(8月29日午後・記)
アップした
写真、後ろの池に「
野外劇場」がある。利賀の他の劇場と同じく、
磯崎新設計。利賀でしか観られない『世界の果てからこんにちは』がここで上演される。今年初めて知ったのですが、この劇、略称『果てこん』なんですって。鈴木忠志もそう言っていた。「せかはて」「せかこん」だと語呂が合わないんでしょうね^^。
『世界のはてからこんにちは』@野外劇場
構成・演出:鈴木忠志
出演:
日本の老人:竹森陽一 娘・早香:中村早香 僧侶:上田大介 石川治雄 平垣温人 村上厚二 長田大史 紅白幕の女:佐藤ジョンソンあき 他 車椅子の男:加藤雅治 藤本康宏 イ・ウンヨン 張天 他 他
花火師:前田徹 高橋保男 他
鈴木:私の舞台は・・・二つのタイプがある。原作のテクストのストーリーが残されているものと、まったくストーリー性のない独立した場面の連続で構成されたものとである。前者の代表的な作品には、「リア王」や「エレクトラ」や「ディオニュソス」があり、後者の代表例が「世界の果てからこんにちは」や「劇的なるものをめぐって」あるいは「からたち日記由来」である。(鈴木のブログ August,05,2015「8月5日 夜の訪問者」より)
(奥村)「娘」の名は俳優に合わせるみたい。去年のほうがうまかったような気がするが。「車椅子の男」に韓国人1人、中国人3人。スズキ・メソッドでトレーニングしてるのでしょうが、車椅子の操作、大変だったでしょうね。雨が心配だったんですが、途中、一瞬だけ降って、あとは花火鑑賞たっぷりできた。終演後、鈴木の挨拶→内藤・国際交流基金、吉田・YKK会長、石井・富山県知事、田中・南砺市長の挨拶→鏡割り、と続く。僕も日本酒、少しいただいた。やや甘口。
この日の
夕食は、熊汁(熊肉、けっこう食べられた。これもジビエ?)+冷奴(利賀は豆腐も名産みたい)+缶ビール。
心配したテント泊、蚊もいなく、よく眠れた。夜遅くまで騒ぐ連中もおらんだ。朝起きたら(5時ころ)、虫が這っててちょっと困った。土地柄でしょうね、午前6時に音楽(初めて聞く曲。利賀にゆかりの曲か)がけっこうな音量で流れた。有線を使ったのかも。