我が人生も青春・朱夏・白秋と過ぎ去って今や玄冬なのですが(照)、毎年早春の楽しみが「
三島由紀夫展」。今年もそろそろと思って「
隠し文学館 花ざかりの森」のサイトを訪問したら、予告が載っていました。以下、ご案内。
新資料でよみがえる 三島由紀夫 展Ⅵ
―「三島、俳句への憧れを語る」-
三島由紀夫には、28歳ごろまで作った101句の俳句が確認されている。
三島が俳句への憧れを語り始めたのは、奇しくもこの28歳ごろからである。
平成25年2月26日(火)~3月20日(水・春分の日) 休館日/毎週月曜日
午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
同時開催 ミニ展示-「美しい星」と人類救済の試みー
三島由紀夫(みしま・ゆきお1925-70)と俳句って意外な切り口ですが(そう思うのは僕だけか)、早熟な天才・平岡公威(ひらおか・きみたけ)にとっては俳句はお手の物だったのかもしれませんね。芥川竜之介(あくたがわ・りゅうのすけ1892-1927)や寺山修司(てらやま・しゅうじ1935-83)の俳句と比べられるかも。俳句ではありませんが、三島の伊東静雄(いとう・しずお1906-53)への傾倒ぶりを、先日の朝日新聞で高橋睦郎(たかはし・むつお1937-)が書いてました。
同展の楽しみは
杉田欣次館長による「館長講話」。僕はこれに昨年も応募して当選してたのですが、
末期癌で入院してて聞けなかった。それまでは連続して受講できてたんですがねぇ。さらに昨年は、開館期間が
入院と重なって第5回展は行けずじまいでした。今年は大丈夫だと思うのですが
、今回は「館長講話」の案内がありません。今年はなしなのかなぁ。残念。
本展覧会の正確な情報は公式サイト「
隠し文学観 花ざかりの森」でご確認ください。
アップした
写真は同サイトのポスターを写したものです。
(2月18日午後・
訂正&追記)
北日本新聞2月16日付に本企画展の記事がありました。
①上記記事に書いた「館長講話」、今年もあります。3月10日(日)「
記念講話」。申し込みは6日前までに往復はがきで同館に。関連イベントは他に「読み聞かせ」「文章講座」がある。
②同記事に引かれている俳句2句。
香水のしみあり古き舞踏服(16歳)
散花や仏間の午後の青畳(15歳)