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ボストン美術館 日本美術の至宝@東京国立博物館 平成館

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(6月13日朝・記)
今回の東京旅行の一番の目的は
ボストン美術館 日本美術の至宝
6月9日(土)朝、築地から日比谷線で上野。日比谷線・上野駅から上野公園へ。坂道もあり癌患者(照)の身にはけっこうきつい歩きだった。上野公園に入り東京国立博物館へ。上野公園には文化施設がいくつもあるが、翌日の6月10日(日)が最終日とあってか博物館を目指す人が多そうな感じ。公園の外れのほう、信号を渡り博物館へ。チケットを購入し平成館へ。東京国立博物館は数年前ダ・ヴィンチを観に来て以来になるかなあ。あの時は本館だった。すごい人出だった。今回はそこまでの人でもないが、平成館前で行列。係員に「1時間待ちくらいですか」って聞くと「2、30分待ちです」とのこと。
入館。展示は「プロローグ コレクションのはじまり」「仏のかたち 神のすがた」「海を渡った二大絵巻」「静寂と輝きー中世水墨画と初期狩野派」「アメリカ人を魅了した日本のわざー刀剣と染織」「華ひらく近世絵画」「奇才 曽我蕭白」に分かれる。「吉備大臣絵巻」と「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」が2重、3重・・・の人並で一番の込みよう。おかげで(?)長谷川等伯「龍虎図屏風」伊藤若冲「鸚鵡図」曽我蕭白「雲龍図」も意外とゆっくり観られた。
日本にあったら国宝級の数々。明治時代に廃仏毀釈などという愚かな施策により焼却・散逸が必至だったところを救ってくれたアーネスト・フランシスコ・フェノロサ(Ernest Francisco Fenollosa1853-1908)、ウイリアム・スタージス・ビゲロー(William Sturgis Bigelow1850-1926)。海外にあるのは残念だが、それも明治前半の日本人が馬鹿だったからなのだから、お二人にはただただ感謝の念でしょうね。もちろん岡倉天心(おかくら・てんしん1863-1913)の熱意にも後世の日本人として感謝。

この展覧会、東京はこれで終了し、この後名古屋に巡回します。僕は6月28日(木)の名古屋入国管理局出張を利用して名古屋展も観に行こうと思っています。
by tiaokumura | 2012-06-09 12:44 | 美術 | Comments(0)


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