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惣万佳代子さん、フローレンス・ナイチンゲール記章、受賞

当ブログは、ごく稀に自分の意見や主張を披歴することもあるが、まあ、それはほとんどなく、僕が出会った人(有名・無名を問わず)・もの(食や本など)・コト(イベント・できごとなど)のご紹介ブログである。
当ブログに登場する「人」は女性のほうが多そうな気がする。川渕映子さん・阪井由佳子さん・青木由香さん・原和子さん・堀江節子さん・村川いづみさんなど。惣万佳代子さんもそんなお一人、私が尊敬する女性のお一人である。当ブログで「惣万佳代子」で検索すると30件以上ヒットする。当ブログ「惣万佳代子」初出(たぶん)の記事から、以下、一部引用。

惣万佳代子さんのお名前を知ったのは、93年頃だったろうか。富山赤十字病院の看護婦だった惣万さんたちが「日赤ちゃいい病院ながやけど、病院で看護しとってもあかんちゃ、限界があるが。わしらが今立ち上げんならんが」(←これは僕の「創造」も入ってますが、惣万さんは富山弁のネイティブ^^)と考え、作られたのが「このゆびとーまれ」(前は「このゆびと~まれ」だったような気がする)。そこでは、赤ちゃんもお年よりも、障害があってもなくても,みんなが一緒に過ごす。今でこそ「富山型デイサービス」として全国区になっているが、フロンティアは惣万さん。大変なご苦労があったことだろう。そのうち社会の追い風。いや、時代が惣万さんにようやく追いついたと言うべきか、行政が動き出した。いや、これも、惣万さんが行政を動かしたと言うべきであろう。
00年だったか、ひょんなきっかけで「サンフォルテフェスティバル」(「男女共同参画社会」関連のイベント)のボランティア(実行委員)をやった。委員でシンポジウムを企画することになってその人選。今にして思うとずいぶん図々しいことだったと思うが、僕は自分好みの人選をやった。その当時自分が一番関心のある人を呼ぼうとしたのだ。僕(たち)が考えたメンバーは、惣万さんの他に、浅生幸子さん(現在・富山市議)、竹嶋身和子さん(韓国雑貨「チング」店主)、そして男性は地元の人気アナ相本さん。交渉成功。イチロー・松井・松坂・金本の揃い踏みのような豪華キャスティング! ただ時代に早すぎた人選だったかもしれない。駅前でチラシ配りもしたが、期待した数の聴衆には達しなかった(ごめんなさい、4人の方々!)。でも、4人が一室に集まっているのを見たときの感激、白熱したシンポジウムは、自分の人生で貴重な体験として残っている。4人の方々は今、当時以上に活発にご活躍されている。

以上、2006年2月2日「富山型デイサービス」より一部引用。
惣万佳代子さん(NPO法人「このゆびとーまれ」理事長)が第45回フローレンス・ナイチンゲール記章を受賞。正式には後日、美智子皇后から授与されるようです。
WikipediaによるとFlorence Nightingale Medalは、「赤十字国際委員会が看護に功労のあった看護師及び応急手当てにおいて著しい貢献をした篤志看護補助師など」が対象だそうで、日本人は1920年の萩原タケから2013年の久常節子・金愛子まで107人が受賞。

富山県女性で既に「全国区」な惣万さんですが、今回の受賞でworld-wideかも^^。彼女、KNBTVの番組でおっしゃっているように「(富山型デイサービス)って、例えば東南アジアとかアジアの文化なんですよ、だからもしかしたらこの方式が外国に行く可能性もある」。「TOYAMA」が「地域密着、小規模、多機能」施設を表す国際語になる日が来るかも。
なお、「このゆびとーまれ」は富山県のNPO法人第1号です。第2号は確か「にぎやか」(阪井由佳子理事長)です。うち(富山国際学院)は80番目くらいかなあ。富山県内のNPO法人は現在400くらいでしょうか。「富山型デイサービス」が多い。
「このゆびとーまれ」では、何年か前に、富山国際学院の当時僕が担任をしていたクラスの学生数名のボランティアをさせていただいたこともある。
by tiaokumura | 2015-05-16 11:49 | 富山 | Comments(0)


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