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立東舎文庫

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戦後どのくらい「文庫」ってあったんでしょうね。アテネ文庫とか現代教養文庫とかもありましたが、僕が高校生の頃(50年!ほど前)は「岩波」「新潮」「角川」が文庫御三家だった(と思う)。岩波の☆一つが50円だったんかなあ。岩波は古典教養、新潮は西欧とりわけフランス関係、角川は源義の関係でしょうね日本古典、といったイメージでした、僕には。その後「講談社」「中公」「文春」「集英社」が文庫出版。親本の売りを文庫で図る、あるいは他社に文庫本化させたくない、っていったような思惑もあったんでしょうね、文庫本ブーム。
つい先日「立東舎文庫」ってのを知りました。幻冬舎もそうですが、なかなか興味深い文庫本出版社です。発売は神田神保町の「株式会社リットーミュージック」。

団鬼六
『SMに市民権を与えたのは私です』
オリジナル装画 宇野亞喜良
2016年1月20日 初版
立東舎文庫
800円+税

黒柳徹子 淀川長治
『徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義』

カバーデザイン&イラストレーション 和田誠
2016年1月20日 初版
立東舎文庫
800円+税

団の親本は『蛇の道は』(白夜書房)・『SMに市民権を与えたのは私です』(頸文社新書)・『蛇の道は』(幻冬舎アウトロー文庫)と変遷。
今朝の新聞に、立東舎文庫の宣伝あり。創刊第二弾として
荒俣宏・松岡正剛『月と幻想科学』
松岡正剛『稲垣足穂さん』
が紹介されています。第一弾は、上掲2冊の他に
松本隆『エッセイ集 微熱少年』
大谷由里子『吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」』
プロデユース・津田寛 撮影・脇田敏『なめんなよ 又吉のかっとびアルバム』
です。
by tiaokumura | 2016-02-21 13:46 | | Comments(2)
Commented by 哲ちゃん at 2016-02-23 12:40 x
やや地味だけど,国民文庫とか青木文庫というのも,我々の学生時代にはすでに出ていたね。
新書もいろいろとありました。
Commented by tiaokumura at 2016-03-06 15:13
哲ちゃん様、久々のコメント、」サンクスです。
そうですね、社会主義・共産主義の文献も出てたかも。鎌倉文庫は出版社名でしょうか。
そうですね、新書も前後して花盛り期になったんかも。
こないだ「別冊経済評論」の「日本のアウトサイダー」、出てきました。すごい内容&執筆者です。捨てるのがもったいない。


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