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梅嵜雅人さん:身近で不思議なタンパク質@サイエンスカフェとやま第11回

梅嵜雅人さん:身近で不思議なタンパク質@サイエンスカフェとやま第11回_f0030155_18541941.jpg中学時代の理科は宮元先生だった。宮元先生は中学2年時の担任でもあった。高校では生物は中村先生、化学は石上先生だった。地学もとったのかなぁ、N先生か。僕は文系だったので物理は学んでいない(今でも残念)。大学入試では理科は1科目選択だったので生物あたりを取ったのかもしれない。
学習塾をやっていたので中学理科はある程度わかるが、客観的に見て「理科」(科学)はちょー苦手^^でしょうね。それが、いつだったか「サイエンスカフェ」なるものがあるのを知り、富山県内で経験できるってことで参加し、今ではかなりハマっています(照)。中学・高校とすばらしい先生に理科を学んだのだろうけれど、わからんままに馬齢を重ねてきた自分の、せめてもの理科開眼トライアルなんかも、サイエンスカフェって。

4月20日(日)、昼食は末弘軒本店でワンタンメン(小)+生ビール(小)。ドンクでバゲット、チーズ王国でゴーダチーズ、購入。紀伊國屋書店。「吉本隆明全集」第1回配本、初めて手にしました。紀伊國屋書店にはスツールが置いてあって、少し後ろめたい気分^^ではあったのですが、そこに腰掛け、「吉本隆明全集」、しばし(ってもかなり長時間)、読み耽りました。「時のなかの死」(同巻所収)にありました。
紫陽花のはなのひとつら手にとりて 越の立山われゆかんとす
手をとりてつげたきこともありにしを 山河も人もわかれてきにけり
他に、「小論文」「数学Ⅰ+A」などの参考書を物色。

3時から紀伊國屋書店BINGATAYAでサイエンスカフェとやま第11回。僕のサイエンスカフェ初体験はここだったかも。
梅嵜雅人さん:身近で不思議なタンパク質
ヒトのカラダで、水分の次に割合が多いのはタンパク質です(20%ほど)。タンパク質は遺伝子の情報をもとに作られ、筋肉や酵素などとして様々な働きをしています。また、私たちは昔からタンパク質の性質を利用して生活してきました。たとえば、パン酵母の発酵は酵素が主役です。たった20種類のアミノ酸が連なったタンパク質の持つ不思議な働きと、その可能性について一緒に考えてみましょう。
当日は、タンパク質の3Dで表示する装置も展示します。

梅嵜雅人さん(PC上では「梅崎」になっていた)は富山大学和漢研の民族薬物資料館でデータベース構築などにも携わっていらっしゃるそうです。
お話は「タンパク質とは」に始まる。メタファーでいくと、ゲノム(DNA)は設計図、RNAは情報伝達、タンパク質は活性発現になるようです。言語学で「分節」って言いますが、アミノ酸からタンパク質って分節みたいなもんなんでしょうね。
最近「3Dプリンター」ってよく聞きますが、今回、3Dプリンターで作った「ヘモグロビン」「光合成」「ロドブシン」も回覧されました。
「シャペロン」ってひも状のものがタンパク質をつなぐという話題。
タンパク質の合成で、いつぞや人間の体ってある期間で入れ替わるってなことを読んだので質問したら「7年で入れ替わる」とのお答えでした。
話題は、今日のメインでしょうね、「動く!タンパク質」に。文部科学省の製作による「動く!タンパク質」って図表、今回プレゼントされました。「科学技術週間」に合わせて発行された「一家に1枚」ってスグレものです。「動く!タンパク質」とは「歩く!」「回る!」「ひっぱる!」「合体する!」です。
後半は「タンパク質の歴史」「身近なタンパク質」(発酵など)「不思議なタンパク質」(狂牛病など)「タンパク質の可能性」(抗体医薬品、新素材など)。
STAP細胞、どこかで出てくるのではと思ってたら、最後のほうの質問でiPS細胞(induced Pluripotent Stem Cells人工多能性幹細胞)が取り上げられ、その絡みで梅嵜さんからちらっと「STAP細胞」が出ました。
今回はかなりレベルの高い参加者が多かったったのでしょうね、自分なんなかにはチンプンカンプンな質問が多かった。それでも自分、ド素人の強み(激爆)で、「シャペロン」「人体とタンパク質」「EC番号」「生命体」「分子標的薬」などの質問、しました。
生物学って、僕らの若い時代は古臭い学問だったイメージがありますが、いまや分子生物学に代表されるように、脳科学などと並んで最先端科学なんでしょうね。
by tiaokumura | 2014-04-20 18:54 | 富山 | Comments(4)
Commented by ヨシダヒロコ at 2014-04-22 20:44 x
奥村さん、お久しぶりです。
行きたかったのですが、前日病み上がりに1日金沢にいて、翌日ぐったりだったので諦めました。ちょうど自習している辺りの話だったんで、残念です。前にも言ったかも知れませんが、新潟にもサイエンスカフェがあって、富山の兄貴分になります。そっちは19日に化学の話をやったそうです。
Commented by tiaokumura at 2014-04-23 18:29
ヨシダヒロコさま、ブログはよく訪問させていただいております。
新潟のサイエンスカフェ、当日も話題になっていました。100回を迎えたそうで、当日「日刊工業新聞」4月21日付の漫画も配られました。「はやのん理系漫画製作室」による「つながろう、新潟のカガク!100回目のサイエンスカフェ」ってタイトル。19日の新潟は「化学をツタエル技術」がテーマだったようです。
Commented by ヨシダヒロコ at 2014-04-23 20:41 x
奥村さん、19日の新潟の演者は佐藤健太郎さんという方で、化学のブログを精力的に書かれています。一昨年にお話を聞かせていただきました。余裕があれば誘われていた懇親会にも行きたかったのに、残念でした。
Commented by tiaokumura at 2014-05-06 11:29
ヨシダヒロコさま、新潟は何回かいらっしゃってるみたいですね。僕にとって新潟は遠すぎる感じで、無理です。興味深いSC、新潟のほうが多いでしょうけど。100回ですもんね。
いつもブログ、楽しみに拝読しています。語学あれこれ、すごい!僕のような語学音痴にはただただ驚きです。


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