(8月2日午後・記)
7月31日(金)午前8:15、バス2台で
富山国際学院を出発。この日は
課外学習「立山」の日。1時間ほどバスに乗り、「あるぺん村」でトイレ休憩。ここで運転手さんとも相談して、本日のメインの「
立山登山」は無理だと判断する。この時期、山の天気は割と安定しているはずなのですが、運転手さんの情報に拠ると
雄山(3003m。頂上には雄山神社)はガスってるとのこと。先日も大雪山系で遭難があったばかりなので、無理をしないことにした。
あるぺん村を出て、桂台から立山有料道路に入る。環境保護のためでしょうね、マイカーは禁止。バス1台通行料18900円なり。桂台663mから約40分で
弥陀ヶ原(みだがはら)1930mに到着。ここで1時間半くらい休憩。
写真の遊歩道をトレッキングすること約1時間。遊歩道の横にはニッコウキスゲなどが生え、餓鬼田(がきた)と呼ばれる池塘が散在する。「
餓鬼田」とはおどろおどろしい名ですが、リーフレットによれば、「
昔、立山の地獄へ堕ちた者の霊が、飢えをしのぐために耕した田としてこの名がついた」そうです。
越中おわら節で「越中で立山、加賀では白山、駿河の富士山」と歌われるように、立山は山岳信仰の三大霊山の一。立山一帯には「弥陀」「餓鬼」「地獄」「弘法」「称名」など仏教関係を冠した地名が多い。現在全国公開中で観客動員200万人を突破した
映画『剱岳 点の記』中にも「
立山曼荼羅(たてやままんだら)」が出てきます。