんだろうけど(でも、カールさんのお別れ会の居酒屋、ジャズが流れてた!)、単なるミーハーな僕のお気に入りを以下に少しご紹介。
ビリー・ホリディ[ヴォーカル] 代表作は「奇妙な果実」、白人による黒人のリンチが題材の曲。奇妙な果実=リンチで木につるされた黒人、です。彼女の自伝『奇妙な果実』、今は絶版かもしれませんが、油井正一(あの当時、油井正一・植草甚一・平岡正明など錚々たるジャズ評論家・論客がいた)の訳で晶文社から出てて、僕も持ってます。
チャーリー・パーカー[アルトサックス] 愛称「バード」。「モダンジャズの父」。ドラッグとアルコールの言わば破滅型天才。活動期間も比較的短く、音源も悪いことが多いみたいですが、必聴。
マイルス・デイヴィス[トランペット] 50年代以降のほとんどのジャズシーンに登場。ボブ・ディランが商業主義に堕したと非難されたことがあったように、マイルスも何度かの「変貌」がファン離れを呼んだこともあるが、結局彼は何をやっても「天才」だったんでしょうね、どの時期にも熱狂的なファンを獲得。彼がパーカーとの出会いでデビューしたと同様に、多くの才能を発掘・育成の功績も大。彼のバンドに参加した主なメンバーだけでも、コルトレーン、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、チック・コリア、キース・ジャレットなど。残念ながら日本人はなかったみたいだけど。映画『死刑台のエレベーター』(1957年。ルイ・マル監督。ジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ他)は彼の曲。
ジョン・コルトレーン[サックス] 僕のイメージでは、マイルスの動・コルトレーンの静。「至上の愛」は、ブチュにもらったか研次にもらったか忘れたが、なんだかバッハでも聴くような感じの曲。
ブリジット・フォンテーヌ[ヴォーカル] 今回調べてみたら、「ラジオのように」は1970年作。僕はこれしか知らなかったのだが、95年に「ふたたび、ラジオのように」を発表してたそうだ。
チック・コリア[ピアノ、キーボード] 彼の「リターン・トゥ・フォーエヴァー」はよく聴いた。僕の勘違いかもしれないが、僕の中ではクロスオーバーとかフユージョンとか言われ出した頃と重なる。そしてその後あまりジャズを聴かなくなった。彼は今でもときどき来日しコンサートをやってるみたい。
キース・ジャレット[ピアノなど] 雅子さんの例でもわかるように、ジャズだけでなく、多くのファンを持つ。彼自身もバッハやモーツアルトも演奏。

今週、試験8科目・演習発表1つ。ぜんぜん勉強がはかどらない(泣&恥)。

(注)この投稿は、ウィキペディアも参考にしました。
by tiaokumura | 2007-01-28 14:56 | 音楽 | Comments(7)
Commented by のぶ at 2007-01-29 08:21 x
 秋学期の定期試験は2科目だけで、先々週の15日から始まり18日に終わりました。単位は大丈夫でしょう?
 4月の新学期が始まるまで、時間に余裕ができました。
 それで、27日(土)に妻と一緒に東海ウォーキングを開始しました。京の三条大橋から滋賀の石山まで20キロ歩きました。
 昨日の日曜日には近畿同窓会の新年会に出席しました。
Commented by tomonaoyoshi3 at 2007-01-30 09:13
おはようございます・・・今日の長崎地方は3月上旬の気温まで上がるといっています・・・・もう1月も終ろうとしています・・・寒波は来ないかもしれません(大きな) ところで、私も小和田雅子は皇室に入ったのは「間違い」だったと思います。噂になっていた時の「マスコミ」とのやり取りを聞いているとそう思ったのですが・・・なにか「ちから」が加わったとしか・・・・。

私も「ジャズ」は好きです・・・しかし、曲名も歌手名もわかりません。
昔、先輩に連れられて行った店で「バーボン」を飲みながら聴いていました。
Commented at 2007-01-31 01:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tiaokumura at 2007-02-08 22:37
tomonaoyoshi3さま、コメありがとうございます。富山、今シーズン、まともな雪は12月28日、2月1日・2日の3回のみ。このまま春に突入なのかどうかわかりませんが、こんなに雪が降らないとかえって心配な気も。
僕もジャズよくわかりません。でも、それでいいんじゃないかと。「わかる」ってことと「好き」ってこととは無理にリンクしなくてもいいですよね。バーボン、僕もけっこう好きでした^^。
Commented by tiaokumura at 2007-02-08 22:41
ケンジさま、久々のコメ、サンクスです^^。「ヘアー」って確か「全裸」なやつですよね。日本でも公演あったような。「アクエリアス」かなんかヒット曲もあったような(=ウロ覚えで間違いかも)。
「コビア・ルアック」、???です。何のことですか?ミッチーが何か怪しげな宗教(?)にでも関わってる??
また最近の東京情報^^、よろしくお願いします。今年、1回くらいは東京行こうかなと思ってます。
Commented by カナン ケンジ at 2007-02-12 00:22 x
コピア・ルアックは映画「かもめ食堂」にでてくるおまじない!下北にも新しいアングラ的な劇場が2月からできました{楽園}といいます。渋谷にあったジャンジャンみたいな小屋です。柿おとしは、故中村伸朗の娘演出「ラスト・シーン」でした出演、川辺久三、三谷昇、その他、開演前店に永六輔が来たのでいっしょに見ました。よく店に来るけど本当はあまり好きな人ではありません!あと今スズナリでは前に唐さんの所に居た大久保鷹と言う人がガジラの芝居に出ています。今年の読売文学賞を取った野田秀樹の「ロープ」はそれなりにおもしろいと思いました。蜷川の「コレオレイナス」もよく出来ています。あまり唐沢は好きになれないけど!実花さんの「さくらん」カボスに出ないかな~!只今シアターコクーン上演中の松たかこ主演「ヒバリ」も好評です。今年は「ベニスの商人」も上演予定です。「出雲のお国」は新橋演舞場から京都南座で最終楽となります。ナナさんお疲れ様です。私事ですが本日次男が高校受験合格しました明後日長男が大学入試です何かと色々たいへんな春になりそうです。ではこの辺で・・・・!





Commented by tiaokumura at 2007-02-18 20:29
コビア・ルアック、わかりました。「かもめ食堂」、なかなかいい映画みたいですね。富山大学の廊下にもポスター貼ってありました。
あと東京情報、盛りだくさんサンクスです。上京の節には{楽園}行ってみたい。蜷川実花さんの「さくらん」、いいみたいですね。椎名林檎が音楽なんだよね。
息子さん、合格おめでとうございます!


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