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富山インターネット市民塾 10周年記念シンポジウム

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今よく言われる「ソフトパワー」の定義が僕はよくわかっていないのだが、富山の誇るソフトパワー、従来から存在するTOP3は
越中おわら風の盆、利賀の演劇祭、富山県立近代美術館
だというのが僕の持論(「私観」)です。あともちろん売薬(先用後利)や自然(山・川・海など)や食文化(山の幸・海の幸・里の幸)などもある。確か前の知事が言ってたと思いますが、富山は「『富』(とみ)が『山』とある県」なんですね。いや、「そんなん、富山県民だけが思ってるだけだ」とか「うちんとこはもっとすごいぞ」とか反論続出でしょうが^^、ま、邪気のない「郷土愛」、ご勘弁を。
で、最近の新しい富山発ソフトパワーTOP3が、
このゆびと~まれ・ポートラム・富山インターネット市民塾
ってぇのが、これまた僕の私観です。「このゆびと~まれ」のサイトは右にリンクしてあります。ポートラムは路面電車です。もう一つの「富山インターネット市民塾」、昨年めでたく10周年を迎え、一昨日土曜日、富山国際会議場で記念シンポジウムが行われ、行って参りました。富山インターネット市民塾と僕との関わりは、会員でありサポーターであり囲碁など3つの講座受講経験者です。

1月10日(土)10時開始。
これまでの活動を紹介するスライド上映、山西潤一理事長あいさつ、祝辞3人、基調講演、トークセッション。12時半頃から別室で記念パーティー。
といった進行でした。
このイベント、僕は4つの楽しみを期待して出席しました。1つ目は中尾哲雄・ITホールディングス株式会社代表取締役会長の祝辞、2つ目は基調講演で、3つ目は記念パーティー(会費の3000円はちょっと痛いけど^^)、4つ目はいろんな方との再会そして新しい出会い。1つ目、残念ながら中尾会長は急病のためご欠席で、祝辞は代読でした。

基調講演は佐藤友美子さん(サントリー文化財団)「成熟社会を共に生きる」。お名前は初めての方ですが、たっぷり堪能させていただきました。
佐藤さんの基本スタンスは「使い手・現場の発想、皮膚感覚を大切にする、今の常識にとらわれない」の3つ。僕の想いとクロスするので「そうだ、そうだ」と思いました。
世代について佐藤さんの分析では、僕たち(昭和20年代生まれ)は「走り続ける頑張り世代」だそうです。ま、そこは僕に合致しない部分もありますが、世代の括り方でいけば、きっとそうなんでしょうね。佐藤さんによれば、僕らの上世代(戦前・戦中生まれ)は「謹厳実直世代」、僕たちの後は「ワンランクアップ世代」「堅実・安定志向世代」「体感なきデジタル世代」「ロストプロセス世代」と後続(「昭和50年代生まれ」まで)します。
演題タイトルにつながる「成熟型モデル」のポイントは「共通項で集まるユニット」「双方向享受」「ビジネスも視野に」。これも、僕が今年以降考えている組織・運動体の理念としてこれまでばくぜんと考えていたことと合致して、佐藤さんによって僕の理念が言語化していただけたように思いました。成熟型モデルの事例として(講演時間が限られていたので急ぎ足での紹介でしたが)、打ち水大作戦・長崎さるく・天満天神繁盛亭・なら燈火会・このゆびと~まれ・砂浜美術館・アトリエインカーブが紹介され、どれも元気づけられる事例でした。
まだまだ他にもいろいろな学びや気づきがあり、講演を聴いてよかったと思いました。帰りに紀伊國屋書店に寄って、
佐藤友美子編著『成熟し、人はますます若くなる』(NTT出版 2008年5月初版第1刷 1600円+税)
も購入しました。

記念パーティでは3000円の元を取ろうと飲みかつ食いしすぎたかも(大恥)。柳原正年さん・井端さん・門野さん・太田さん・高緑利江さん・吉田真理さんなど旧知の方ともおしゃべりが楽しめ、新しい出会いもいくつかありました。

帰路、紀伊國屋書店のあと富山駅前CiCに行き富山市民国際交流協会原和子先生(ゆうゆう)・日南田美幸さん(協会スタッフ)と2時間近く話し込む。

で、そうやってあちこちで有意義な時間を過ごしたその帰り、富山駅北口でポートラムに乗って城川原で降りて、家路を急いでたら、人生初の交通事故に遭っちゃいました。右折する車がぶつかって僕はボンネットに飛んでついで道端に落っこちた(照)。自分のことでは人生初めての救急車に乗って日赤へ。イケメン救急医^^、右目・両膝・首などに傷、全治3週間との診立て。いや~驚いちゃいましたぁ、学生の交通事故は何度も経験ありますが、まさか自分が被害者になるなんて! あ、どうぞご心配なく、翌日の名古屋出張も無事済ませられましたから。ボクが交通事故ねぇ・・・まさに「人生、いろいろ」なんでしょうね(爆)。おもしろい?経験ができました。

あ、そうそう、写真の説明を忘れるところでした(大汗)。
アップした写真は、一昨日の記念パーティ会場で撮ったものです。僕と並んでいる方が、富山インターネット市民塾事務局長・柵富雄さんです。僕は柵さんとは数回しかお会いしてませんが、僕が考える「富山インターネット市民塾の最大功労者」が柵富雄さんなのです。そんなの僕がここで強調しなくても知る人ぞ知る事実ですが。柵さん個人の最初の「想い」が現実になったのが「富山インターネット市民塾」なのだと、僕は理解しています。このブログの本記事で、
柵富雄さんを褒め称えたい
と思います。なお、柵さんにはこのブログへの写真掲載の許可は得ています。
by tiaokumura | 2009-01-12 14:26 | 富山 | Comments(0)


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