地元紙・
北日本新聞に今年元日から連載されていた「
やわらかな手で 第1章:ひとつ屋根の下で」が1月15日(火)に13回で終った。このブログでも何回か取り上げさせていただいている
NPO法人「にぎやか」(阪井由佳子理事長)の活動が中心の連載であった。取材担当は尾山善昭・高橋良輔。
阪井由佳子さんとはこの間「NGO・NPO新春ネットワークパーティー」で何年ぶりかで会った。当日の彼女はバンド「イワズモガナ」のライヴ出演(担当はヴォーカル)。相変わらずパワフルで笑顔がかわいかった。「
このゆびとーまれ」の
惣万佳代子さんもそうだが、お二人には変な意味じゃなくって「女」を感じる。男では思いつかない発想・男には無理な行動力・男ではできないネットワーク作り・男の及ばない構想力など、「女」を武器にしているという意味じゃなく、
アホな男たちを軽く乗り越えて地についた活動を展開しておられる。
「
富山型デイ」は今や全国区ですが、「このゆびとーまれ」が最初で「にぎやか」が第2号。
富山型デイサービスは、93年に富山県で生まれた。高齢者も障害者も子どもも、一つ屋根の下で支え合いながら過ごす新しいケアのかたち(連載第1回「静かな時間」)
連載第1回では「
山谷じいちゃん」のことが出てくる。僕は既に阪井さんのブログやにぎやかからの通信で既知の事だが、山谷司一さんは阪井さんの「
かっぱ庵」で過ごし昨年3月29日に家族やスタッフに見守られてご逝去、93歳。
・・・
にぎやかは、死ぬこともありのまま受け入れることを目指し、10人をその畳の上でみとった。/にぎやかの代表の阪井由佳子さん(44)はみとりを経験し、意外にも「死は温かい」と思うようになった。もう目を開けることのない山谷じいちゃんの顔は穏やかだ。阪井さんは声を掛けた。/「あっぱれ、じいちゃん」(同「静かな時間」
惣万佳代子さんも阪井由佳子さんも、僕なんかと違って大変なお仕事。僕なんかの想像もできないしんどさがあるはず。でも素顔のお2人は、エラぶることもなくあっけらかんとして快活。近著
『NPOが動く とやまが動く』(桂書房)から阪井さんのご発言を2箇所引用。富山弁全開です^^。
私たちスタッフは、ここを利用してくだはれる人たち、皆さんのお陰で仕事することができて給料貰ってご飯食べられる。感謝しないとダメながね。利用者さんはよく”ありがとう”って感謝しとられるけど、こっちの方こそ感謝。ディズニーランド行っても障がい持っとられる人たちと行くから早く乗り物に乗れるしね、感謝やちゃ(同書p159)
人間ってみんな、ご飯食べてウンコして寝るを繰り返して、死ぬがよ。深刻に考えないで自然に受け止めればいいんじゃない(同)
阪井さんは目下タイ旅行中(のはず)。いいなぁ。羨ましい。阪井さんのブログ「にぎやかだ!私」は
こちら。NPO法人「にぎやか」の公式サイトは
こちら。