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入院生活も2度目なら・・・

病院の10分100円のパソコンからの投稿です(照)。自宅PCではwordで草稿を作ってそれをコピーペーストしてブログに貼り付け画面上で推敲したりフォントをいじったりしてアップ、てぇな手順ですが、ここ病院ではwordが使えない。ノートに原稿をつくりブログ投稿画面に打ち込む。コピペができないなどの制約があり、自宅での記事投稿より面倒でしょうね。それに記事1本打ち込み完成に長いと50分くらいはかかるのでそうなると500円の痛い出費^^。ブロガーにはまったく無料のエキサイトブログなのにね。

9月9日(金)
9時前に病院入り。受付を済ませ外科で待つ。待ち時間を利用して院外の薬局で先週の借金7000円を支払う(照)。病院に戻り外科からの指示で中央治療室へ。血圧測定、70-50でびっくり。再測定しても80-37、ずいぶんな低血圧。そのせいもあってか、採血、ナースてこずる。必要な血液量が集まらない。彼女、注射してる僕の右腕の上部をしきりに揉み絞る。ようやく必要量確保できたみたい。再び外科で待つ。
10時ころ、主治医Tドク診察、1週間ぶり。白血球が3400で、シスプラチン(抗癌剤)の量を80にするか70にするか60にするか迷っているとのこと(あとで80に決定)。予定通りに入院。

ナースが1Fから4F病室に案内してくれる。前回と同じ413だった。前回は413になったとき一瞬素数かと思ったが素数×素数だった。あと「4」も「9」も日本語では忌み数字だが、4Fともなると頭の「4」は避けようもない(よく知らないが、病院によっては4F・9Fは病室に当てないのかもしれない)が、さすがにここの病院に「404」とか「429」とかはない。僕は別に気にしないが、やっぱりいやな人が多いのでしょうね。病室は前回と同じ4人部屋だが、前回は入り口から見て左手前だったのが今回は右手前に。正岡子規は「六尺」だが僕はその2倍以上のスペースを確保してる。子規の「世界」と比べると僕のそれは2倍どころか2万分の1にも及ばないが・・・。
点滴前にイメンドカプセル125mg1錠。EMENDでN.J.,U.S.Aとあるからニュージャージー州にある製薬メーカーなんでしょうね。日本では小野薬品。「副作用の吐き気予防」。
12:30~18:30、シスプラチン(ランダ)など点滴数種。点滴はバッテリー付きの点滴スタンドからで、バッテリーのスイッチを抜いて1Fまで降りて散歩してたらバッテリー切れのブザーが鳴って恥ずかしい&困った^^。

薬剤師、薬の説明で来室。①食欲不振、酢飯がいい場合もある。②白血球・血小板が少なくなっているので、出血に注意。③体力が落ちているので風邪にも注意。うがい・手洗い励行。

12時昼食。前回入院時の最後は全粥だったが、今回は軟飯(なんめし)。おかずを含め7割くらいは食べた。前回入院時に見知った患者が数人あり、食堂でも会ってた。退院時には3人残っていたが今回はもう見かけなくなっている。あれから1ヶ月以上経ってるんですもんね。入院患者、前回より少ないみたい。病院にもニッパチみたいの、あるのかな^^。

6時半、夕食。前回の入院は夏至直前から立秋直前までで、夕食後もまだ明るかったが、今はもうその時間、日が落ちている。秋、なんでしょうね。食後、院外に散歩、月を愛でる。9月12日が中秋の名月だから、10日が十三夜か。

9時消灯。TVで「第31回高校生クイズ全国大会」を見る(イアホン使用)。まだ続いてたのですね、この番組。昔よく見てたころと作りがずいぶん違う。今回はいきなり全国都道府県代表52校によるスタジオでのクイズ。リリエンタールや百分率の糸、オングストロームあたりはなんとかわかったが、高校生たちにははるかに及ばない知識量だった。それもすごいがもっとすごいのは高校生の予測能力。問題を途中まで聞いただけで正しい解答を導ける。日本語教育でも読解や聴解で盛んに「予測能力」を培うようにしているのですが、今回の高校生、問題展開予測力、すごすぎる。番宣の「日本を救う最強頭脳」かどうかはわかりませんが、単なる知識詰め込みだけじゃないところ、すごい&頼もしい。
富山代表のC高校は残念ながら下位グループで予選敗退。ベスト8による準々決勝2戦を観て、10時ころになったので就寝。どこが優勝したんでしょうね。

入院1日目はかくのごとき一日だった。入院生活も2回目ともなると、どこかしら余裕があるんでしょうね。日数も短いし(1週間の予定)手術もない(抗癌剤シスプラチンのための入院)ってのも、気楽、なんでしょうね。

(9月12日午後・訂正
記事中の十三夜は「旧暦9月13日夜の月」です。したがって今年の場合は10月10日ころになるでしょうか。お詫びして訂正しておきます。
by tiaokumura | 2011-09-10 14:49 | 癌日記 | Comments(4)
Commented by アショーカ at 2011-09-10 19:39 x
高校生クイズは決勝の後半だけみました。灘と開成がいい戦いぶりをみせ、開成が勝利を手にしました!彼らは猛特訓をしてあの場に立ったのでしょうね~。彼らの脳内に流れた血と汗と涙が見えるようでした。努力したことは生涯の宝。いろんな知識がある日「ひらめき」に開花結実せんことを!!
2回目だから気楽?かどうかはわかりませんが、気を楽にしてしっかり療養してくださいね~
Commented by tubomim at 2011-09-11 21:40
我が家もこの晩、高校生クイズを見ました。高校生の皆さんの努力にすごく感動させられました。実はうちの子も友達に誘われ台場に行き、関東予選にでかました。第二戦までなんとかチャレンジしてみました。全国の最後まで残った高校生は本当にすごい!天才+努力、そして努力ですね。
Commented by tiaokumura at 2011-09-12 14:48
アショーカさま、そうですか、開成が優勝ですか。個人的には公立好きなので札幌南とか浦和とか新潟とかに期待してましたが。でも私立も国立も都道府県立も、み~んな青春ってことじゃおんなじなんですよね。馬齢を重ねた自分には彼ら・彼女ら羨ましい限りです。日本、まだまだ大丈夫とも実感。
療養アドバイス、ありがとうございます。
Commented by tiaokumura at 2011-09-12 14:51
tubomimさま、ご覧になってたんですね。中国にもああいう番組ってあるんでしょうか。
そうですか、小象君、チャレンジしたんですか。彼、もう高校生ですもんね。僕も現役高校生だったら富山県予選、チャレンジしてたでしょうね。
囲碁プロは日中韓大会ありますが、日中韓の高校生クイズ国際大会なんてあるとおもしろいでしょうね。どこぞのTV局、企画せんじゃろうか^^。


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