和田とも美訳『越えてくる者、迎えいれる者』 金子文子『何が私をこうさせたか』

f0030155_12363442.jpg和田とも美 訳
『脱北作家・韓国作家共同小説集 越えてくる者、迎えいれる者』

2017年12月8日 初版第1刷
アジアプレス出版部
1380円+税

金子文子
『獄中手記 何がわたしをこうさせたか』

2017年12月15日 第1刷
岩波書店(岩波文庫)
1200円+税

勤務先の富山国際学院に僕宛の郵便物。差出人は和田とも美先生。自分、59・60歳ころ富山大学の学生で、和田先生の授業も取った。郵便物には本、そしてお手紙。
富山大学人文学部朝鮮言語文化研究室の和田とも美です。・・・先生がブログでその「朝鮮学入門」に言及して下さったのをずっと前から存じていました・・・この度拙訳が刊行されたので、この機会に一部さしあげたく存じます。・・・
との内容。
作品、6作が脱北作家、7作が韓国作家。「・・・日本でもいずれどこかの地域からの難民を、一度に多量に受け入れる日が来ることも予想される。そのときどのような問題が起こり、受け入れ側に何ができるのか、この翻訳小説集がその心構えをするきっかけになれば幸いである」(「はじめに」)。巻末には「訳者解説」。

若い頃に、金子ふみ子『何が私をかうさせたか』で読んでいると思うが。今回、岩波文庫に。ふみ子→文子、私→わたし、かう→こう、か。手記中、
都会の繁栄は田舎と都会との交換で、都会がすっかり田舎をだましつつ取ったからであると。
には福島第一原子力発電所のことが想起される。
あるいは
日鮮雑居地で、かなり多くの鮮人とわずか四十家族ばかりの日人とが住んでいた。
鮮人、日人って言ってたのですね。
アップした写真、文庫の下は
別冊 経済評論 WINTER'72 伝記特集 日本のアウトサイダー」(日本評論社)
伊藤晴雨、菊池寛平、古田大次郎、南方熊楠、出口王仁三郎、山岸巳代蔵、天龍、淡谷のり子、谷川康太郎ら。p176に瀬戸内晴美『余白の春』から引用。

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by tiaokumura | 2017-12-29 12:36 | | Comments(0)


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