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川田有紀子先生・門下生、忘年会@太平橋

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(12月6日夜・記)
きっかけは北日本新聞(地元紙)の「富山“観世塾”」案内記事でした。なんで「”観世塾”」(ダブルクォーテーションマーク!)なんじゃろうと思った記憶がある。ま、ともかく案内記事にある連絡先に恐る恐るTELし、「全くの初心者ですが受講できますか」と聞いたら、主催の松友会・松下覚会長から「どうぞどうぞ」のお返事。後日案内を達筆の封書でいただき、2月28日、富山能楽堂に赴く。
10月以降はサボリにサボっていますが(恥)、それでも今年7回、なんとか「富山“観世塾”」に通いました。人見知りが激しい男ですが、少しずつ皆さんの話にも加われるようになった。
7回で、小西弘通先生観世流シテ方弘諷社主宰、富山松友会顧問)の『田村』『弱法師』『船弁慶』『嵐山』『羽衣』『藤戸』『竹生島』『熊野』『忠度』『小袖曽我』『杜若』『西行桜』『賀茂』『隅田川』『小鍛冶』『経正』『班女』『玄象』『花月』『花筺』『鵜飼』、計21曲を聴くことができました。小西弘通先生の、時には憤怒のもののふの怨みつらみ、時には子を思う母の狂気のふるまい、時にはこの世のものならぬ天女のたおやかぶり、時にはまた曰くありげな好々爺の狡猾さ、あるいは恋一筋の女の情念のほとばしり、あるいは慫慂として死地に赴く若武者の青春の華、あるいは現世への断ち切れぬ執着に身悶える者、あるいは花に酔い法悦に酔い賀に酔う主人公たちなどなど、プロだから当たり前なんでしょうが、僕がこれまで知らなかった世界が現前し毎回堪能させていただいております。

「富山“観世塾”」に通って2回目だったか、松下会長から「華川会」をご紹介いただいた。「華川会」は川田有紀子師範(小西弘通先生のお弟子さんになられるのでしょうね)が主宰の会。教室が2つあり、北日本新聞社のカルチャー教室も川田先生なのですが曜日時間が合わず、富山国際学院近くのサンフォルテの教室に4月から通い始めました。ところが、『鶴亀』(初心者はこの曲から入る)を先生から習い『橋弁慶』に入ったところで仕事が忙しくなり、足が遠のいてしまった(大恥)。そんなボクに11月中旬だったか川田先生から封書。自筆お手紙には忘年会のお誘い。「お稽古に行っとらんでこういうのだけ参加ってどうなんかなぁ」とちと気が引けたのですが^^、出席のハガキを先生宛てに差し上げた。
12月5日(土)、華川会の忘年会。全部で11人。僕は年齢だけなら(たぶん)5番目くらいなんですが、この世界では最後輩なんで末席を選ぶ。皆さんの話を聞いているだけでも楽しくかつ有益。ふだんは無口なボク(照)も雰囲気につられいつしかあれやこれや発言していました。当夜はボクなんかの身分ではめったに口にできぬベニズワイガニさんも食せました。諸先輩方の前なので甲羅までは遠慮しましたが(激爆)。来年は先輩の目を盗んでこっそりカニミソをいただこうかしらん^^。
アップした写真、前列左から2番目が川田有紀子先生でその左が松下覚会長。後で肩を組み合っているのが、富崎茂樹先輩と僕です。なお、写真のブログ掲載は皆さんのご許可を得ています。当夜はこのブログのことも話題になって照れくさかった^^。
北日本新聞記事がきっかけでこういうお仲間ができ、それだけでも今年はいい1年だったかなと思う。お稽古のほうは今年はもうダメですが、来年は心機一転、もう一度ゼロからに挑戦しようと思っています。

忘年会のお店は「太平橋」でした。サンフォルテ近くで富山国際学院から徒歩10分くらいでしょうか。なかなかユニークなおやじさんのお店です。昼定食600円ということですので、12月28日(年内仕事最終日)にスタッフの粕谷さんとお昼を食べに行こうかしらん。

(12月7日朝・訂正
忘年会のお店の名を間違えておりました。当記事へのかぐら川さまのコメントにあるように「太平橋」です。
大変失礼いたしました。
かぐら川さま、ご指摘ありがとうございました。
by tiaokumura | 2009-12-05 19:30 | 謡を習う | Comments(2)
Commented by かぐら川 at 2009-12-06 23:00 x
間違っていたらゴメンナサイ。サンフォルテ近くのお店「太平・」と言えば、「太平橋」ではないでしょうか。
なお、「太平橋」は、駅北のいたち川にかかる橋の名です。ご主人ゆかりの五箇山にもある橋なので両方“かけて”いるのかも知れません、橋だけに。
Commented by tiaokumura at 2009-12-07 07:18
かぐら川さま、ご指摘の通りです。訂正しておきました。ありがとうございました。


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