ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲 佐々木信綱

f0030155_15104354.jpg(9月17日午後・記)
9月12日(火)奈良2日目。観光バス利用、薬師寺。あいにく東塔は修復中とかで囲われていた。西塔の前で写真をとも思ったがアップした写真にした。堂内には薬師如来。写真の僕の後です。
フェノロサの「凍れる音楽」でしょうか、薬師寺を知ったのは。五木寛之『百寺巡礼』の「薬師寺」はサブタイトルに「時をスイングする二つの塔」。宮大工の西岡常一さん、薬師寺の再建にも関わられたのですね「樹齢千年以上のヒノキを使った木造建築なら、千年はもつ」(同書p79)。
和辻哲郎『古寺巡礼』には
わたくしたちは金堂と東院堂との間の草原に立って、双眼鏡でこの塔の相輪を見上げた。塔の高さと実によく釣り合ったこの相輪の頂上には、美しい水煙が、塔全体の調和をここに集めたかのように、かろやかに、しかも千鈞の重みをもって掛かっている。その水煙に透かし彫られている天人がまた言語に絶して美しい。
とある。
會津八一には
すゐえんの あまつをとめが ころもでの ひまにもすめる あきのそらかな
がある。
薬師寺には仏足石、仏足石歌も。

薬師寺の前に慈光禅院。ここ、全く知りませんでした。庭が有名。片桐石州。現在の表千家・裏千家・武者小路があるのは、彼のおかげだそうです。ここの庭は奈良の観光ポスターにも。茶室、本来の姿を残すか。二畳台目、三畳。平山郁夫の天井画。龍。手を打ったら鳴きました。案内者曰く、日光よりすごいそうです^^。

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by tiaokumura | 2017-09-12 15:10 | 美術 | Comments(0)


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