(9月19日午前・記)
9月13日(火)東京。今回のお目当ての一つは美術展。これ、前日に行くも休みでこの日、1泊の山の上ホテルをチェックアウト後(荷物は5時ころまで置かせてもらった)、上野へ。
ポンピドゥー・センター傑作展
-ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで-
20世紀和の巨匠たち、ぞくぞく
20世紀に登場したさまざまな“イズム”など従来の枠組みにとらわれず、1年ごとに1作家の1作品を選びました。
展示室内でつながるアートのタイムラインは、フランス近現代美術のさまざまな局面を浮かび上がらせてゆきます。
東京都美術館
~9月22日
公式サイト こちら
ポンピドゥー美術館はもちろん知っていましたが、本展、「1906年から1977年までのタイムラインにそって、1年ごとに1作家の1作品を紹介」という、魅力ある展示(ただし「1945年」はない)。20世紀の美術家のほぼ全てを網羅かも。ユトリロやモディリアーニなどはなかったかも。写真・彫刻が多いのも特徴か。
1906年のデュフィからブラック、ヴラマンク、デュシャン、シャガール、マン・レイ、ル・コルビュジェ(世界遺産でまた話題になっていますが、本展では油彩カンヴァス作品「静物」1922年)ら。それから、藤田嗣治は「画家の肖像」(1928年)で、カミーユ・ボンボワ、ボナール、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ピカソ(「ミューズ」1935年)、カンディンスキー、ローランサン、マティス(アップした写真、パネル左にマティス「大きな赤い室内」1948年)、ビュフェなどと。そして一番観たかったアルベルト・ジャコメッテイ。1mくらいでしょうか、この後よりは大きい作品「ヴェネツィアの女Ⅴ」。1956年のブロンズ作品。本展では各作家の言葉も出ていて、ジャコメッティは
私は時に見えるとおりに一つの顔をかたちづくり、描き、ある時は、デッサンすることが自分には不可能だとよくわかっています。しかしそれこそが私の目指していることなのです。
です。
僕の生まれた年1946年はアンリ・ヴァランシの「ピンクの交響曲」(油彩・カンヴァス)でした。