NPO関係のイベントでお知り合いになった
向井嘉之さん(ジャーナリスト)から先月2回、お手紙をいただいた。向井さんは「
イタイイタイ病を語り継ぐ会」を設立、その代表でもある。
向井さんからご案内いただいた2件について、以下に情報展開。
畑明郎(滋賀環境問題研究所所長)
向井嘉之(ジャーナリスト)
『イタイイタイ病とフクシマ』これまでの100年 これからの100年
福島第1原発事故はあらためて指摘するまでもないが、この国における最大の公害である。イタイイタイ病をはじめとする四大公害と福島原発事故の相似形は、いのちより経済が、そして人々の息づかいが聞こえる地域より国が優先される時代であってはならないと主張する。本書の出発点はそこにある。
イタイイタイ病は終わっていない。そしてフクシマは始まったばかりだ。これまでの100年とこれからの100年を考えるキーワードは「人間の尊厳」である。
半世紀にわたって、イタイイタイ病を見つめてきた科学者とジャーナリストが今、フクシマへ直言する。
(本書刊行リーフレットより引用)
1800円+税
梧桐書院
イタイイタイ病を語り継ぐ会 設立記念シンポジウム
『イタイイタイ病 これから語り継ぐこと』
2013年12月、イタイイタイ病は歴史的な節目を迎えました。被害者住民団体と原因企業が「全面解決」の合意書に調印しましたが、イタイイタイ病は終わったわけではありません。
イタイイタイ病100年の歴史とはなんだったのか、これからイタイイタイ病の何を伝えていくべきなのか、37年間、イタイイタイ病住民運動の先頭に立って闘い続けた小松義久氏の次女・小松雅子さんは父の背に何を見てきたのか、イタイイタイ病のこれからを語り合いたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしております。
(シンポジウム案内リーフレットより引用)
日時:2014年8月30日(土)14:00~16:00
会場:富山県教育文化会館
主催:イタイイタイ病を語り継ぐ会
記念講演:
小松雅子(富山県立イタイイタイ病資料館語り部)「父・小松義久を語る」
パネルディスカッション:
パネラー 小松雅子 青島惠子(荻野病院院長) 雨宮洋美(富山大学経済学部准教授)
コーディネーター 向井嘉之
8月24日(日)の朝日新聞「読書」欄に、
宮本憲一『戦後日本公害史論』(岩波書店)の書評(諸冨徹)、出てましたね。