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「12」シリーズ(4)欧米映画監督(その1)

映画館で映画見るの大好きです。あのほどよい暗闇空間も好きだし、映画を見ながらビールを飲むのも好きです。予告編も好きです。でも最近は予告編見るだけで充分で、本編見る必要がない映画多すぎるけど(核爆)。映画料金が800円くらいだったら最高なんですが。
映画については初めての投稿になりますが、まずは、「欧米映画監督12人」を選ぼうという大胆にも大それた試みから。何回かに分けて投稿し、最後に「12人」選ぼうと思います。
映画ファンにもいろいろで、見る映画の選択方法としては「監督で選ぶ」「作品で選ぶ」「俳優で選ぶ」の3つが基本でしょうか。僕の場合、キザかもしれませんが、ある時期までは「監督で選ぶ」でした。いい監督いっぱいいますよねぇ。欧米に絞ってリストアップしても、ヒッチコック、ベルイマン、ウェルズ、ゴダール、トリュフォー、キューブリック、フェリーニ、ベッソン、マル、スピルバーグ、エイゼンシュテイン、カザン、ロッセリーニ、ストーン、キャメロン、デミ、フォード、リンチ、コッポラ、ルーカス、チャップリン、ポランスキー、ベルトリッチ、ヴィスコンティ、ヴァディム、アントニオーニ、ゼメキス、レネ、クレール、ブニュエル、ルノワール、パゾリーニ、ルルーシュなどなど。昔、ジョルジュ・サドゥールの『世界映画史』(みすず書房)持ってたんですが、お金に困って古本屋に売ってしまった。今でも入手可能なんだろうか。買い戻したい。あの本、確か箱入りでオシャレ&有益な本だった。
前説だけで今日のページ終わりそうなので、以下、欧米映画監督集。なおタイトルは邦題、年は日本公開年を原則とします。間違った情報もあるかもしれませんので、正確なフィルモグラフィは各自お調べ下さい。

ジャン=リュック・ゴダール(1930~。フランス)
結論から先に言うと、彼が古今東西の全映画監督中僕にとってのナンバー1です。「気狂いピエロ」だけでも10回以上は見ました。「ゴダール全集」(全4巻。竹内書店。若き日の蓮見重彦が訳・監)も揃いで持ってます。ネットで調べたら、古本屋価格で45000円以上。学費に困っても売らないだろうけど^^。ゴダールについては、たくさんあるので、今はこのくらいだけで。

イェジー・カヴァレロヴィチ(1922~。ポーランド)
北日本新聞の久世光彦の葬儀記事を読んでて「あっ」と思った。映画監督の本木克英(1963年、富山県生まれ。早稲田大学→松竹。「釣りバカ日誌」シリーズなど)が「が中学・高校と久世さんと同級生で・・・」。なんだかミッシングリンクがつながったような奇妙な印象。本木監督のお母さんは本木英子さんだったのだ。本木英子先生は僕が高校時代の人文地理の先生。進学校だったので女性の先生は少なかった。進学至上の雰囲気の中で、本木(旧姓・岡田)先生は「気さくな理論家」とでも形容できる先生。僕たちヤンチャな高校生の心情を理解し、僕たちが「おとな」に成長するのを応援してくださった、ような気がする。もう40年以上前のことになるので、自分の過去を美化してるかもしれませんが。先生はいろいろな活動に携わられていたようで、(ここでやっとカヴァレロヴィチとつながるのです。前段が長~い!)、僕の記憶に間違いなければ、先生は(アートシアターギルド系?)映画鑑賞会のようなサークルにも所属されていて、僕たちに「この映画、いいわよ」とか言われた。その映画がカヴァレロヴィチ「尼僧ヨアンナ」(62年)。僕が(たぶん)ちゃんとして見た最初の「洋画」だった。高校生の分際で何もわからないまま見てたのだろうが、悪魔払い・エロス・残虐などに、「これが映画というものなんだ」と素朴な感想を抱いた。洋画開眼。ナチや当時のポーランドの政治状況を踏まえた映画で、ヨアンナが経血を壁に塗り、ゾッとするような笑みをたたえる場面が有名です。それにしても、こういう映画を高校生の僕たちに紹介できた本木先生(僕たちは仲間内で彼女を言うときは「英子ちゃん」と呼んでいた)は凄い先生だったのだなぁ。今だったら教育委員会から「不適格教員」なる烙印が押されてたかも(核爆)。先生は今もお元気なようで、いつかお会いしたいものである。僕なんかのこと(僕は人文地理はとらなかった)は覚えておられないのだけど(爆)。
尼僧ヨアンナ」以外はほとんど知らない監督(他には「戦争の真の終わり」など)ですが、僕が「洋画」にハマるきっかけになった映画の監督です。
by tiaokumura | 2006-03-29 21:28 | 映画 | Comments(5)
Commented at 2006-03-29 21:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 哲ちゃん at 2006-03-29 23:07 x
『世界映画史』ならば,「日本の古本屋」(http://www.kosho.or.jp/)というインターネット古書店で手に入るようです。購入するには,入会・登録が必要だけど,登録は無料。じつに便利で,本好きの貴兄にはお勧めです。僕もしょっちゅう利用しています。(なお,『世界映画史』は,揃いだと随分高価だねぇ!)
Commented by 哲ちゃん at 2006-03-29 23:12 x
急いで修正。日本の古本屋のURLは,http://www.kosho.or.jpです。1字大文字が混じっていました。
Commented by 哲ちゃん at 2006-03-29 23:13 x
急いで修正。日本の古本屋のURLは,http://www.kosho.or.jpです。1字全角が混じっていました。
Commented by tiaokumura at 2006-03-30 15:48
哲ちゃんに「日本の古本屋」、前に教えてもらってて、メルマガも取ってます。でも知らない方も多いだろうから、このブログでご紹介、感謝。さっそく僕も調べてみましたが、う~んなお値段^^。富山大学の図書館にありそうな気がするので、そこで借りようかと。大学の入学式、4月7日です。2回目(核爆)なのでそんなに緊張はしないとは思いますが、正直言うと、恥ずかしい(自爆)。


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