人気ブログランキング | 話題のタグを見る

長谷川等伯

長谷川等伯伝(奥村隆信)
長谷川等伯(はせがわ・とうはく天文8年1539-慶長15年1610)。能登国七尾畠山氏家臣奥村家の子に生まる。幼名又四郎、後に帯刀。画業に措きては長谷川信春と名乗り、日蓮宗仏画や肖像画をよくす。元亀2年1571頃上京、当代第一人者の道を志す。京にて当時隆盛の狩野派に学びつつも、独自の画風を追求す。とりわけ、「雪舟五代」と称せしごとく、雪舟を範とす。40代頃には、長谷川派と一目置かるる画業工房を主宰す。仙洞御所障壁画の画家に任ぜらるるまでの画力を備えつも、狩野派の妨害により任に至らず、当代一人者の名を得る機会を逸す。慶長15年1610、家康の招きに与り、長谷川派顕彰並びに流布の機と捉へ江戸下向を目指せしも、72歳の高齢に長旅ぞ酷なりき、江戸到着2日後に没す。
現存する等伯作品、真偽確定のもので約80点。日蓮聖人像(富山・大法寺)・花鳥図屏風(岡山・妙覚寺)・「松林図屏風」(東京国立博物館)・「枯木猿猴図」(京都・妙心寺龍泉庵)など。

長谷川等伯展、東京国立博物館で開催中(3月22日まで)ですよね。このあと京都国立博物館に巡回します。京都展の概要は以下の通り。
没後400年 特別展覧会 長谷川等伯
会期 4月10日(土)~5月9日(日)
*期間中一部展示替え。前期は4月10日~4月25日、後期は4月27日~5月9日。
会場 京都国立博物館

仕事を調節して、できれば前期・後期各1回、京都に行ってみたい。
今夜NHKTVで等伯の再放送があります(午後10時~)。あれこれ風呂敷残業がありますが^^、前回の放送を見逃しているのでぜひ見ようと思う。

(参考)
Wikipedia、石川県七尾美術館公式サイト、長谷川等伯展@京都公式サイトなど。
by tiaokumura | 2010-03-10 21:27 | 美術 | Comments(0)


<< 第12回哈爾濱学院記念碑祭(4... 読書の春^^ >>