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こんな授業・あんな授業(37)富山で生活する外国人のための富山弁講座

何年か前に「富山弁」の教材を作ったが散逸して見つからない(泣)。この春休みに富山弁教材を作るべく、勤務先の富山国際学院で教師陣に呼びかけた。今のところ僕も含めて3人が参加希望。予想したより少ない参加希望者ですが、まあそれはしょうがない。春休みに教材作成模索してみます。それまでに収集や使用実態把握も。外国人(日本語非母語話者)、富山でどう富山弁に対処してるんでしょうね。僕らの想定外もあるかも。一口に富山弁って言っても東西で差とかあるし。
教材、以下のような構成が今のところの案です。

富山で生活する外国人のための富山弁講座
これであなたも富山人!?
While you are living in Toyama, you’ll meet strange にほんご, 富山弁 everywhere. If you would like to comfortably stay in Toyama, you’d better to understand such にほんご.
作成:富山国際学院
目次
Lesson0 富山弁あれこれ
Lesson1 ケチャップじゃありません^^「け」「ちゃ」
Lesson2 人称詞(自称詞 他称詞)は富山弁の基本。でも年代差があります。
Lesson3 あいさつ言葉(気の毒な まめなんけ 寒なったね~ など)にも富山弁
Lesson4 音の変化(脱落 変化 挿入 など)
Lesson5 「が」はきっついちゃ
Lesson6 親族関係(あんま、おっじゃ あんね おおば 他)にも富山弁。三世代同居は今は昔かも。
Lesson7 敬語に命令形???
Lesson8 依頼・勧誘・断り表現 勘違いするとセクハラ被害も?
Lesson9 終助詞「わ・よ・ね・ま」には性差はない?
Lesson10 あなたの出会った富山弁を解説
参考 富山出身有名人

教材例
Lesson0 富山弁あれこれ こんながを耳にしたことちゃ、あるけ?
1 A:よろしくお願いします。  B:あんたらっちゃ、どっから来たがけ?
2 A:このレポート、見ていただけませんか。  B:今、忙しいが。明日、見っちゃ。
3 A:もうちょっと待ってください。  B:早う、しられま。
4 A:ご兄弟は?  B:3人なが。あんねとおっじゃとわし。
5 A:今晩はわしがだいてやっちゃ。  B:部長、私、人妻です。。。
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# by tiaokumura | 2017-02-26 14:57 | 日本語教育 | Comments(0)

村上春樹『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』

f0030155_16444840.jpg(2月26日午後・記)
村上春樹
騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編
発行 2017年2月25日
新潮社
1800円+税

帯(昔は腰巻って言った^^)より引用。
1Q84』から7年、待ちかねた書下ろし本格長篇
旋回する物語
そして変装する言葉

出版を知って、博文堂さんに予約注文。発売翌日に自宅に届いた。発売は新聞・TVのニュースになってましたね。上下合わせて買うべきだったかもしれませんが、ひとまず上巻(第1部)のみ購入。3月2日に名古屋出張なんで、往復のバスで読み耽るつもり。約500ページ。昔だったら3晩くらいで読み切ったでしょうが、今は無理っぽい。
86ページまで読みました。「プロローグ」の「私」と本編の「私」、同じなんでしょうかねえ。

妻と別れてその谷間に住んでいる八ヶ月ほどのあいだに、私は二人の女性と肉体の関係を持った。どちらも人妻だった。(p17)
彼女たちと肉体関係を持つことは、道路でたまたますれ違った人に時刻を尋ねるのと同じくらい普通のことのように思えた・・・(p18)

春樹ワールドです^^。ネタばれになるので詳しく書けませんが、肖像画描きを専らの生業としている「私」は、ある日、妻(目が12歳で死んだ妹と似ている)から思いもしなかった離婚を持ち出される。離婚して北日本を旅した後、36歳の彼は親友の雨田の世話で小田原に居を構える。そこは雨田の父親の高名な日本画家(今は認知症)雨田具彦の家。「騎士団長殺し」は雨田具彦の作品なのかも。
1Q84』は「宗教」でしたが、今回は「芸術」なのかなあ。村上春樹と言えばメタファー&入れ子式ですが、随所に出てきます。本書、英語タイトルはKilling Commendatore
村上春樹は、東京時代に波多野千寿さんに薦められたのが初めてだったかも。もう40年ほど前のこと。

小説では恩田陸『蜜蜂と遠雷』も読んでみたい。彼女、小学生時代だったか、富山にいたそうです。『火花』の又吉直樹、第2作とか。今夜のNHK-Gでそこ、放映されるみたい。『火花」は文春文庫に入った。NHKでドラマ化も。

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# by tiaokumura | 2017-02-25 16:44 | | Comments(0)

「JAPAN CLASS」

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(2月26日午前・記)

JAPAN CLASS
毎度毎度ぶっ飛んでるな!

2017年2月13日 初版第1刷
東邦出版
1000円+税


このシリーズ、これが第10弾です。当ブログで第1弾から毎回紹介してると思いますが、ここまでは「それはオンリー イン ジャパン」「一方、そのころ日本では・・・」「ちょっとは控えてくれよ、ニッポン!」「ホワイ ジャパニーズ ピープル!?」「ニッポンって、ほかの惑星だろ!?」「またニッポンのしわざか!?」「どうせニッポンのことだから」「ニッポンばっかり、ズルいって!」「次こそニッポンに生まれたい!」。
今回の大特集は「和食の世界に羨望の眼差し!」「ボクら、ニッポンのマンガ・アニメにくぎづけさ!」の2本。特集は「ニャンて国だ! ニッポンは猫まで住みやすいのか!」「ニッポンはパンもハンパじゃないな!」「ニッポンの若手選手が世界の卓球界に君臨!」「地球の裏側から日本へ熱烈ラブコール!」。

「ニッポンの日常風景」では「マスク姿の出勤風景を見た外国人のコメント」。「昆布ロード」の地図にはもちろん我が富山も^^。僕は観てませんが『君の名は。』も、「映画ファンの心を鷲掴みにする郷愁と映像美! シンカイはマコトに天才だ!」で記事に(pp58-67)。マンガ・アニメ絡みで『キャプテン翼』も(pp68-72)

NHKBSの「Cool Japan」もそうですが、「JAPAN CLASS」も、他人事ながら「ようネタが尽きんもんだ」と感心する。そして、「JAPAN CLASS」はついに「定期購読」受付、始めた。

この雑誌、外国人も読みたがりそうだが、難しい漢字や語彙もフツーに使ってる。こういうの一つの「見識」なんかも。

日本語教育」も、こういう雑誌に深い関係がありますが、先日、朝日新聞に東京都・30代女性が「職場のホ・ン・ネ」に投稿。

日本語学校で非常勤講師をしています。時給制ですが、授業時間以外は労働時間に含まれません。テストや宿題の採点、授業の準備などで、毎日計2~3時間の残業が必要。残業時間を考慮すると、時給はかなりの低水準です。日本語学校には「国際貢献をしたい」というボランティア精神のある講師が多く、学校運営は彼らの「ただ働き」に依存しているといえます。これには大いに違和感を覚えます、「働き方改革」が叫ばれる中、こうした問題にも注目してもらいたいです。

富山国際学院は「ブラック学校」ではないつもりだが、確かに日本語教師は劣悪な労働環境にあるかも。うちの場合、今年度の非常勤講師は9名ですが、彼女らの45分給の平均は2000円くらいかなあ。

別の新聞記事ですが、「西日本新聞」の連載「新 移民時代」では、語学留学生・技能実習生の悲惨な現状が報告されている。まだ全部読んでいませんが、ネットで読めます。


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# by tiaokumura | 2017-02-25 10:30 | | Comments(0)

初めてラオスの方と

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(2月26日午前・記)

皆さんはラオスって、どの程度ご存知でしょうか。僕は日本語教師という職業柄、これまでに30以上の国・地域の人と接してますが、今回、初めてラオスの方とお会いした。

写真、右手前がラオス人のペッパイリンさん(ブログに写真・記事をアップすること、彼女の了解済みです)。彼女、今回、富山大学を受験するために富山に。彼女は名古屋にある日本語学校の語学留学生で、そこの校長先生を通じて、彼女を知った。10日ほど前、校長先生から僕にメールで、うちの学生のラオス人が富山大を受験する、ついては大学までの行き方を教えてやってくれ、といったご依頼。彼女の来富は受験前日の2月24日・金曜日で、あいにくその日は僕は富山県東部で出稼ぎ^^授業日。4時半まで授業で、僕が富山市に戻れるのは5時半過ぎ。で、夕食をご一緒と計画。ただ、妙齢の女性と二人っきりってぇのも、セクハラ・パワハラの恐れがある(激爆)ので、富山市民国際交流協会の日南田美幸さんに相談のTELしたところ、彼女は少しラオス関連のプロジェクトに関わっているとのことで夕食、ご同伴に。二人っきりが防げて、運が良かった。何でもいろいろ聞いてみるもんですね。写真のペッパイリンさんと僕の間が日南田さん。僕の左は日南田さんのご紹介で、ラオス旅行経験のある方。

先日、富山国際学院の同僚の徳橋さんが、ベトナム関連のことを調べてて子ども向けのアジア各国紹介本を見せてくれた。運がいいことに、そこにラオスのことも紹介されてた。こういう本に巡り合えるなんて、ラッキーですよね。本には、石つぼ遺跡、プーニュー・ニャーニュー、百万頭の象の国、バーシ式、フランスパンなど。2月24日の会食でもそのあたり、話題にできました。ペッパイリンさんによると、ラオス語はタイ語と似てて、文字もタイの文字と似ている。

ペッパイリンさんは翌日が受験なんで、あんまり遅くまではいけないと思い、9時ころ終わりに。さすがIT時代ですね、彼女、ネットで調べて、ホテルではなくデイマンションみたいなところを2泊3日でキープ。素泊まりで3000円だそうです。翌25日、彼女からSMSで受験終了の連絡。彼女、愛知県内の私大も受験してて、発表があって「合格」とのメールも来た。よかった~。でも彼女、富山大に受かって4月からこちらで留学生活になればいいのですが。そうなったらまたお会いできますもんね。


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# by tiaokumura | 2017-02-24 19:20 | 富山 | Comments(0)

久々に母校^^の富山大学に

f0030155_1240529.jpg最近当ブログにアクセスされた方には、にわかに信じがたいことかもしれませんが^^、ワシ、59歳の時に、富山大学という大学の編入試験を受け、みごと^^合格、2年間、富山大学に通いました。還暦の時は、自分の息子みたいな年齢の先生の授業を受けていました(激爆)。で、今から9年前になるでしょうか、富山大学人文学部言語学コースを無事に卒業できた。今にして思うと、よう卒業できたと思う。その後、胃癌Ⅳ期が発現したのだから、あの時に編入できたのは人生のワンチャンスだったでしょうね。いずれにしても、ちょっと照れくさいですが^^富山大学が母校と言えます。

富山大学には卒業後、富山国際学院関係の仕事で行くことがあります。今回はそれではなくて、英語教育の国際シンポジウムに参加するために富山大学に。シンポジウム、9割以上が英語ってことで迷ったのですが(自分、This is a pen-levelの英語力^^)、午後の時間2つに出てみました。日本語教育関係で見知った方々も数人、お会いできた。

富山大に早めに行って昼食と考えたのですが、行ってみて昼食場所を見つけるのに苦労。富山大の先の小学校の近くのイタリアンで昼食できた。人気があるレストランなんでしょうね、ランチタイム、けっこう混んでた。

The Future of Foreign Language Education

World: Exploring Motivation and Autonomy

13:20-14:35

Ema Ushioda

Teacheres as motivators? Understandingmotivation and autonomy in the language classroom

14:40-15:40

Lorna Carson

Motivational goal-setting : How to use themany resources contained within the Common European Framework of Reference forLanguages

日本語教育でも「学習者中心」が言われるようになって、Autonomy(自律学習)もキーワードの1つです。ICTも相まって、ここにどのように取り組めるか、重要でしょうね。

上述に関連して、日本語教師の立ち位置も模索中。コーデネイターだったりファシリテーターだったりメンターだったり(カタカナばっかって、なんか変^^)。学習者の到達目標(何ができるようになりたいか/何ができるようになるべきか)によって、教師の立ち位置も違ってくるんでしょうな。

このシンポ、日本語で質問してもいいとのことでしたが、聞いてると全部英語での質疑応答だったんで(日本人が一つ、あとは欧米系だったみたい)、僕はビビって^何も質問できませんでした、後になって思うと質問しとけばよかった、と後悔。CEFRも日本語教育には大いに関係ある。ナショナル・スタンダード、ワールドワイド・スタンダード、なんでしょうね。


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# by tiaokumura | 2017-02-19 12:40 | 日本語教育 | Comments(0)

朝日新聞「いま子どもたちは 13の国 机並べて」


2015年12月10日~27日に朝日新聞に連載された「いま子どもたちは Minamiで生きる」は当ブログで紹介済み。今回の「いま子どもたちは」は、愛知県知立市立知立東小学校に通う子どもたち。
知立東小は日本人より外国人の方が多いという珍しい小学校で、13か国の子どもが一緒に学ぶ。
275人の児童のうち、外国にルーツを持つ子どもも含めて日本人は119人。ほかはすべて外国人だ。外国籍で最も多いのはブラジルで119人、次いでフィリピンの15人。
(第1回)
富山国際学院も多い年は10か国・地域以上の学生がいますが、この小学校、まさにインターナショナル。
言葉や文化が違ったって、認め合うことでどんどん仲良くなっていく。そんな子どもたちの姿を、全8回で紹介します。(第1回)
記事は、2017年2月9日~19日、計8回の連載。以下、回と見出し。
1 けんかの言葉 まず覚えた
2 豚肉・納豆・牛乳・・・食の違い知る
3 サッカーからかわれたけど
4 日本語 ドラゴンボールで覚えた
5 あだなは「バナナリンゴちゃん」
6 友達になったら「普通」になれる
7 違いすぎるから、気にならない
8 離れても ぎゅっと結ばれている
記事中に出てくる子どもたちの発言を見ていると、すばらしい環境で日本語を学んでいるなあ、と思う。いわば「ロールモデル」がいっぱい。でも、ここでうまくいかない例もたくさんあるだろうし、今は幸せでもこの後のことを思うと、つらい感想も。日本語は「生活日本語」と「学習日本語」の乖離がでかい。受験とか大変だろうなあ。いろんなサポートがあればいいのですが・・・。富山国際学院、「特定非営利活動法人」を名乗っているので、もっと何かしたいのですが・・・。
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# by tiaokumura | 2017-02-19 10:14 | 日本語教育 | Comments(0)