龍寿司@築地

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(6月13日朝・記)
東京2日目・6月9日(土)、6時前に山の上ホテルで目が覚める。前日のチェクイン時に朝日と讀賣の朝刊を2日間分頼んだはず(有料)なのに、ドアの外に届いていない。結局この日は新聞は忘れられていた。山の上ホテルは、ホスピタリティというか従業員教育では指折りのホテルだと思っていたが、こういうこともあるんですね。
7時半、山の上ホテルを出る。この日、あいにくの雨。駅売店で傘を買う。600円也。丸の内線・お茶の水から銀座に出て、銀座から日比谷線で築地。この日の朝食は築地で。
日本橋三越近くのスナック・パルムで働いていた頃(1970年代)、頻度は異なるが築地に挽肉、アメ横にピーナッツ、合羽橋に調理道具の買出しに出かけていた。築地は毎週のように出かけていたでしょうね。築地駅を出て本願寺を左に見て晴海通りの交差点を渡る。新大橋通り沿いの「井上」で食べるラーメンが、築地買出しの楽しみだった。あの当時、月給のこともあったでしょうが、築地でお寿司なんて発想はなかった。「小僧の神様」みたいな紳士と出会うこともなかったし^^。井上は今でもおやじさんがご健在でかつて以上に行列ができる超人気店です。
今回の築地での朝食は龍寿司。このお店は、
小関敦之『東京・築地 五つ星の味、極上の逸品』(東京書籍 平成18年8月10日第3刷)
で知りました。新大橋通りを行くとガソリンスタンドが左手にあり、そこを左折。飲食店が目白押しの「魚がし横丁」の水神社すぐ近くに龍寿司がある。運がいいことに並ばなくても入れた。僕が入店後行列ができた。
女将さんと少しおしゃべり。昭和34(1959)年の創業。先代は数年前に70代で亡くなられた。卓球が好きで荻村なんかも育てたとのことです。すっごいですねぇ。現在は女将と若い衆で江戸前寿司の伝統を守っている。セットメニューのをいただく。7貫1巻。今の自分にはこのくらいの量がちょうどか。日本酒、ぬる燗で。僕は癌発覚後、ほとんどアルコールは嗜んでいなかったのだが、前夜も少し生ビールと紹興酒を飲んだ。ほんのちょっとずつだが、今回の東京旅行中の食事、酒類も少々いただく。
龍寿司、赤貝もよかったがアナゴが絶妙だった。僕が生涯食べたおいしいものベスト10に入るでしょうね。上述の『東京・築地~』から引用。
江戸前の太くて大きい穴子を丁寧に塩もみし、弱火で煮ること3時間。口の中でほどけるように握られたシャリと、見事なハーモニーを奏でるやわらかさに仕上げる。皮目を上にして握るのがこの店の穴子の特徴で、傷がつきやすい面をあえて表に出すのは、技術の高さに裏打ちされた所作であろう。(p012)
同じく同書によると、「この店のアナゴの握りは故・松下幸之助氏の好物」だったそうです。
築地は外国人も大勢見かける。以前は欧米系が目立ったが今はアジア系(中国・台湾・韓国など)も多そう。龍寿司のカウンターで隣りはインドネシア人の若者でした。少しおしゃべり。彼、父子で観光で来日とか。
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by tiaokumura | 2012-06-09 08:56 | 美味録12年 | Comments(2)
Commented by 粕谷謙治 at 2012-06-11 19:04 x
食事の量も少しずつ増えているようですね。
私もおいしいものが食べたい!!
Commented by tiaokumura at 2012-06-17 10:22
粕谷謙治さま、コメントありがとうございます。
抗癌剤、今度は22日からだったかなあ。おいしいもの食べましょう。いつも残飯係みたいなことさせてごめんなさいね。助かっています、自分。


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