わが
富山は魚介類だけでも、僕が思いつくままにブリ(フクラギ)・アマエビ・シロエビ・ホタルイカ・アオリイカ・ゲンゲ・オキノジョロウ・タチウオ・サヨリ・アユ・イワナ・ハチメ・ベニズワイガニ・バイ・カキ・タラなどが挙げられ、まぁ言ってみれば富山県はうまいものが「山」のように「富」んだ県なのである。で、今挙げた食材は東京や京阪神の高級料理店で金さえ気にしなければ味わうことが可能。鮮度も、技術の進歩により、当地でいただくほどではないでしょうが、まずまずでしょうね。でも、「
あいまぜ」はいかなる高級割烹でも味わえないでしょうね。と言うか、あいまぜは典型的な郷土料理(すなわち家庭料理ということ)なので、「高級」には合わない。
その「あいまぜ」、先日の
北日本新聞の
「美味!古里レシピ」に載っていたのでここにご紹介。これシリーズになっていて、この回が47回になります。今回のご指導は
舟橋村国重で生まれ育った「とやま食の匠(伝承の匠)」の舟川智恵子さん(71)
という方です。
材料
古漬けハクサイ(たくあん、塩漬けダイコン葉でも可)50グラム
ダイコン250グラム
A(酒かす大さじ1、みそ大さじ1.5、七味唐辛子・だし昆布各少々)
作り方
1=古漬けハクサイは細かく切り、ダイコンは千切りにする。
2=古漬けハクサイとダイコンに水を加え、一煮立ちさせ、漬物の塩分を取る。
3=鍋に1を入れ、だし昆布とAを加えて15分ほど煮る(約15分)。
「こつ」は
漬物の塩をきちんと抜くこと。最初に一煮立ちさせる手間は省かない
だそうです。
似たような料理、皆様のところにもあるかもしれませんが、富山風味でお作りになってみるのもご一興かも。
「あいまぜ」と同じような富山の家庭料理「
おこもじ」ってのも僕は好きです。