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野田尚史先生 講演&ワークショップ-2010年1月9日(土)@金沢・アリス学園-

(2009年11月29日掲載)
 沓水博厚先生(金沢・アリス学園)を中心に北陸3県の日本語学校教員有志(奥村もそのメンバーの一人です)が協働して実施する「全国日本語教師研修@金沢」(2010年1月9日・10日)の1日目について、以下の通りご案内申し上げます。
 多数の方のご参加をお待ちいたしております。
                                           
講師:野田尚史先生(大阪府立大学人間社会学部言語文化学科 教授)
日時:2010年1月9日(土)12:30~16:40
内容:講演12:30~14:30 質疑応答14:30~15:00 ワークショップ15:10~16:40
会場:専門学校アリス学園(金沢市)講義室
 会場へのアクセス JR金沢駅東口より30番31番バス(円光寺下車徒歩5分)または33番バス
  (伏見台下車徒歩5分)
対象:日本語教師、日本語教育に関心のある方
参加費:2000円(別内容になる翌日も参加の場合、両日で3000円)
お申込み・お問い合わせ:
 富山国際学院(担当・奥村)
      TEL076-441-9360 E-mailtoyamaia@h6.dion.ne.jp
*以下は野田尚史先生ご自身による内容紹介です。
講演:日本語教育の新展開-言語の教育からコミュニケーションの教育へ
 日本語教育は、文の構造を教える「言語の教育」から、「聞く」「話す」「読む」「書く」というコミュニケーションを教える「コミュニケーションの教育」に少しずつ変化しています。
 しかし、日本語の教科書や日本語の試験は、コミュニケーションのためという目的を掲げていても、実際には言語学や日本語学の研究成果をもとに考えられた「文型」から出発し、文の構造を教えたり、その定着度を測っているものが多いのが現状です。
 この講演では、「言語の教育」と「コミュニケーションの教育」の違いを具体的に検討し、今後、日本語教育がどのように変わっていくのか、また変わっていくべきなのかを議論したいと思います。
ワークショップ:「言語の教育」と「コミュニケーションの教育」の分析
 「言語の教育」と「コミュニケーションの教育」の違いを実感していただくために、参加者の皆さんに日本語の教科書や日本語の試験問題を分析していただきます。
 現在よく使われている教科書だけではなく、コミュニケーションを重視した試作中の教材も分析対象にします。また、日本語能力試験や日本留学試験に少しずつ取り入れられるようになってきた新しいタイプの問題も対象にします。
 4人程度のグループで話し合いをしていただいたあと、それぞれのグループに発表していただき、全体で討論したいと思います。
by tiaokumura | 2009-11-29 18:57 | 日本語教育 | Comments(0)


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