井上純一『中国嫁日記』(エンターブレイン)

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井上純一(いのうえ・じゅんいち1970-)
中国嫁日記
2011年9月27日第3刷(2011年8月24日初版)
エンターブレイン
950円+税

僕は職業柄、本書タイトルにある「中国嫁」にも年間15人くらいだろうか接する。ここで「中国嫁」は日本人男性と結婚(初婚・再婚)した中国人女性のこと。年齢では20代から上は40代くらいでしょうか。出身地はさまざまですが、どちらかと云うと東北3省(遼寧省・吉林省・黒竜江省)が多いかなあ。勤務先の富山国際学院で受ける代表的な相談事は、①日本語を勉強したい、②縁者(弟妹甥姪など)を日本に留学させたい、③連れ子のこと、になるでしょうか。一緒に日本人のご主人もお見えになることが多いが、こちらは40代が中心で中には僕と同じか年上世代も。60代70代日本人男性と20代30代中国人女性のカップルが見えたときなど、「奥村さん、羨ましいでしょ」とかスタッフに冷やかされることもあります(激爆)。
厚生労働省のデータによると、2010年の国際結婚(30207組)の夫―妻の組み合わせのランキングTOP10は、①日本―中国・台湾(10162組。以下同じ)、②日本―フィリピン(5212)、③日本―韓国・北朝鮮(3664)、④韓国・北朝鮮―日本(1982)、⑤アメリカ合衆国―日本(1329)、⑥日本―タイ(1096)、⑦中国・台湾―日本(910)、⑧イギリスー日本(316)、⑨ブラジルー日本(270)、⑩日本―ブラジル(247)のようです。僕が富山で接した中では、日本―ロシア、日本―ルーマニア、日本ーベトナム、オーストラリアー日本、パキスタンー日本、カメルーンー日本、ネパールー日本などもあるかなあ。

本書、「40才オタク夫×20代中国人嫁の4コマ漫画みたいな日常。」(帯より)。このブログは1日100人前後のご訪問者なんですが、本書のもとになったブログ(ブログは中国大陸では「博客」、台湾では「部落格」。ちなみにツイッターは「微博」、オタクは「宅男」)は「1日4万hitオーバー! 日本&中国で話題の人気Blog」(帯より)だそうですから、すっごいもんです。
井上純一(ユエ)とのお見合いについては、本書に描き下ろし長編「中年男と中国娘」が掲載(pp81-134)。月は遼寧省瀋陽(年配の日本人には「奉天」と云えばおわかりかも)で美容部員、月収3000元(現在のレートで4万2000日本円くらい)、仲村トオルと沢尻エリカのファン。月の四番目の姉が広東省広州(僕はトランジットで1回だけ行ったことがある。「食は広州に在り」でご存知の方もあるかも)で入院中に、二人のお見合いが実現する。井上の同居人「K水」によれば、井上の「ドオタクな件は・・・それこそが井上サンが中国人と結婚できる理由」(p87)。「中国の女性が夫に一番求めるのは誠実さ」で「嘘をつかない浮気をしない誠実さこそが最重要」(p88)。とは云え、月に会った井上は「こんなに若くてカワイイ女の子が・・・俺を好きになる!? どー考えてもないわ~」「この見合い絶対に失敗するな」と思う(p99)。 だが仲介の中さん(日本人。妻は中国人)の勧めで翌日デイトに。デイトの行く先は「超デカい最高級ホテル」の花園飯店(p118)。そして二人は・・・。

本書の類書に僕も読みましたが小栗左多里『ダーリンは外国人』。あのシリーズ、ずいぶん売れたみたいですね。映画化もされたかも。本書も発売1か月でもう3刷ですからベストセラーランキングに入ってることでしょうね。オタクと「80后」女性との組み合わせは確かに「濃い」感じで興味がそそられるのでしょうね。

アップした写真、本の下になっているのは朝日新聞2011年11月9日付6面の全面広告です。
ブログ「中国嫁日記」こちらです。
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by tiaokumura | 2011-11-12 13:32 | | Comments(0)


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