池田学展@金沢21世紀美術館

f0030155_15455636.jpg池田学展
The Penー凝縮の宇宙-

極めて細いペン先から壮大な世界を描き出すアーティスト、池田学(1973-)。1日に握りこぶしほどの面積しか描くことができないという画面は、緻密な描写や壮大な構成によって裏打ちされた、現実を凌賀(りょうが)するかのような異世界の光景を現出させ、米国をはじめ世界的に大きな評価を得ています。本展は、池田の画業の全貌を紹介する、初めての大規模な個展です。中でも米国ウィスコンシン州のチェゼン美術館の滞在制作プログラムにより3年にわたって制作された新作《誕生》は必見です。
金沢21世紀美術館
~7月9日

池田学(いけだ・まなぶ1973-)は、昨年末だったか展覧会情報をチェックしてて知った。GW期間中開催ということで、4月30日、金沢行き。高速バス利用。北陸新幹線ができて、富山―金沢って、けっこう面倒に。高速バスが一番便利で安い。回数券を買えば、1回・片道770円です。
池田、法廷画も描いてたんですね。麻原とかの法廷画の新聞掲載、彼です。当時の新聞記事も展示。彼の少年時代の資料も展示。こういうの珍しいでしょうね。でも、どんな意味があるんでしょうね、疑問ですが。
池田の一番の魅力はミクロ&マクロでしょうね。そういう点で、雪村や山口晃に通じる。そして、今日本に来てる『バベルの塔』。池田の『興亡史』(2006年。紙、ペン、インク)、まさに現代の「バベルの塔」かも。細部に何が描かれているのか、あちこちの作品で鑑賞者の「へ~」も多数。特に子供には楽しい作品の数々。お孫さんと来るの、いいかも^^。
コレクション展1 PLAY 粟津潔」、併設。粟津の写真の他に、草間彌生(東京展、ずいぶん人気みたい)『花の束』、森村泰昌ら。

10時半ころ行ったのですが、チケット購入の行列、長かった。購入時、係員から65歳以上の割引を知らされる、ラッキー^^。1000円のところ、800円でした。
金沢、やっぱ、富山と全然違い、あちらこちら、ずいぶんな賑わい。
帰りは、金沢駅百番街の菜香樓で海鮮入り中華粥+生ビール。

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# by tiaokumura | 2017-04-30 14:31 | 美術 | Comments(0)

東京教育大学・国語学国文学(1970年)

ゴールデンウィーク、始まりました。例年だと「ラ・フォル・ジュルネ金沢」に通うのですが、今年はなぜかないみたい。東京とかでは例年通りあるみたいですが。主催者側の事情か、なんでなんでしょうね、中止。で、別の音楽イベントが金沢や高岡であるみたいですが、乗り気になれなくてそれはパス。
NHK「ひよっこ」、見てます。主にBSで7時半から。みね子、僕と同学年。彼女は集団就職、僕は大学進学ですが、同じころに上京しています。来週からは東京が舞台。
ネットに「東京教育大学学部学科専攻紹介(1970年)」ってのがあった。そこから、以下、僕の学んだ(ってぇも最後は「除籍」だったんですが^^)国語学国文学を引用。「学風が京都に近い」って、そうだったんでしょうか、知りませんでした。「桑原博史助教授」以外の先生方の授業は受けた記憶がある。記事中、あの時代の雰囲気が出てる「闘争」「ノンポリ」。卒論、もう吉本隆明あったんですね。僕は梶井基次郎や北村透谷に挑戦したけど、結局ダメだった。3年生の時には「奈良・京都の名所旧跡をたずねる旅行」が確かにあった。うっすらと覚えてます。今年、奈良旅行を計画。秋篠寺、約50年ぶりに訪れます。楽しみです、伎芸天との再会。

国語学国文学 実証的国語研究(定員30) 
 英文と並ぶ、総勢120余名の大教室である。学風は京都に近いということで、評論よりも実証的な訓注釈を重んじ、そのためか受験界には特に重きをなしている先生が多い。
 大きく国語学と国文学に分かれる。国語学には万葉集・古事記を中心とした国語学の権威、中田祝夫教授、音韻学・説話文学の馬淵和夫助教授、中世語・国語学史の小松英雄教授の三氏がいる。国文学には中世文学、特に和歌史・歌論史に造詣が深く、歌人でもある峯村文人教授、上代・中世文学の小西甚一教授、平安文学、特に源氏物語に造詣が深く、受験生にはなじみの深い鈴木一雄助教授、近世、特に俳文学の尾形仂助教授、中世、特に徒然草・擬古物語の桑原博史助教授、現代文学専攻で詩人の分銅惇作助教授の6氏がいる。昨年まで柳樽拾遺演習で人気を博していた吉田精一教授が東大専任になられたので現在はすべて文理大出身者が教授を構成することになった。
 近年、女性の進出がすさまじく、闘争そっちのけで、彼女とうまくやっていた御仁もいて、文学科の他の専攻同様、なごやかな空気がただよっている。女性の多いクラスはノンポリが多いというジンクスはここにも生きている。
 卒論は、これだけ古文の教官がそろっているにもかかわらず、約半数は現代文学で、小林秀雄のほか、吉本隆明、椎名麟三、宮本百合子等も対象に上っている。
 堅い講義の多い教育大でも、国文は羽目をはずして気軽に聞けるので、他専攻から息抜きにもぐりこむ学生が多い。また三年になると奈良・京都の名所旧跡をたずねる旅行があり、その他小グループの研究会ももたれている。「言語と文芸」は、この教室の研究誌である。
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# by tiaokumura | 2017-04-29 14:37 | このブログのこと | Comments(0)

仲代達矢:人生の贈り物(朝日新聞)

高倉健に次ぐ文化勲章は、この方かなあと思う。仲代達矢。「人生の贈り物」、朝日新聞に連載。2017年4月3日~4月21日、全14回。以下、タイトルでご紹介。(  )内は関連映画など。

勝さんの影に悩んだ「影武者」 (「影武者」)
撮影中に落馬 1週間で復帰 (「影武者」)
メーキャップ4時間 70歳の秀虎 (「乱」)
燃える4億円の城 撮影命がけ (「乱」)
初陣「七人の侍」 出演3秒だけ (「七人の侍」)
黒澤・三船コンビと演じた幸運 (天国と地獄」)
俳優への道 誰もが驚いた (俳優座養成所)
母の涙 大河ドラマ出演を決断 (「新・平家物語」)
狂気の目つき 主人公に抜擢 (「人間の條件」)
「動」の黒澤組と「静」の小林組 (「人間の條件」)
凍死しかけたラストシーン (「人間の條件」)
老いがテーマ あうんの呼吸で (「海辺のリア」)
やりたいのは光と影ある悪党 (悪人役)
今度の舞台 最後のつもりで (「肝っ玉おっ母と子供たち」)

朝日新聞、ずーっと読んでいます。人生の7割以上は朝日新聞か。
今朝の朝日新聞「男のひととき」に、僕と同年齢の方の投書。彼、「終活」。中学教員時代の資料など整理。書籍の処分。そして、もう一つ。人との関係の「処分」。
人生の転機や生き方に影響を与えてくれた人にもう一度会っておきたい。ただ会うだけでよい。(引用)
そして彼は連絡をとる。でも相手には
「忙しい」とやんわりと拒否された。(引用)
人、それぞれなんでしょうね。自分、5月か6月に会いたい人がいるかも。『舞踏会の手帖』。
朝日新聞では、羽生善治の「羽生善治の一歩千金」も連載中。「羽生」が「はぶ」「はにゅう」。「錦織」も二つ。サッカーの「なかた」、それまで中田=なかだ、だと思ってたので、「へ~」でした。
朝日には「数独」も。昨日の「数独」、数字が大きくなったような気がしましたが。★★★★以上の時、解いてます、数独。
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# by tiaokumura | 2017-04-23 14:32 | 映画 | Comments(1)

言の葉つれづれ:2017年春

谷川俊太郎「大岡信を送る 二〇一七年卯月」
本当はヒトの言葉で君を送りたくない/砂浜に寄せては返す波音で/風にそよぐ木々の葉音で/君を送りたい//声と文字に別れを告げて/君はあっさりと意味を後にした/朝露と腐葉土と星々と月の/ヒトの言葉よりも豊かな無言//今朝のこの青空の下で君を送ろう/散り初(そ)める桜の花びらとともに/褪(あ)せない少女の記憶とともに//君を春の寝床に誘(いざな)うものに/その名を知らずに/安んじて君を託そう//
大岡信「木馬」
日の落ちかかる空の彼方(かなた)/私はさびしい木馬を見た/幻のように浮かびながら/木馬は空を渡っていった//やさしいひとよ 窓をしめて/私の髪を撫(な)でておくれ/木馬のような私の心を/その金の輪のてのひらに/つないでおくれ/手錠のように//
三浦雅士
学者に深い敬意を払っていたが、学者であろうとしたことはなかった。詩が文学と芸術の中心にあると確信していた。何ごとにも強い好奇心を持ったが、好奇心を持つ自分自身というものに一番の好奇心を持っていた。・・・講演のなかで「私は物知らずですから」と再々述べていたが、謙遜ではない。知りたいことが、味わいたいことが、増えていく一方だったのだ。
大岡の身近に接して強烈に教えられたことは、人間にとってはその人格こそが最大の作品だということである。大岡は他者の人柄を、批評するよりも先に愛した。愛するに足る人柄を求め続けた。大岡の死と批評の原型はそこにあったのだと、私は思う。
村上春樹
僕にとってリズムとメロディーとサウンドは、書く上でとても大切なことです。
僕は自分も翻訳者だから、翻訳の力を信じています。・・・もちろん、翻訳を通して失われるものはある。でももしそれがよい物語なら、翻訳されたとしてもエッセンスは失われずに残るはずです。
僕の小説は二つの世界で構成されることが多い。片方が地上、もう片方が地下というように。
上林千恵子
私たち自身が、外国人に頼らないと社会が回らない現実をもっと知り、認める必要があるでしょう。
田村太郎
門戸を開けば、人がわっと押し寄せると心配されたのは、もう20年以上前の話です。生活支援政策を充実させなければ、だれも日本には来なくなります。
外国人に偏見があった人でも、○○さんと固有名詞でつながると意識が変わる例を、私は数多く見てきました。
改めるべきは、外国人を単に安い労働力としてみなす発想です。外国人とともに育った世代では、日本社会の一員として外国人を迎え入れることに抵抗感のない人が増えていくでしょう。
ジミー・キンメル
ハリウッドは国籍で差別しません。年齢と体重は差別がありますが。
(メリル・ストリープに)すてきなドレスですね? イバンカですか?
石牟礼道子
『苦海浄土』・・・誰に頼んでもらえるとも思わず、一人で闘うつもりで書きました。「もだえなりて、加勢せんば(もだえることしかできなくても加勢しなければ)」という気持ちでした。
「病まん人の分まで、わたしどもが、うち背負うてゆく」。そう語った患者さんのことばが忘れられません。みなの暮らしが豊かになる代償として、苦しみをその身に引き受けなさった。それが私でなかったのは、たまたまのことではないでしょうか。
佐藤幹夫
朝起きたときにきょうも一日数学をやるぞと思っているようでは、ものにならない。数学を考えながらいつの間にか眠り、目覚めた時にはすでに数学の世界に入っていないといけない。
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# by tiaokumura | 2017-04-22 13:31 | 言の葉つれづれ | Comments(0)

初めてのハラル@メガケバブ(名古屋・大須)

f0030155_16542664.jpg(4月23日午後・記)
子どもの頃聞いた江利チエミ(高倉健の奥さんだった。サザエさんなど)に「シシカバブ」ってのが出てきた。彼女の歌、「テネシーワルツ」が有名ですが、アラビアっぽい「ウシュケダラ」(音、違うかも)ってえのもあった。西田佐知子の「コーヒールンバ」もそうですが、日本っていろんな歌がはやる国。
年に4回くらい名古屋入管出張がある。で、今回は通常とは異なる名古屋入管出張。4月17日(月)、高速バス、富山駅前発に乗る。旅行のお供は、いずれも新潮文康(ここ、今でも本にしおり、ついてる)で
『チャップリン自伝』
『教科書で出会った古文・漢文一〇〇』
「馬上・枕上・厠上」でしたっけ、バスや電車の車中、読書好環境です。

名古屋入管、すごい混みよう。2時間以上かかってようやくお役目終了。
I.C.NAGOYA、訪問。加納さんに地下鉄を教えていただいて、目的の食事処へ。
こないだから、ハラル関係の方の日本語研修を担当。ハラル(ハラールとも表記)、もっと知りたく、ネットで検索したら、名古屋のここがヒットした。
名城線・鶴舞線と、地下鉄を乗り継いで上前津下車。小雨の中歩くこと、しばらく。左手にお店、発見。すぐには入りにくく、いったん通過^^。また戻り、入店。日本人と思しき先客1名。「初めてで」とか言って、お薦めを聞く。ここ、アルコールは、持ち込み可とのこと。店員に買って来てもらうのは悪いので、雨中、コンビニまで自分でビールを買いに。持ち込み。
アップした写真、この店のマスターと。マスターによると、名古屋に留学してた人が、ここ名古屋でこういう店を展開したそうです。マスターはトルコとシリアの二重国籍。シリア、どうなんでしょうね。ウエイターはモロッコ出身。カサブランカ。
シシケバブ、スペシャルサラダ、ポテトを食べた。「のびるトルコアイス」も食べたかったのですが、寒そうなのでやめた。

名鉄バスセンター。先に予約してた帰りのバスを変更しておいた。帰り、ひるがの高原でお土産購入。富山には10時近くに帰った。富山も雨。

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# by tiaokumura | 2017-04-17 16:54 | 美味録2017 | Comments(0)

チャン・イーモウ監督『グレートウォール』

f0030155_11441748.jpg(4月23日午後・記)
フォルツァ総曲輪がなくなって、富山で映画を観る機会が減った。中央通りにできたミニシアターは何回か行きそうですが。今年観たい映画、今のところ3本あります。
4月16日(日)、車で家を出て、ずーっと走り、婦中大橋を渡り、ファボーレに。昼食は、紅虎餃子房で、エビ蒸し餃子と生ビール。お粥も食べたかったのですが、お腹に入りきらない気がした。
3Dメガネも買って、スクリーン7のD-10で映画鑑賞。

グレートウォール』THE GREAT WALL
監督:チャン・イーモウ
原案:マックス・ブルックス エドワード・ズウィック マーシャル・ハースコヴィッツ
音楽:ラミン・ジャヴァディ
キャスト:
マット・デイモン(ウィリアム・ガリン) ジン・ティエン(リン・メイ司令官) アンディ・ラウ(ワン軍師) ペドロ・パスカル(ペロ・トバール) 他

マカロニウエスタン^^を思わせるような始まり。やがて巨大な万里の長城。そこは60年ごとに怪獣が襲来する。
チャン・イーモウ監督、現在のアジアを代表する映画監督でしょうね。でもこの作品はどうなんだろう。ハリウッドスタイルに毒されたか。黒澤の影響ってあるんでしょうかねぇ、イーモウ監督。
ヒロイン役、人気女優かも。ただ、自分、高所恐怖症(照)なんで、彼女が綱渡りみたいのする場面、3Dメガネかけて見てて、足がすくんだ。
本映画の時代設定は1000年程前のようです。

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# by tiaokumura | 2017-04-16 11:44 | 映画 | Comments(0)

サイエンスカフェ「富山湾の神秘 蜃気楼を探る」

(4月22日午後・記)
ときどきサイエンスカフェ富山のHPをチェックして開催情報を入手している。4月15日(土)、受講。今回は紀伊國屋書店の店内。紀伊國屋では併設?のカフェで開催されたこともありましたが、今回は店内中央当たりで開講。エレベーターで降りてからちょっと迷いました(照)。

木下正博さん
富山湾の神秘 蜃気楼を探る


木下さんは滑川高校で教師をされていて、今は雄峰高校。雄峰高校はこの春、富山国際学院の学生が進学しました。彼女、中国出身の優秀な学生。雄峰高校での高校生活、いろんな困難を乗り越えて行ってほしい。

さて今回。木下さんの話すテーブルに伊万里焼の大皿あり。絵付けは蜃気楼だとか。僕は途中で帰ったので見られなかった。
蜃気楼確率ってのが情報展開されているそうで、40%がマックスだそうです。
なぜ蜃気楼が発生するのか。皆さんはご存知でしたか。上方蜃気楼、下方蜃気楼ってのがあるそうです。で、上位蜃気楼のほうが珍しい現象になるとか。発生しやすい4条件ってのも説明あり。「暖気移流説」ってのが現在最も有力な上位蜃気楼発生メカの説明だそうです。

双方向なサイエンスカフェ、僕も講師から問いかけられたり、自分から質問したりと、できました。アップした写真は、蜃気楼発生を簡単な装置で実験しているところ。

2時から3時半までの講座。時間延長でしたが、僕は3時半過ぎに退出。時間内に終わってくださったほうが、ありがたかった。

久しぶりのサイエンスカフェ。今年、また興味あるテーマの時に参加したいです。

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# by tiaokumura | 2017-04-15 15:07 | 富山 | Comments(0)