(9月14日朝・記)
僕が初めて
外国に行ったのは、2000年8月、妻と二人っきりの
パリ・6泊8日。53歳にしてやっと初めての外国旅行だったから、ずいぶん晩生(おくて)だったかも。自分、当時も今も日本語以外はチンプンカンプンで、よう行けたもんだと我がことながら感心する。2回目の外国は
中国になるだろうか。2000年に用意したパスポートはその後けっこうな数のスタンプが押されている(10年パスポートなので、今は2冊目)。パリはプライベート旅行だったが、あとは全部「仕事出張外国旅行」になる。パリを再訪したいが、もう無理でしょうね。
ネパールは2008年から3年連続で訪れている。2011年に末期癌が発覚しなければその後も毎年訪れるつもりでいたのだが、無念、2010年で中断し、おそらく再び行くことはないだろう。
9月14日(土)、富山駅前CiCで「
多国言語文化交流クラス」を受講。このクラス、いつもは午後1時半からだが、この回は3時半~5時で、同クラス第113回「
ネパール&ネパール語」、講師は富山在6年、富山医科薬科大学(現在は富山大学)でかゆみの研究をなさっている
Subash Adhikariさん。お話は日本語で。日本語学習歴は1年とのことですが、実にきれいな日本語でした。
①ネパールを数字でとらえる。848の鳥類、500の蝶、世界トップ10の高山のうち8つがネパール、103民族、92言語、3000以上の寺院。
②国旗は世界で唯一四角形ではない国旗。赤は国民の勇敢さ、青は平和を表す。2つの三角形はヒマラヤの山々であり、ヒンドゥー教と仏教も表す。
③国鳥はニジキジ、国花はシャクナゲ、国家動物は牛。
④民族は、インド・アリア系とチベット・ミャンマー系に2大別される。
⑤シェルパ族、ネワール族、タール族について動画(音楽・踊り)も交えて説明。
⑥「とにかく祭りが多い国」。9月末または10月初めの「ダサイン」(奥村注:ネパールはヴィクラム暦)。目上の人が目下の額にティカをつける。ティカは米・赤い色素・ヨーグルトからなる。「ティハール」は5日間。初日が「カラスの日」、以下、犬・メスの牛・オスの牛・兄弟の日と続く。カラスは死の神様が乗る。「ティーズ」は女性の祭り、この日女性は断食し1日中踊りっぱなし。
⑦義務教育制度はない。識字率は65.9%(2011年)。国民医療保険制度は存在しない。
⑧東西150km、海抜70~8848mの国に、実に多様な生物がいる。生物多様性。
⑨民族・宗教においても同様に、多様性の中の共生。
この日のお話にも出てきましたが、日本人はお釈迦様をインド生まれと思っていますが間違い。ネパールのルンビニで誕生した。富山に確か「ルンビニ園」って施設があります。