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富山県立近代美術館

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4月3日(火)夜のTV。BS日テレ『怨の人・孔子伝』(6時~)、中国ドラマ、いしだ壱成が顔回役で出演。いしだの中国での活動ぶり、いつだったかTVでやってました。BSプレミアム『幕末太陽傳』(9時~)。夭折した天才映画監督・川島雄三(かわしま・ゆうぞう1918-63)の傑作。このあいだ、フォルツァ総曲輪でも上映していた。TVはそれと同じ「デジタル修復版」。フランキー堺・南田洋子・左幸子(富山出身です)・石原裕次郎・芦川いづみ・小林旭ら当時の日活の主だった俳優が総出演みたいな映画。「居残り左平次」「品川心中」「三枚起請」など落語世界がふんだんに。裕次郎が高杉晋作役で、三味線をつまびきながら「三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい」を唄う。『幕末~』を中断して、NHK-Eテレ『テレビで中国語』(10時~10:20)、この日が第1課。講師は陳淑梅。最近は知らないが何年か前もこの老師で、彼女は日本語教師の僕にも参考になる教え方の持ち主。
前夜はそんな具合でTVをけっこう見て、グズグズ日付が変わるまで起きていたのだが、3連休2日目の今日・4月4日(水)は午前5時半起床。年寄りは朝が早い(汗)。朝日新聞、この時間にはもう配達されているのですね(地元紙の北日本新聞はまだ)。新聞・朝食・片づけなどをして、10時前に車で家を出る。北陸銀行→コンビニ→富山県済生会富山病院→富山北郵便局→富山市民病院と回り、この日のお目当ての富山県立近代美術館(アップした写真は同館)の駐車場に車を停める。

企画展「パリで学んだ画家たち 芸術の都でみた光
岡本太郎「赤い兎」「明日の神話」、駒井哲郎「人形と小動物」、野見山暁治「みくりが池」、金山康喜「食前の祈り」「パリの風景」、前田常作「銀河瞑想」「天の浮船」、鴨居玲「海の人」など。一度実物を見たいと想っていた南佳子(みなみ・けいこ1911-2004)、「版画集『空・鳥・水』シリーズ」10点組が出展。
4月8日(日)まで。入場料・一般500円(常設も鑑賞可)。

昼食は近代美術館近くのサンマルク(SAINTMARC)富山太郎丸店。ジジイが一人で入るには勇気が要るレストランです^^。3分ほど待って2人掛けテーブル席に案内される。単品の組み合わせでと思っていたのですが、この時間帯はランチセットのみ。レギュラーランチ(2品から選択。「やわらか蒸し鶏とベーコンのクリームグラタン」にした)+ランチスープ(コーンスープだった)+パン。「ベーカリーレストラン」を謳っているだけあってパンはおいしかった。食べ放題ってことでしょうね、ウエートレスがパンを持って巡回。3口大のこぶりなパン各種。僕はココア・クルミ・チーズ・ベーコン・よもぎ・ひまわりを食べました。グラタン、この間苦い失敗をしていたのを忘れていた。ほとんど食べられず。

再び富山県立近代美術館
常設展示室Ⅰ~Ⅳ。アルベルト・ジャコメッティの「裸婦立像」は何回・何十回観ても飽きないし「生きる」勇気を与えられる。僕にとってのNo.1美術作品。それが富山にあるのですから僕は実に幸せ者です。
富山県立近代美術館・奥村十選(順不同)。
アルベルト・ジャコメッティ:裸婦立像
ジョルジュ・ルオー:パシオン
ポール・デルヴォー:夜の汽車
パブロ・ピカソ:肘かけ椅子の女
マルク・シャガール:山羊を抱く男
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック:マンジの肖像
ルネ・マグリット:真実の井戸
アンディ・ウォーホール:マリリン
ジャコモ・マンズー:着衣の少女
ジョアン・ミロ:パイプを吸う男
他にも、アンリ・マティス:ナイフを投げる男、マルセル・デュシャン:トランクの箱、パウル・クレー:名誉毀損、ワシリー・カンディンスキー:万聖節、マックス・エルンスト:森と太陽、サルバドール・ダリ:アメリカのクリスマスのアレゴリー、ジャクソン・ポロック:無題、サム・フランシス:無題、ジョージ・シーガル:戸口によりかかる娘、フランシス・ベーコン:横たわる人物、舟越桂:澄みわたる距離、亀倉雄策:東京オリンピックなどなど。瀧口修造のコレクションも見もの。なぜこんなに充実したコレクションかと言うと、瀧口修造(富山出身)や大岡信のおかげでしょうね。あとあの当時、県にお金があった、良き理解者が行政にもいた(?)ってことかな。

美術館(博物館なども)、どこも経営が苦しい時代でしょうね。富山県立近代美術館も同じでしょうね。僕が訪れていた時間帯、僕も入れて10人くらいしかいない感じ。スタッフのほうが多いかも^^。
県内・県外の皆様、ぜひ富山県立近代美術館に足をお運びください。
僕が考える富山の文化ベスト3は、「八尾おわら風の盆」「利賀演劇祭」そして「富山県立近代美術館コレクション」です。富山って自然や海の幸・山の幸・里の幸が有名ですが、文化の幸だってあるんです。←郷土愛、溢れすぎかも(激爆)。
by tiaokumura | 2012-04-04 12:32 | 美術 | Comments(0)


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