(7月9日夜・記)
川田有紀子先生「観世流華川会」でご面識を得た方のお一人が
碓井さん。碓井さんは、有能なビジネスパーソンでいらっしゃるようです。謡の席では仕事なんて無粋で野暮な話題^^はほとんど出ませんが、まあ、僕が碓井さんと接している中で碓井さんは相当なビジネスキャリアをお持ちだとお見受けした。華川会の6月の飲み会で、
富山国際学院で日本語研修をしている
ビクトリアクラブ(ウラジオストク)のことが話題になり、碓井さんから奥様がビクトリアクラブの子どもたちを対象に「
和菓子・抹茶教室」を開けるかもというありがたいお申し出。
6月29日午前10時、
碓井千春先生、富山国際学院にご来校。ビクトリアクラブ・プロジェクトのチーフの
増山満美子さんも交え3人で打ち合わせ。7月5日午後、課外活動「和菓子・抹茶教室」実施決定。
当日までに、学院近くの地区センターの調理室・研修室使用を申し込み、学院スタッフから人数分のエプロン・三角巾(または代用品)を貸してもらう。
7月5日午後1時頃地区センターに行ったら、
碓井千春先生、既にご先着。お母様が助手をなさるとのことでご同道。ごあいさつ&打ち合わせ、まな板・皿などのチェック。
1時半前、子どもたち集まる。自己紹介のあと、碓井先生のガイダンス(通訳は
ターニャさん)。碓井先生のお嬢さまが中学1年生だそうで、今回のビクトリアクラブの一番下は13歳なので、先生には子どもたちに親しみを持っていただけたみたい。
和菓子2品。まず「
朝顔」から。先生ご用意のレシピに沿って作る。ピンク30g、あん10g。あんをピンクに包み込み、布をかぶせて上から押し凹ませる。緑で茎や葉を飾り付けして出来上がり。子どもたち、和菓子作りなんて初めてですが、ずいぶん上手に作っていました。僕は不器用なので(恥)、写真係や洗い物係や運び屋を担当。
次に「
万両」。みどり25g、白5g、あん10g。みどりを平たくし白をはりつけぼかす。あんを包み込み、布をかぶせて形を整える。赤い玉をつけて出来上がり。
もう1品、予定外で「
さくら」も作った。
和菓子ができあがったところで、隣りの研修室に移動。テーブル・椅子席をしつらえる。和菓子をいただく。「ロシアの子どもはあんが好きじゃない」って事前情報があったので心配だったのですが、一人を除いてみな食べていた。僕も2ついただく。それから
お抹茶。茶筅を使って各自自分のいただく分をたてる。これまた何人かの子どもがお代わりしたのでビックリ。
3時半頃終了。最後に集合写真。
碓井千春先生
7月5日はありがとうございました。
先生・お母様のおかげで、子どもたちは貴重な体験をすることができました。
これをご縁に、今後ともよろしくお願い申し上げます。
まもなく子どもたちの書いたお礼状が届きます。外国人の書く日本語は初めてかもしれませんね。拙い日本語ですが、子どもたちの精一杯の感謝の気持ちを汲み取っていただけましたら幸甚です。