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「いとな 第1号(itona vol.1)」(Publication Office)

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女子」「女子力」「女子会」ってことば、ここ数年の「流行語」でしょうね。いつ・どのあたりから始まったんでしょうね。女性が気安く一人旅や居酒屋を楽しめるようになったとか、歴女とか鉄女とか女性がそれまでは男性占有だったジャンルに進出したとか、男が元気なくだらしなくなった中で女性の活動・活躍がめだつようになったとか・・・いろいろあっての「女子」「女子力」「女子会」なんでしょうね。かつては「女・子ども」とか蔑視されてたわけですから、この風潮、いいことです。「女子」「女子力」「女子会」にはオトコなんかに媚びないぞってぇな凛としたパワーがみなぎっているのかも。Googleで検索してみると(ググってみると^^)、「女」30億1000万、「女性」16億4000万、「女子」9億9000万でした。「女子力」は2860万、「男子」は6億7500万でした(9月8日現在)。

アップした写真
富山に生きる女子たちが、自ら綴る。
あたりまえだけど、トクベツな日常。

ってコンセプトで登場した情報誌の創刊号です。
この雑誌の発行は、先週だったか帰宅して夕食前、たまたまTVを見ていたら(どこの局か忘れた。NHKではなかったような・・・)、紹介されてました。ネットで調べて、注文方法がわかり、早速注文、9月8日に届きました。公式サイトから引用すると(上述のコンセプトもサイトに書いてある)
「itona」は、富山の風土に向き合って生きる20~50代の女性たちがカメラ片手に自らペンをとり、自分たちの日常を紹介する冊子です。
とのことです。

創刊号に「itonaな16人の女子たち」として雑誌スタッフが載っています(pp006-015)。僕は職業柄富山の女性の友人・知人がけっこういますが、16人の中で知っている方は1人だけです。16人は「・・・年齢や仕事、立場もいろいろ。農家や陶芸家、建築家など、その道のプロフェッショナルのほか、社長や自営業者もいるし、会社員やバイト生活をしている女子もいます」(p006)。16人中5人が「旅の人」。「よそ者・わか者・ばか者が地域を変える」とかって名言がありますが、富山も確かに当てはまりそう。僕は「せめて成りたや『ばか者』に」かな(謎爆)。
編集長の明石あおいは京都府出身で「せけん(世間)デザイナー」が肩書。最初、石鹸デザイナーかと一瞬思った(激爆)。彼女は今号は「生活感あふれる日本のベニス 内川」(pp108-115)の文・写真を寄稿。内川の魅力・町の情景・グルメ。
食べたいます寿し食べ比べ」(pp144-148)では「自分が食べたいます寿しを持ち寄って、食べ比べてみました」(p144)。ランキング付けはなく、10銘柄の「ますの色と厚み」「ますの生感と酢飯の味」「食べた感想など。」について紹介。僕はこの中では「青山」と「小林」が好きです。「・・・一番好きなものを聞いてみると、なんと3分の1の票があるお店に集中」(p146)ってことですが、どこなんでしょうね、ちょっと気になります。
本誌の特徴の1つは、全てに英訳が付いていること。スタッフのクリスティーナ布谷らによるものなんでしょうね。大伴家持
藤波の影なす海の底清みしずく石をも珠とぞ吾が見る

The water surface that reflects the shadow of wisteria is very calm, so even the stones in the buttom of the sea look beautiful as a treasure.
となっています(p069)。

本誌、新しいタイプの情報発信誌で造りもとても丁寧な本。「年2回の発行をめざし」、「itonaな女子たちは、最低でも5年間は連続して関わりたい」(p015)とのことで、ともすると舞い上がりがちな創刊号で、情熱的but冷静に先を見つめている印象。同人誌は三号でつぶれるとかって言いますが^^、この情報誌、更に富山女子を結集してきっと5年以上は続く感じがします。

「いとな」の意味や本誌購入方法など詳しい情報は公式サイトのこちらまで。
by tiaokumura | 2012-09-09 07:20 | 富山 | Comments(2)
Commented by 明石です at 2012-09-18 17:41 x
このたびはご紹介くださり、ありがとうございます!
ほんとに、最低5年は続けたいと思います(笑)。
次回は富山の「冬」の日常をいっぱいお届けする予定です。今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by tiaokumura at 2012-09-20 07:20
明石です様、ご訪問並びに初コメント、ありがとうございます。
itonaファンとまでは自称できませんがこれからも期待しております。余計なことかもしれませんが、一般書店にも置かれたらいいのに、と思います。
拙いブログですが、これからもよろしくお願い申し上げます。


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