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サイエンスカフェ 鈴木淳也さん:「disability(できないこと)」が原動力!障害がアイディアの宝庫!

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(10月13日午前・記)
10月12日(土)午後1時過ぎ、富山大学。この日と翌日は大学祭だったんですね。若者たちが青春を謳歌していた。模擬店、コスプレ、ロックコピー演奏など。でも心なしか元気がない感じ。昼間だったせいかも。
これまでにサイエンスカフェは紀伊國屋書店、富山県立近代美術館で体験してますが、この日の会場は富山大学中央図書館。こういう部屋があったんですね、図書館2階の「プレゼンテーションゾーン」。今回の講師は
鈴木淳也さん(ソニー株式会社 富山大学生命融合科学教育学部)
で、タイトルは
「disability(できないこと)」が原動力!障害がアイディアの宝庫!
鈴木さん(アップした写真の右の方)は1966年生まれ、10歳の時に緑内障で失明。
でも、私のエンジニアへの夢は、失明後もまったく揺るぎませんでした。もちろん、いろいろな苦労はありました。でも、念願かなって、1993年、ソニーに入社!(ちらしより引用)
ソニーでは「臨場感の高いオ-ディオ技術の開発」に携わる。そして2009年、富山大学大学院・生命融合科学教育部博士課程に障害者選抜で入学。「融合」は医薬理工の融合ということ。鈴木さんの研究テーマは「音の動きで図形を表現」。鈴木さんの開発したスピーカーマトリクス、会場参加者も体験できるってことで僕も被験者をさせていただきました。音でアルファベットを聞き取る。
お話しから少し。「自分で考え、作る研究」では、「研究の着想」「試行錯誤」「仮説設定」「予備実験」「本実験」という流れのこと。鈴木さんがとりわけ大切にしているのは「試行錯誤」。また「研究で心がけていること」では「考え続け、着想」「着想したことを実験」「納得いくまでやり続ける」。
質問もできて、「音でアルファベットのような平面は表現できるのでしょうが、奥行きのある3次元空間とかはどうなのか。例えばロダンの『考える人』を音で表現できるようになるものか」って質問しました。

「ダイバーシティ(多様性)」がキーワードでもある21世紀。鈴木さんのような方がいることを知って、67歳で理科アホな自分、なんだかずいぶん勇気づけられました。鈴木さんは来春博士号を取得されるようです。
ブログ仲間のヨシダヒロコさんがお見えになっているかと思ったが(近代美術館の回でお会いした)、不参加だったみたい。知人の米屋保雄さんにお会いした。
by tiaokumura | 2013-10-12 15:07 | 富山 | Comments(4)
Commented by ヨシダヒロコ at 2013-10-16 18:55 x
あーすいません。9月からの不調が治ってなかったのです…しかも仮眠取っててネット中継も見損ねました。
Commented by tiaokumura at 2013-10-19 14:57
ヨシダヒロコさま、そうですね、ブログで拝見してます。
またいつかサイエンスカフェでお会いできることでしょう。楽しみにしてます。先日、高志の国文学館のコンサートでで山下富雄君に会いました。高校時代、数学は中西先生じゃなかったかな。
Commented by ヨシダヒロコ at 2013-10-23 23:46 x
奥村さん、山下先生ですか。しばらくお会いしてません。きっと、あちこちお忙しくしていらっしゃることでしょう。

数学は、大学出たての佐野先生と、ベテランの守先生を覚えています。中西先生って、いらっしゃったかなあ?
Commented by tiaokumura at 2013-10-30 06:41
ヨシダヒロコさま、中西君は「時代や違ふらん」(徒然草)でしょうね^^。
サイエンスカフェ、次回はパスしようと思っています。また興味がありそうな企画、あればいいのですが。
あれこれあるのでしょうが、マイペースで。ご無理なさらないように(月並みなアドバイスですが)。ブログ、いつも拝読してます。


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