朝日新聞ならではの連載でしょうね。これ、2017年1月10日から2月18日までの30回。富山県民にとっては「魚津×徳島商」ですが、まあ、それはネームヴァリューの問題で^^全国区は「徳島商×魚津」でしょうか。僕は11歳でした、小学6年生だったでしょうか。前年9月10日の魚津大火の記憶もちょっとある。
この年の夏の甲子園は40回記念ということで、沖縄(当時はまだ米国統治下)を含む47都道府県代表が甲子園に集った。わが富山県は「富山県立魚津高等学校」。1回戦・浪華商(尾崎はもっと後か?)、2回戦・明治、3回戦・桐生と撃破。準々決勝が板東英二の徳島商業。魚津の投手は村椿輝雄。僕、準決勝はラジオで聞いてたのかなあ。開始時、「延長18回引き分け再試合」になるとは誰も思ってなかったでしょうね。
今日で30回の連載の半分終了。以下、ここまでをご紹介。回・見出し・主な登場人物(所属、打順・守備位置など)。
板東VS.村椿36個並んだ「0」 板東英二(徳島商 4番・投手) 村椿輝雄(魚津 3番・投手) 宮武英男(魚津 監督)
監督は満州の元実業団選手 宮武 宮武静枝(英男の妻)
エース自ら中継プレー 東金和雄(魚 2番・左) 村椿
高くなかった前評判 鶴見瑞夫(魚 控え) 須本(徳 監督)
大火の地元支援 強豪と一戦 田口兼三(桐生 主将) 稲川東一郎(桐生 監督)
速くて重い「打てる気せん」 東金 楠寿夫(徳 控え・マネジャー)
捕手の左手 腫れるほど 大宮秀吉(徳 6番・捕)
手元で変化する謎の球 板東 大宮
飛んでこないのも大変 大坂雅彦(徳 7番・遊) 富田美弘(徳 2番・右)
美声 得意は三橋美智也 富田 板東 仲間(徳) 檜皮谷壱保(徳 1番・中)
村椿「本調子ではなかった」 東金 村椿 檜皮谷
初戦は豪打・浪商を完封 村椿 浜田隆志(魚 部長)
リスムよくストライク量産 村椿 吉田義夫(魚 4番・一)
調子よくても負けることも 村椿 松本秋夫(滑川 投手) 木下健吉(魚 校長)
振る舞いも板東と対照的 村椿
第15回で
村椿は試合中、チェンジになってもすぐベンチへ引きあげない。マウンド上にボールが戻ってくるのを待って、ひざを折って丁寧にプレート脇にチョコンと置く。すばらしいマナーと称賛された。
「宮武監督の指導なんです。道具を大切にしろと、いつも言われていたから」。胸を張ってマウンドを降りる板東と、これまたコントラストを見せた。
と紹介。