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富山弁あれこれ(1)

地元紙の北日本新聞に「わが半生の記」って連載シリーズがあります。ローカル有名人って言うとご当人たちに失礼になりますが、県内各分野でご活躍されてる方がお一人10回(ん、もうちょっとかも)くらい「半生の記」を連載。これまででは広浜良子さん(市民ランナー)・小西謙造さん(「レストラン小西」のオーナーシェフ。彼、富山高校の同期生になります。雄峰高校の評議員ってのやった時もご一緒しました)たちが登場。惣万佳代子さん(「このゆびとーまれ」)・相本芳彦さん(地元TV・ラジオ局の人気アナ)・立川志の輔師などのが読みたいなぁと思っていますが、僕が人選してるわけじゃないので(自爆)、実現するかどうか不透明。
また、前置きが長くなってもうた(大汗)。

で、箕島良二さんが、今、連載中です。簑島さんは在野にあって富山弁研究の第一人者。早稲田大ご出身。富山国際学院の授業で「富山弁講座」ってのやったとき、簑島さんのご本にずいぶん助けられました。僕は、生まれも育ちも富山(途中、東京・八方などで暮らす)なんですが、ちゃんとしたネイティブって自信あんまりないんですねぇ(恥)。今回の簑島さんの連載、毎回楽しみに読んでます。そこでも紹介されてたんですが、「小さい『を』」「歌の1題目、2題目・・・」って、確かに僕も言います。前者は「わ行の『を』」を「あ行の『お』」と区別する時。文字で書けば明らかに区別できるんですが、会話なんかで言う時は「小さい『を』」って言えば通じる、富山だけかもしれないけど(核爆)。でも、これ、富山だけでもないような気がする。後者の「歌の・・・」は、歌謡曲なんかで「1番・2番・・・」って歌詞があるとき、富山では「1題目・2題目・・・」って言う。(お)題目[だいもく]じゃありませんよ(核爆)。他にも「校下」なんて言い方、富山では使います。僕の住むところは「豊田校下(豊田小学校の校区)。富山は教育熱心な土地柄で「城下(町)」に倣って「校下」って言うんだって説、聞いたことあるんだけど、どうなんでしょう。
「校下」も「1題目」も、このワード、変換になりません。
方言を使ったジョーク、全国各地にあるでしょうが、今回は富山弁にまつわるジョークをご紹介。こういうの、著作権とか、たぶん、ないですよね。僕、だれに聞いたか何で読んだか、覚えとらんし(汗)。あと、「オリジナル」、テキトーにアレンジしてます、僕、きっと。記憶力ぜんぜん自信ないし(汗)。

東京本社から富山支社長として単身赴任してきた(←ここ、このジョークの伏線になるので覚えておいてください^^)某氏。部下の秘書が日頃よくその業務に尽くしてくれてるので、「五万石」(富山でおいしいので有名なお店です)で食事をご馳走してあげることにした。某氏、別に「下心」なんてないんですよ、純粋に仕事の労をねぎらう気持ちだけです(←ここも、このジョークで大事なところその2です^^)。リズミカルに話を展開しないとジョークのおもしろさが失われるんですが、富山弁ネィティブじゃない方も、このブログには大勢いらっしゃるので、説明過多にしてます^^。おいしい食事を済ませて、さぁお勘定、と某氏、思った。すると、件の秘書嬢「支社長、だいて」と言うではないか! 支社長、目がテンになったことでしょうね(爆)。だって、「支社長、(今夜の食事のお礼に、私を)抱いて」って聞こえたでしょうから。でも「だいて」は富山弁で「だして」なんですね。彼女が言ったのは「支社長、(ここのお勘定)出して(ください)」だったんですね。「出す」は共通語では(日本語教育で言う)テ形は「だして」なんですが、なぜか富山弁では「だいて」とイ音便化(って言っていいのかなぁ)するんです。
その夜、支社長と秘書がどうなったか、私(わたくし)は知らない(核爆)。

このジョーク、いろいろアレンジできそうですね。あなたもヒマなときにでもお知り合いにご披露して、富山弁、流行らせてください。でも「セクハラ」にならんように、お気をつけください(激爆)。
他に「富山弁4文字言葉@新宿伊勢丹」ってのも有名(?)ですが、そちらはちょっとここでは憚られます(自爆)。

今、「方言ブーム」だとか。いいことですよね。「日本全国・ことばの平準化」なんて、つまんないですもんね。

これで20日近く、連続投稿しましたが、大学も本格的に始まったんで、投稿できない日もボツボツでてくるかと思います。それでもよろしかったら、また折りを見てご訪問ください。投稿更新になってない時は過去投稿をお読み下さい(照)。

今日も長くなりすぎてもうた(大汗)。
by tiaokumura | 2007-01-09 21:15 | 富山 | Comments(4)
Commented by 平名 at 2007-01-10 04:10 x
 関西から見ると富山はかなり危険な地区、、 大阪の同級生の叔母さんが入院してた事が遇って話してみると聞こえている。でも介護師さん看護師さんに訊くと難聴と云う。 如何してかなと本人に訊くと「意味が逆に採られる事が多いから」と云う。 「確かに西本願寺が東に在る地区だけど殆どの人は気にしていない処ですから、、」と答えておきました。 そのお婆さんもう亡くなったけど、、
Commented by tomonaoyoshi3 at 2007-01-10 09:13
遅れましたが、おめでとうございます。昨日から、仕事が始まりました・・・
今年も宜しくお願いします。
Commented by 橋本 at 2012-05-19 23:11 x
約10年ぶりに富山に遊びに来た、岡山の従兄弟の夫婦と食事に行った時に支払いの際に小銭が無かったので「こわせる?」と頼むと、従兄弟は意味も分かって(覚えて)いたのですぐ両替えしてくれましたが、嫁さんは目を丸くしていました・・。迂闊に「じゃあ、だいて」(出して)なんて言おうものなら赤面ものですかね・・・。
Commented by tiaokumura at 2012-05-24 08:29
橋本さま、ご訪問並びに初コメントありがとうございます。「だいて」って、確かに小噺にしやすい方言ネタですね。
この記事、ずいぶん古い記事ですが検索でヒットしたのでしょうか。拙いブログですが、またのご訪問をお待ちしております。


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