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鳥獣戯画

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(10月26日午後・記)
確か昨年初夏に京都へ行ってるので(太秦村・化野念仏寺など)、1年4か月ぶりになろうか、京都は。京都行きの前の晩は夜の外部授業があって帰宅が9時近く。バナバタと旅行準備して、早起きに自信がなかったのでコタツ(ちとお恥ずかしいが、もうコタツ、使ってます、自分^^)で窮屈な姿勢でうたたね。5時頃目覚め、旅行鞄つめこみなど。コーヒー1杯。
5:15頃家を出て、富山国際学院に車。富山駅北口まで歩く。鞄が重い。北口で切符購入。友人の山澤修一君の勧めで先ごろ「ジパング倶楽部」ってのに加入。JRが安く利用できる。今回は京都往復、10420円也。バス利用でもこのくらいはするんじゃないかなあ。
6:12富山発サンダーバード。車中、軽い朝食&新聞3紙、朝日・讀賣・日経。その後持参した本を読む。今回の旅のお供は2冊。
ドナルド・キーン 河路由佳『わたしの日本語修行』(白水社)
浜矩子『地球経済のまわり方』(ちくまプリマー新書)
『わたしの~』は日本語教師としても興味深く読める本。『地球経済~』はTV番組「久米書店」(檀蜜が出てる)で知りました。京都9:11着。バスターミナルへ急ぐ。D1の100。さすが京都、しかも土曜日、観光客がたくさん。外国人も多い。バスに乗って2つ目で下車。博物館、既に列がすごい。入場まで40分待ち、鳥獣戯画まで100分の表示。こういうのって、しょっちゅうでもないですが、展覧会によってときどき遭遇する。最近では「受胎告知」「風神雷神」がそうだったか。寺本益英先生・実弟と合流。

特別展覧会 修理完成記念
国宝 鳥獣戯画と高山寺
京都国立博物館 明治古都館
~11月24日(前期は~11月3日 後期は11月5日~24日)
公式サイト:こちら

展示構成は「高山寺の開創-華厳興隆の道場-」「明恵上人-人と思想-」「高山寺の典籍-写本・版本の収蔵-」「鳥獣人物戯画-楽しさあふれる絵巻」。明恵上人関係がすごい。「明恵上人像(樹上坐禅像)」(前期のみ)「明恵上人書状」「大唐天竺里程書」「夢記」「大法炬陀羅尼経要文集」など。あの時代「、鎌倉新仏教」のほうにばかり関心が行きますが、明恵上人ってもっともっと(宗教史上も思想史上も)注目すべき日本人なんでしょうね。平安時代の辞書になるんでしょうね、「篆隷万象名義」(高山寺蔵)ってのも出てました。
お目当ての「鳥獣人物戯画」は、根気よく順番を待って^^鑑賞。前期は「甲巻 前半部分」「乙巻 前半部分」「丙巻 前半部分」「丁巻 前半部分」「断簡」(これは東京国立博物館蔵)だそうです。「甲」「乙」がやはりいいですね。

アップした写真、行列してた時に撮った。庭に鳥獣戯画の一部が立体化して置いてある。
展覧会図録(2600円)は「鳥獣人物戯画」の豆本付きです。これ、日本語授業でも使えるかも。
by tiaokumura | 2014-10-25 09:42 | 美術 | Comments(0)


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